調べ、かき鳴らせ
第8回歴史·時代小説大賞、大賞受賞作品。本所松坂町の三味線師匠である岡安久弥は、三味線名手として名を馳せる一方で、一刀流の使い手でもある謎めいた浪人だった。
文政の己丑火事の最中、とある大名家の内紛の助太刀を頼まれた久弥は、神田で焼け出された少年を拾う。
出自に秘密を抱え、孤独に生きてきた久弥は、青馬と名付けた少年を育てはじめ、やがて彼に天賦の三味線の才能があることに気付く。
青馬に三味線を教え、密かに思いを寄せる柳橋芸者の真澄や、友人の医師橋倉らと青馬の成長を見守りながら、久弥は幸福な日々を過ごすのだが……
ある日その平穏な生活は暗転する。生家に政変が生じ、久弥は青馬や真澄から引き離され、後嗣争いの渦へと巻き込まれていく。彼は愛する人々の元へ戻れるのだろうか?(性描写はありませんが、暴力場面あり)
文政の己丑火事の最中、とある大名家の内紛の助太刀を頼まれた久弥は、神田で焼け出された少年を拾う。
出自に秘密を抱え、孤独に生きてきた久弥は、青馬と名付けた少年を育てはじめ、やがて彼に天賦の三味線の才能があることに気付く。
青馬に三味線を教え、密かに思いを寄せる柳橋芸者の真澄や、友人の医師橋倉らと青馬の成長を見守りながら、久弥は幸福な日々を過ごすのだが……
ある日その平穏な生活は暗転する。生家に政変が生じ、久弥は青馬や真澄から引き離され、後嗣争いの渦へと巻き込まれていく。彼は愛する人々の元へ戻れるのだろうか?(性描写はありませんが、暴力場面あり)
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笹目様
読了いたしました。もう、滂沱が止まりません。久弥と青馬と真澄のそれぞれに孤独だった魂が幸せになれて良かったです。途中も、何度も流した涙が最後に天泣となって晴れやかな余韻に浸っております。
大名家に生まれることが強いる理不尽さ。ちょうど王家に生まれる理不尽さを『月獅』で書いているところでしたので、幾度も叩頭しながら拝読させていただきました。
大名家のお家騒動、父子とは、血の繋がりとは。幾層ものテーマが見事な音曲となって、胸に深く鳴り響いています。
deko様、ご多忙と存じますところ、再びあたたかなご感想をいただき、ありがとうございます!
それぞれのキャラクターの姿にお心を寄せていただけて、大変嬉しく存じます☺
理不尽や困難を前に、どう生きるのかを描きたいというのが一番の動機なので(しかし最後はハッピーエンドがいい!笑)、それが少しでも描き出せていたら幸いです。
ご作品も楽しみに拝読させていただきますね🎶
ご丁寧なご感想、本当にありがとうございます!
笹目様
まるで映画を観ているようです。特に、久弥が刺客と対峙する場面が、秋の風景のなか緊迫した太刀捌きと薄く吐く息とぎりぎりの気魄、そして母に対する慟哭が痛く深く突き刺さりました。
描写の一つひとつに無駄がなく、笹目様の筆致に驚くばかりです。すでに作家として活躍されていて当然だと思えてなりません。
deko様、こちらへもご感想を頂き、本当にありがとうございます!
過分なお言葉、恐縮に存じます。この秋の場面は思い入れも多いので、お言葉大変嬉しく拝見いたしました。
deko様のご作品を今拝読しておりますが、溢れるようなイマジネーションが素晴らしく、驚嘆しております。こんなファンタジーはとても書けない!と舌を巻くばかりです。
ぜひ勉強させていただきます✨
貴重なお時間を頂き、感謝申し上げます!
笹目いく子
丁寧な手法は、あらためて見習わねばならぬと、顧みる心地になります。勉強させて頂きました。
夢酔藤山様、ご感想をありがとうございます!
プロの方にお見せするには冷や汗の出る出来栄えです。大変恐縮に存じます。
こちらこそ、夢酔様のご作品を拝読しているところでして、端正で深い洞察に満ちた筆致に、さすが、と感嘆しております。
ぜひ勉強させていただきます。
お時間を頂戴し、感謝申し上げます。
笹目いく子
昨晩、読了いたしました。見事なラストに、もう言葉がなく、「良かった。皆、本当に良かったね」と拍手を送るばかりで、暫く余韻に浸っておりました。一人一人の登場人物がキラキラと光っていて、情景や心情がありありと目に浮かび、音も耳に届いてくるようで、もう溜め息しか出ません。沢山泣かせていただきました。書籍化は勿論のこと、是非、実写化をと願っております。
どの人物も大好きですが、宗晴様が特に気に入ってしまいました。
また次回作も楽しみにしております。
素晴らしい作品をありがとうございました。心より感謝申し上げます。
やまの龍様、過分なご感想をいただき本当にありがとうございます!主人公がどんどん江戸から遠ざかるばかりで、どうにか江戸へ帰してやらねば!と四苦八苦しながら書いておりました。皆笑顔で終われてよかったです。
実写いいですねー見てみたいですねー(笑)
宗靖を気に入っていただきありがとうございます♪私も好きなキャラクターです。
こちらこそ、やまの龍様の作品をいつも楽しみに拝読しております。
あたたかいご感想を、本当にありがとうございます!
笹目いく子
凄いです。隙がないです。全てが丁寧で、どういう時代か、読んでて絵が浮かびます。一人一人のメインサブと言うんですかね、が、活き活きしてて気持ちも分かります。父子の別離では、電車の中でホロリときました(汗拭くふりで誤魔化す)
古地図っていうんですかね?も、把握してないといけないし、名詞も、食べ物、職業、階級、文化も、、、大変すぎる上で、三味線・唄、芸能、まで、、、踏まえての作話、、、。勉強されてるというか、いや〜、、凄いです。タダで読ませていただき申し訳ないです。
昔ほどテレビドラマを見ず、携帯小説を読む事が多いですが、何かこう、12〜24話物の時代劇を見た感じです。師匠レベルで三味線を演奏出来るカッコいい俳優が全く思い浮かばないので、ナシで。
『三味線弾きぶぜいがっ』の言葉に何度もカッチーンとしつつ『じゃ、弾いてもらおうじゃないの、侍ふぜいがっ』と抜刀してました(脳内で)。
青馬も良かったですが、私は義理兄の宗靖(?)が気に入ってます。(歴史ハッキリと覚えてませんが、上杉鷹山てこんな感じ?)いつか、お時間があったらメインになってくれたらな〜と思ってます。宜しくお願い致しますm(_ _)m
楽しく、素敵な人間模様の時代物を読ませていただき、ありがとうございました。
タケテル様、大変あたたかく、ご丁寧なご感想をいただき本当にありがとうございます!
この物語は、侍が子供に別れを告げている場面が頭に浮かび作り始めたため、別離の場面には特別思い入れがあります。青馬も宗靖も気に入っているキャラクターでして、好きなって頂けると嬉しく存じます。番外編、機会がありましたら挑戦したいと思います(^^)
この物語を楽しんで下さいまして、心から感謝申し上げます。
笹目いく子
ありきたりな言葉ではありますが、とても感動しました。時代物を読み出して日が浅いのですが、情景や登場人物の心情がスッと入ってきて、読後とても爽快でした。ささやかな一票を投じました。次作を期待しています。
pekorin様、過分なお言葉をいただきまして、本当にありがとうございます!
こちらこそ、あたたかいご感想に感動しております。読んで良かったと思っていただける終わり方にしたいなと思いつつ、この終わり方でいいだろうか…!?と迷いながら書き終えたので、そうおっしゃっていただけると大変嬉しく存じます。
いつもお読み下さいまして、心から感謝申し上げます。貴重な一票をいただきましたことも、重ねて御礼申し上げます。 笹目
時代小説が好きで、時代小説を書いている。それが文章の端々、特に序盤の数ページから感じました。
それは時代小説家としても、時代小説ファンとしても嬉しい限りです。
読んでいて、心地よい。そんな安心感があります。
筑前先生、拙い作品にあたたかいご感想をいただき、大変ありがとうございます!えっ、筑前助広様とおっしゃるとまさかあの…!?と腰が抜けそうな気持ちです。心地よいとおっしゃっていただけるなんて夢のようです。いただいたご感想を励みにさせていただきたいと思います。
書いても楽しく読んでも楽しい時代小説、大好きです。貴重なお時間を頂戴し、本当にありがとうございます。筑前先生のご活躍を、心よりお祈りしております! 笹目いく子
退会済ユーザのコメントです
渡瀬様、過分なご感想をいただきまして、本当にありがとうございます!渡瀬様のような素晴らしい書き手の方にお褒めいただくと、恐縮するばかりで心臓がバクバクいたしますが、励みにさせていただきます♪こちらこそ、お読みいただき本当にありがとうございます。 笹目
楽しませていただきありがとうございます^_^
これからの展開が、楽しみです。
夢野凛
夢野様
温かいご感想をいただき本当にありがとうございます!読んでくださる方がいらっしゃると思うと、大変励みになります。拙い小説ですが、ぜひ楽しんでいただければ幸いです♪ 笹目
退会済ユーザのコメントです
渡瀬様
そうおっしゃっていただけると大変嬉しいです。ありがとうございます♪ 三味線奏者の方々にお叱りを受けない内容になっているか冷や汗ものなんですが、奥の深い世界で書いていて楽しいです(^^) 笹目
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