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四章
二百六十九話 次の目的地
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「それで、目的のアルシェにたどり着いたわけだが、この先はどうするんだ?」
「うむ、ここで隣国の情報を集めて、問題なければこのまま進み国境を越えようと思う。その先に目指すのは竜ヶ峰と呼ばれる霊峰の先、ガドの水鏡と呼ばれる湖じゃ」
相変わらず翻訳機能優秀だな。俺の独自翻訳だと単純にドラゴンズピークとかそれっぽく考えてたのに、自動翻訳の方はわざわざ日本の山っぽく翻訳してる。すごくJRPGっぽい。
最初は現地の言葉と翻訳版が同時に聞こえてくるのに違和感を感じたけど、最近は大分慣れてきたな。俺の自力翻訳と自動翻訳にあまり差がなくなって来たのも大きいと思う。
あくまで自動翻訳は俺の言語習得の答え合わせ的な通訳補助としてのみ考えてるけど、未だに独自の名詞とか未知の単語等の、俺の知識だけではどうにもならない部分の判別には大活躍なので、この二重音声とは今後も付き合っていくことになりそうだ。
「それで、そこに何があるんだ?」
「儂の知人が居るはずじゃ。この数百年で何事もなければ、じゃがな」
「あぁ、あの施設みたいな……」
シアと同じようにコールドスリープ的な装置で眠ってるって事か。
「いや、あ奴は眠りにつかず、色々と準備して居るはずじゃ」
……と思ったら、違うらしい。
つまり、数百年もずっと活動してるって事か。人間じゃねぇな。シアと同類の人形の人外……いや、シアが人型を取ってるってだけで、そいつも人型であるかどうかはわからないか。ハティみたいな例もあるし。
「あ奴の所へたどり着ければ、この時代の状況が解るじゃろうし、アレの知識であればお主の帰るべき場所も解るかもしれん。こっちは確約はできんがな」
「まぁ、かも知れないでも今は良いや。せめて方向だけでも分かれば、いつかは帰れるかもしれんしな」
「あ奴が元々眠らずに残ったのは、来たるべきときに備えて術的な情報ネットワークの構築を行うからという理由であったはずじゃからな。もしそれが完成しておれば、もしかしたらお主の故郷もその情報網に含まれておるかもしれん……とまぁ、そういう話じゃ」
「なるほど、その情報網の広さがアルヴァストまで届いていれば……って訳か」
逆に言うと、その情報網の広さ次第では完全な無駄足になると。しかも今それを確かめる方法も無い。たしかにコレは確約とは言えんわな。
とはいえ今の、帰るべき場所が何処にあるかも解らない状況に比べれば、可能性だけであってもあるのなら、かけて見る価値は十分あるな。
他に当ては一切ないし。
「しっかし竜ヶ峰ッスか。流石に俺らもまだ行ったことは無いッスね」
「わたし等の活動拠点はあくまで地元がメインだからね。前回ここに来たときも結局国境は超えることはなかったし」
「そう言えば私達は国から出たことなど一度しか無かったですね」
「なんじゃお主等、国内有数の冒険者と言う割には他国の強者は気にならんかったのか?」
「そうは言うけど、師匠。俺ら国内で引く手あまたで、国外に目を向けなくても高額の仕事なんていくらでもあったから、わざわざ国外に出る理由なんてかかったんだから仕方ないっしょ」
「ふむ……そんなものか?」
「第一、名は売れていても、最強ってわけではなかったっスからね。強者云々はそいつらに任せて、俺らは仕事の完遂率で名を上げようって方針だったんっスよ」
「まぁ、それも前回の依頼で、よりによって依頼主の裏切りで依頼完遂率に泥がついて、それでこの馬鹿が酒に溺れて暴れてたのよ」
「その話はもう勘弁してくれ……」
そこに居合わせたのが俺達で、結果今みたいな状態になってると。
それよりも、問題はその竜ヶ峰って場所はどうやらエレク達も行ったことがない場所らしい。となると道先案内はシアだよりになるんだが……
「シア、竜ヶ峰とやらまでの道は問題ないのか?」
「……正直なんとも言えん。以前の道が使えていればある程度は分かるが、既にここに来るまでの道順が大幅に違っておるからの。街道の敷き直しなどで記憶の道順と差があれば、色々と問題があるかもしれん」
「あ~……やっぱそうなるか」
数百年ってかなりでかいからな。シアの地理は大昔基準すぎて殆ど頼りにならなくなってるのはこの間痛感した。
今までで通ってきた道も、ここ百年あたりで敷き直された新街道という道で、シアの記憶には存在すらしていなかったという道だ。これでは記憶を当てに出来ないと言うのも仕方がない。
「だからこその情報収集じゃ。隣国の情勢もそうじゃが、この時代の道がどうなっているのかも確認がしておきたい」
「まぁそうだな。アレスタンティアでもまさかクーデターでごたついてるとか想定の範囲外な事になってたし、お隣の国がどうなっていてもおかしくはないか」
しっかしよく考えると、この世界、最初のアルヴァストも今いるラシウスも首都でクーデター起きてんな。流行ってんのか? 貴族発端の国家転覆。しかも発端は両国とも無能貴族ときた。
アルヴァストでは無事鎮圧していた……というかアレは薬か何かで頭がハッピーになりすぎてたってのもあるが、欲をかきすぎて雇い入れた緋爪まで敵に回した自滅だったな。ただ……
「ラシウスではそのクーデターが成功しちまっていた。結果首都のアレスタンティアは一見平和を取り戻したようで、実は内政も外交も退化しちまっている。素人目に見ても恐らく他国の食い物にされると確信できる程にだ。そんなになってまで転覆する意味ってなんだろうな?」
「さぁな。馬鹿にしか見えない希望が見えていたのだろう。まぁ国の安定よりも優先したくなるような我欲にまみれた希望なんじゃろうが」
「まぁ、力を持った馬鹿が私利私欲に走った感じか」
それが我欲で国を食い荒らす悪人か、考えなしに『自分達ならもっと良い国にできる』と行動しちまった善人気取りかは知らんけど。
「まぁ、隣国がそうなっているとは限らんが、そうなっていても問題ない程度に準備して進むべきであろうよ」
「そりゃごもっとも。まさにクーデター中だなんて状況に飛び込むのはゾッとしないが」
「そんな情報を避けるための情報収集じゃ。好き好んで関わる必要も理由も無い」
「わかりました、では私が情報を仕入れてきましょう。というよりも私だけでやるべきでしょう」
「良いのか? そこそこに広い街じゃが」
確かに、一人で情報収集するにはこの街は広すぎる気がする。大都市であるアレスタンティアに比べれば遥かに小さいが、それでも街と言えるだけの規模はある。一人で手が回るのか……?
いや、でも以前来たことがあるというし、その手の専門家であるヴォックスがやると豪語しているからにはなにか方法があるってことなんかな?
「こういうのは大人数でやるとたしかに情報は集まりやすいですが、目を付けられやすいですからね。こんな寂れた街でも、国境からの距離を考えれば他国の目が潜んでいるでしょうね。そういった連中を刺激しても何も良いことはないでしょうから。それに、少し気になる点もあります。それについても調べたいので」
気になる点? まだ街に入ったばかりなのに気付くくらいの何かがあったか?
「そうっスね。俺も、この手のことに慣れてるヴォックスに一任するのが一番いいと思うっス」
「……そうじゃな、では頼むぞヴォックス」
「心得ました。では私は早速仕事に取り掛かります」
「うむ、ここで隣国の情報を集めて、問題なければこのまま進み国境を越えようと思う。その先に目指すのは竜ヶ峰と呼ばれる霊峰の先、ガドの水鏡と呼ばれる湖じゃ」
相変わらず翻訳機能優秀だな。俺の独自翻訳だと単純にドラゴンズピークとかそれっぽく考えてたのに、自動翻訳の方はわざわざ日本の山っぽく翻訳してる。すごくJRPGっぽい。
最初は現地の言葉と翻訳版が同時に聞こえてくるのに違和感を感じたけど、最近は大分慣れてきたな。俺の自力翻訳と自動翻訳にあまり差がなくなって来たのも大きいと思う。
あくまで自動翻訳は俺の言語習得の答え合わせ的な通訳補助としてのみ考えてるけど、未だに独自の名詞とか未知の単語等の、俺の知識だけではどうにもならない部分の判別には大活躍なので、この二重音声とは今後も付き合っていくことになりそうだ。
「それで、そこに何があるんだ?」
「儂の知人が居るはずじゃ。この数百年で何事もなければ、じゃがな」
「あぁ、あの施設みたいな……」
シアと同じようにコールドスリープ的な装置で眠ってるって事か。
「いや、あ奴は眠りにつかず、色々と準備して居るはずじゃ」
……と思ったら、違うらしい。
つまり、数百年もずっと活動してるって事か。人間じゃねぇな。シアと同類の人形の人外……いや、シアが人型を取ってるってだけで、そいつも人型であるかどうかはわからないか。ハティみたいな例もあるし。
「あ奴の所へたどり着ければ、この時代の状況が解るじゃろうし、アレの知識であればお主の帰るべき場所も解るかもしれん。こっちは確約はできんがな」
「まぁ、かも知れないでも今は良いや。せめて方向だけでも分かれば、いつかは帰れるかもしれんしな」
「あ奴が元々眠らずに残ったのは、来たるべきときに備えて術的な情報ネットワークの構築を行うからという理由であったはずじゃからな。もしそれが完成しておれば、もしかしたらお主の故郷もその情報網に含まれておるかもしれん……とまぁ、そういう話じゃ」
「なるほど、その情報網の広さがアルヴァストまで届いていれば……って訳か」
逆に言うと、その情報網の広さ次第では完全な無駄足になると。しかも今それを確かめる方法も無い。たしかにコレは確約とは言えんわな。
とはいえ今の、帰るべき場所が何処にあるかも解らない状況に比べれば、可能性だけであってもあるのなら、かけて見る価値は十分あるな。
他に当ては一切ないし。
「しっかし竜ヶ峰ッスか。流石に俺らもまだ行ったことは無いッスね」
「わたし等の活動拠点はあくまで地元がメインだからね。前回ここに来たときも結局国境は超えることはなかったし」
「そう言えば私達は国から出たことなど一度しか無かったですね」
「なんじゃお主等、国内有数の冒険者と言う割には他国の強者は気にならんかったのか?」
「そうは言うけど、師匠。俺ら国内で引く手あまたで、国外に目を向けなくても高額の仕事なんていくらでもあったから、わざわざ国外に出る理由なんてかかったんだから仕方ないっしょ」
「ふむ……そんなものか?」
「第一、名は売れていても、最強ってわけではなかったっスからね。強者云々はそいつらに任せて、俺らは仕事の完遂率で名を上げようって方針だったんっスよ」
「まぁ、それも前回の依頼で、よりによって依頼主の裏切りで依頼完遂率に泥がついて、それでこの馬鹿が酒に溺れて暴れてたのよ」
「その話はもう勘弁してくれ……」
そこに居合わせたのが俺達で、結果今みたいな状態になってると。
それよりも、問題はその竜ヶ峰って場所はどうやらエレク達も行ったことがない場所らしい。となると道先案内はシアだよりになるんだが……
「シア、竜ヶ峰とやらまでの道は問題ないのか?」
「……正直なんとも言えん。以前の道が使えていればある程度は分かるが、既にここに来るまでの道順が大幅に違っておるからの。街道の敷き直しなどで記憶の道順と差があれば、色々と問題があるかもしれん」
「あ~……やっぱそうなるか」
数百年ってかなりでかいからな。シアの地理は大昔基準すぎて殆ど頼りにならなくなってるのはこの間痛感した。
今までで通ってきた道も、ここ百年あたりで敷き直された新街道という道で、シアの記憶には存在すらしていなかったという道だ。これでは記憶を当てに出来ないと言うのも仕方がない。
「だからこその情報収集じゃ。隣国の情勢もそうじゃが、この時代の道がどうなっているのかも確認がしておきたい」
「まぁそうだな。アレスタンティアでもまさかクーデターでごたついてるとか想定の範囲外な事になってたし、お隣の国がどうなっていてもおかしくはないか」
しっかしよく考えると、この世界、最初のアルヴァストも今いるラシウスも首都でクーデター起きてんな。流行ってんのか? 貴族発端の国家転覆。しかも発端は両国とも無能貴族ときた。
アルヴァストでは無事鎮圧していた……というかアレは薬か何かで頭がハッピーになりすぎてたってのもあるが、欲をかきすぎて雇い入れた緋爪まで敵に回した自滅だったな。ただ……
「ラシウスではそのクーデターが成功しちまっていた。結果首都のアレスタンティアは一見平和を取り戻したようで、実は内政も外交も退化しちまっている。素人目に見ても恐らく他国の食い物にされると確信できる程にだ。そんなになってまで転覆する意味ってなんだろうな?」
「さぁな。馬鹿にしか見えない希望が見えていたのだろう。まぁ国の安定よりも優先したくなるような我欲にまみれた希望なんじゃろうが」
「まぁ、力を持った馬鹿が私利私欲に走った感じか」
それが我欲で国を食い荒らす悪人か、考えなしに『自分達ならもっと良い国にできる』と行動しちまった善人気取りかは知らんけど。
「まぁ、隣国がそうなっているとは限らんが、そうなっていても問題ない程度に準備して進むべきであろうよ」
「そりゃごもっとも。まさにクーデター中だなんて状況に飛び込むのはゾッとしないが」
「そんな情報を避けるための情報収集じゃ。好き好んで関わる必要も理由も無い」
「わかりました、では私が情報を仕入れてきましょう。というよりも私だけでやるべきでしょう」
「良いのか? そこそこに広い街じゃが」
確かに、一人で情報収集するにはこの街は広すぎる気がする。大都市であるアレスタンティアに比べれば遥かに小さいが、それでも街と言えるだけの規模はある。一人で手が回るのか……?
いや、でも以前来たことがあるというし、その手の専門家であるヴォックスがやると豪語しているからにはなにか方法があるってことなんかな?
「こういうのは大人数でやるとたしかに情報は集まりやすいですが、目を付けられやすいですからね。こんな寂れた街でも、国境からの距離を考えれば他国の目が潜んでいるでしょうね。そういった連中を刺激しても何も良いことはないでしょうから。それに、少し気になる点もあります。それについても調べたいので」
気になる点? まだ街に入ったばかりなのに気付くくらいの何かがあったか?
「そうっスね。俺も、この手のことに慣れてるヴォックスに一任するのが一番いいと思うっス」
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