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三章
百六十八話 三度、始まりの街へⅢ
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「眠そうねぇ」
「実際眠いんだよなぁ」
「まぁ、キョウくん的には退屈な内容だったものね」
スタッフや出演者が集まり、簡単な事前説明ミーティングが終わったのがつい今しがた。
といっても、主に内容はステージ上でのやり取りに対する打ち合わせが殆どで、俺の関わる内容は殆どなかった。
ぶっちゃけ、参加者として呼ばれたからその場に居るには居たが、居る意味は特に無かったよなアレ。あくびを出さなかっただけでも褒めてほしい位だ。
「俺もエリス達と一緒に外で待ってりゃよかったよ」
「流石にそれはどうなん?」
「まぁ、よろしくないから参加したんだけどさ。仕事だし」
大人は面倒くさい。
参加する意味無さそうだと判っていても、何らかの形で関わった時点で『参加しないと』な空気になる。
会社の部署内とか、小さな集まりであれば必要最低限で良いやって雰囲気になるが、同じ会社内ですら大きな会議になると「俺ここにいる意味あるのか?」って会議に呼ばれる事多かったしな。
こっちはゲーム開発に集中したいのに、「ブレインストーミングだ!」とか言われて、何故か末端の俺が呼ばれたり、ほんと在職中は会議が面倒くさかった。
しかもブレストとか言いながら、口を出すとウザがられ、結論が出るまで何時間も拘束されるのな。アレの何処がブレストなのか…………おっと、思考が愚痴っぽくなってきた。
「キョウくんとSADさんは今日は特に何もやる事無いんだから、寝てても良いんじゃない? 特に用事もないでしょ?」
「そうさなぁ……」
さっきのミーティングでは殆ど俺に関わる内容は無かったが、その殆どではない内容というのが、PvPトーナメントのシード枠だ。
前回のセミイベントでの種目別上位2チームの参加者と、エキシビジョンで勝利した俺とSADは事前にシード枠確定が告知されていたらしい。
という訳で、今日の予選は俺は不参加で良いという訳だ。
今は確かに眠いが、退屈なミーティングのせいで眠かっただけで、別に睡眠時間が足りてないという訳じゃない。
というか昨日は疲れがたまっていたのか、泥のように眠りこけてたからな。気が付いたら日が沈みかけてて、流石にビビった。
これじゃ夜寝れねぇよ、どうしよう……とか思いながら夜も爆睡したからぶっちゃけ普段よりもはるかに睡眠時間は多く取ってるくらいだ。
これで、一日目をまた寝て過ごすってのもなんか勿体なく感じるんだよな。
「予選はインスタンスでやってるんだろ? となると大会みたいに観客席から観戦する事も出来ないだろうし……」
「本部の疑似モニターからなら試合は見られるみたいだけど?」
「モニター越しか、それはそれでなんか味気ないんだよな。というか他のプレイヤーが視れないのに自分だけ観戦するのも、テスター特権で情報収集するみたいでフェアじゃねぇし」
「あ~それは確かに」
ズルは良くない。
ズルして勝っても嬉しくないってのもあるけど、単純に周りから何言われるか分かったモンじゃない。特に公式プレイヤーともなればやらせだなんだと騒がれて、企業ブランドその物を落としかねない。
当然関わってたプレイヤー全員にも変な目が向けられかねない。たった一人のズルによってだ。
こちとら、そんなところで要らない責任なんて背負い込みたかないのだよ。
ゲームでチートしたいなら一人用ゲームでやってどうぞ。対戦や共闘ゲームでのチートは即刻排除すべしが俺のポリシーだ。
「観戦も出来ないとなると、さてどうしたもんか。今回はちゃんと宿も確保してくれてるから街中駆けずり回る必要もないし、レベル上げの為に遠出するほど時間もないしなぁ」
前回でも物足りなさを感じて別の街に移ろうとしていたし、流石にもうこの街の周辺の雑魚じゃ稼ぎにならんだろう。
雑魚狩りに全くの意味がないという事は無いかもしれないが、それに時間をかけるかと言われると……
「ショッピングに行っても、買ったものは向こうに持ち帰れないしねぇ」
「アイテムがらみは殆ど意味ないな。今回みたいなイベントでもない限りほぼ向こう側で生活してるし」
「散歩がてら街の散策は?」
「前回のでエリスに付き合って全区画制覇したなぁ」
あの時は都会の景色が何でも新鮮だったから確かに楽しんでたけど、今更もう一回と言われても流石にな。
「……何もないわね」
「打つ手がねぇな」
この後やることが全く思い浮かばん。
「チェリーさんはこの後の生放送で出演するんだろ?」
「ええ。まぁ後って言っても始まるまであと6時間近くあるんだけどね」
まだ昼過ぎだからなぁ。
ミーティングは昼飯休憩挟んで3時間程だったが、本番は20時からの生放送だ。
スタッフは会場設営だったり色々準備があるが、演者は時間を持て余し気味だった。といっても、大抵はログアウトして時間までは別の事やってるんだろうけどさ。
だから、本当の意味で時間を持て余してるのなんてログアウトできない俺くらいだろう。
「エリスは夜までどうしたい?」
「探検!」
「ワン!」
「探検か~」
エリスにとっては同じ町の探検でもどうやら構わないらしい。
そういや俺もガキの頃、同じ場所に毎度秘密基地作り直しては遊んでたっけか。子供の頃は同じ景色でも楽しみ方を見つける特性みたいなのがあるのかもしれん。
単に大人の方が歳食って、考え方がスれてるだけかもしれんが。
「キョウも行く?」
「いや、俺は今は探検って気分じゃないからハティと遊んどいで」
「わかった! 行こ、ハティ!」
「ワン!」
元気だねぇ。
AIでも子供は風の子か。健全な事で何よりだ。
「ちゃんと暗くなる前には帰って来いよ~!」
「はーい!」
大人に囲まれて気を使ってるより、ああやって遊びまわってる姿を見る方が安心する。
「って、そうじゃなくて。俺自身がどうしようって話だよ」
「もういっその事、鍛錬でもして時間潰したら?」
「鍛錬……鍛錬か……」
こっち来てまでやることが鍛錬ってのもなんか悲しくなるが、マジで他にやることが思い当たらないんだよな。
「……そうだな。どうせ寝るなら、身体動かして爆睡するか」
「え、マジでやんの? 冗談のつもりだったんだけど」
「だって本気で他にやる事ねェもん」
レベル上げも、買い物も、観光も無ければ残ってるのはもうプレイヤースキル上げ位しか思いつかん。
生産スキル上げも、せっかく作った素材類すらこっちに置きっぱなしになっちまうし、そんな事の為に金を消費するのも何かどぶに捨てた感があって嫌なんだよな。
いつ何が起きて、こっちでまた野宿の危機に陥るかもしれんし。
「じゃあさ、最近私たちがガーヴさんから仕込まれてる技の練習でもしない? 最近あまりガーヴさん所に顔出してなかったでしょ? 暇なときに技の事伝えるように言われてたんだ」
「へぇ、それはちょっと興味あるな」
村を出る直前頃だと、俺はまだ戦闘よりも生活力スキルの方を優先してた頃合いだ。
だからガーヴさんよりも村のおばちゃん連中とよく顔合わせてたし、日課の鍛錬は欠かした事は無かったが、当然ながら新技とかは全然知らない。
「なら、この後少しやろっか。私の練習にもなるし、流石に今日は夜の鍛錬やってる余裕もないだろうから、その代わりに今の内に少しはね」
「そうだな……うん、そうしよう」
強くなろうと思うようになったんだ。新しい技が手に入るというなら是非もない。
「なら、街の外に行こうか。今も街中じゃプレイヤーアタック出来ない仕様になってるから、手合わせとか考えると街の外に出ないと出来ないっぽいのよね」
「了解。それじゃサクッと外に移動するか」
「実際眠いんだよなぁ」
「まぁ、キョウくん的には退屈な内容だったものね」
スタッフや出演者が集まり、簡単な事前説明ミーティングが終わったのがつい今しがた。
といっても、主に内容はステージ上でのやり取りに対する打ち合わせが殆どで、俺の関わる内容は殆どなかった。
ぶっちゃけ、参加者として呼ばれたからその場に居るには居たが、居る意味は特に無かったよなアレ。あくびを出さなかっただけでも褒めてほしい位だ。
「俺もエリス達と一緒に外で待ってりゃよかったよ」
「流石にそれはどうなん?」
「まぁ、よろしくないから参加したんだけどさ。仕事だし」
大人は面倒くさい。
参加する意味無さそうだと判っていても、何らかの形で関わった時点で『参加しないと』な空気になる。
会社の部署内とか、小さな集まりであれば必要最低限で良いやって雰囲気になるが、同じ会社内ですら大きな会議になると「俺ここにいる意味あるのか?」って会議に呼ばれる事多かったしな。
こっちはゲーム開発に集中したいのに、「ブレインストーミングだ!」とか言われて、何故か末端の俺が呼ばれたり、ほんと在職中は会議が面倒くさかった。
しかもブレストとか言いながら、口を出すとウザがられ、結論が出るまで何時間も拘束されるのな。アレの何処がブレストなのか…………おっと、思考が愚痴っぽくなってきた。
「キョウくんとSADさんは今日は特に何もやる事無いんだから、寝てても良いんじゃない? 特に用事もないでしょ?」
「そうさなぁ……」
さっきのミーティングでは殆ど俺に関わる内容は無かったが、その殆どではない内容というのが、PvPトーナメントのシード枠だ。
前回のセミイベントでの種目別上位2チームの参加者と、エキシビジョンで勝利した俺とSADは事前にシード枠確定が告知されていたらしい。
という訳で、今日の予選は俺は不参加で良いという訳だ。
今は確かに眠いが、退屈なミーティングのせいで眠かっただけで、別に睡眠時間が足りてないという訳じゃない。
というか昨日は疲れがたまっていたのか、泥のように眠りこけてたからな。気が付いたら日が沈みかけてて、流石にビビった。
これじゃ夜寝れねぇよ、どうしよう……とか思いながら夜も爆睡したからぶっちゃけ普段よりもはるかに睡眠時間は多く取ってるくらいだ。
これで、一日目をまた寝て過ごすってのもなんか勿体なく感じるんだよな。
「予選はインスタンスでやってるんだろ? となると大会みたいに観客席から観戦する事も出来ないだろうし……」
「本部の疑似モニターからなら試合は見られるみたいだけど?」
「モニター越しか、それはそれでなんか味気ないんだよな。というか他のプレイヤーが視れないのに自分だけ観戦するのも、テスター特権で情報収集するみたいでフェアじゃねぇし」
「あ~それは確かに」
ズルは良くない。
ズルして勝っても嬉しくないってのもあるけど、単純に周りから何言われるか分かったモンじゃない。特に公式プレイヤーともなればやらせだなんだと騒がれて、企業ブランドその物を落としかねない。
当然関わってたプレイヤー全員にも変な目が向けられかねない。たった一人のズルによってだ。
こちとら、そんなところで要らない責任なんて背負い込みたかないのだよ。
ゲームでチートしたいなら一人用ゲームでやってどうぞ。対戦や共闘ゲームでのチートは即刻排除すべしが俺のポリシーだ。
「観戦も出来ないとなると、さてどうしたもんか。今回はちゃんと宿も確保してくれてるから街中駆けずり回る必要もないし、レベル上げの為に遠出するほど時間もないしなぁ」
前回でも物足りなさを感じて別の街に移ろうとしていたし、流石にもうこの街の周辺の雑魚じゃ稼ぎにならんだろう。
雑魚狩りに全くの意味がないという事は無いかもしれないが、それに時間をかけるかと言われると……
「ショッピングに行っても、買ったものは向こうに持ち帰れないしねぇ」
「アイテムがらみは殆ど意味ないな。今回みたいなイベントでもない限りほぼ向こう側で生活してるし」
「散歩がてら街の散策は?」
「前回のでエリスに付き合って全区画制覇したなぁ」
あの時は都会の景色が何でも新鮮だったから確かに楽しんでたけど、今更もう一回と言われても流石にな。
「……何もないわね」
「打つ手がねぇな」
この後やることが全く思い浮かばん。
「チェリーさんはこの後の生放送で出演するんだろ?」
「ええ。まぁ後って言っても始まるまであと6時間近くあるんだけどね」
まだ昼過ぎだからなぁ。
ミーティングは昼飯休憩挟んで3時間程だったが、本番は20時からの生放送だ。
スタッフは会場設営だったり色々準備があるが、演者は時間を持て余し気味だった。といっても、大抵はログアウトして時間までは別の事やってるんだろうけどさ。
だから、本当の意味で時間を持て余してるのなんてログアウトできない俺くらいだろう。
「エリスは夜までどうしたい?」
「探検!」
「ワン!」
「探検か~」
エリスにとっては同じ町の探検でもどうやら構わないらしい。
そういや俺もガキの頃、同じ場所に毎度秘密基地作り直しては遊んでたっけか。子供の頃は同じ景色でも楽しみ方を見つける特性みたいなのがあるのかもしれん。
単に大人の方が歳食って、考え方がスれてるだけかもしれんが。
「キョウも行く?」
「いや、俺は今は探検って気分じゃないからハティと遊んどいで」
「わかった! 行こ、ハティ!」
「ワン!」
元気だねぇ。
AIでも子供は風の子か。健全な事で何よりだ。
「ちゃんと暗くなる前には帰って来いよ~!」
「はーい!」
大人に囲まれて気を使ってるより、ああやって遊びまわってる姿を見る方が安心する。
「って、そうじゃなくて。俺自身がどうしようって話だよ」
「もういっその事、鍛錬でもして時間潰したら?」
「鍛錬……鍛錬か……」
こっち来てまでやることが鍛錬ってのもなんか悲しくなるが、マジで他にやることが思い当たらないんだよな。
「……そうだな。どうせ寝るなら、身体動かして爆睡するか」
「え、マジでやんの? 冗談のつもりだったんだけど」
「だって本気で他にやる事ねェもん」
レベル上げも、買い物も、観光も無ければ残ってるのはもうプレイヤースキル上げ位しか思いつかん。
生産スキル上げも、せっかく作った素材類すらこっちに置きっぱなしになっちまうし、そんな事の為に金を消費するのも何かどぶに捨てた感があって嫌なんだよな。
いつ何が起きて、こっちでまた野宿の危機に陥るかもしれんし。
「じゃあさ、最近私たちがガーヴさんから仕込まれてる技の練習でもしない? 最近あまりガーヴさん所に顔出してなかったでしょ? 暇なときに技の事伝えるように言われてたんだ」
「へぇ、それはちょっと興味あるな」
村を出る直前頃だと、俺はまだ戦闘よりも生活力スキルの方を優先してた頃合いだ。
だからガーヴさんよりも村のおばちゃん連中とよく顔合わせてたし、日課の鍛錬は欠かした事は無かったが、当然ながら新技とかは全然知らない。
「なら、この後少しやろっか。私の練習にもなるし、流石に今日は夜の鍛錬やってる余裕もないだろうから、その代わりに今の内に少しはね」
「そうだな……うん、そうしよう」
強くなろうと思うようになったんだ。新しい技が手に入るというなら是非もない。
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