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番外編
treatment1~診察を始めます
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「大丈夫ですか?」
声をかけた患者、笹岡百合は驚くほど体に力を入れて怯えていた。
「だだだ、大丈夫だと思われます」
歯医者は久しぶりかと問いかけたら数年ぶりだと言った。
(ブラッシングはちゃんとしている感じかなぁ、歯茎の腫れと五番のインレーが外れたのか……カリエスはなさそうだけど、このインレーはもう作り直した方がいいかな)
三嶌は百合の口腔内をザッと見て判断しつつその震える体を見ながら様子を伺っていた。
(プルプル震えて取って食うわけじゃないのに怯えちゃって……かわいいなぁ~)
基本処置中は目元をフェイスタオルで覆いタオルの端を首回りが濡れないように重ねて置くようにしているが、目元を隠されるのが苦手な患者ももちろんいる。これから始まる処置に怯えている彼女ももしかしたら嫌がるかな、そう思って目元を隠さない方がいいかと聞いたら百合は逆に三嶌の指示を仰いだ。
(こちらの意向を聞いてくる患者も珍しいな、周りの様子を伺って生きるタイプかな)
「じゃあ今日は初めてだし、見つめ合いながらしましょうか」
怯えるくせに自分の気持ちを主張しない感じが気に入って少しふざけた気持ちでそう言ったら百合の顔が瞬間に沸騰したように赤くなった。
(これは……)
三嶌の何かに触れた。
「す、するって……なにをするんですか?」
すっとぼけた事を聞いてくるなと思う反面、何を言い出すのかと楽しみになってきて言葉をなるべく選んで話しかけた。
「……診察です」
「な、なんの診察ですか?」
なにか大きな勘違いを脳の中で起こしているのではないか、三嶌はそう感じてますます面白くなってくる。
「触っていい?」そう聞くと、「ど、どこを?」と、聞いてくる。
「奥……痛くしないから」
まるで初めてセックスする女の子に言うみたいに囁いたら百合の目元が溶けるように熱を帯びだした。
薄いベージュのフレームメガネをしたその奥には色素の薄い茶色の瞳が潤んでいた。ふわふわの猫っ毛の前髪が重めに顔にかかっているせいで表情は読みにくく、暗い印象を持たせてしまうが、至近距離で見つめたその肌はきめが細かくその肌は青みがかったように白い。
三嶌は白い肌に弱い。
柔らかそうな白い肌、そこに自分のものという紅い印をつけるのが非常に好きだからだ。体中が腫れあがったように紅くなると征服欲に駆られてとても満たされる。過去にもちもちの白い肌を持つ女の子と付き合った時には甘噛みどころか噛みついた。それも何度も繰り返せば相手はいつしか怯えて泣き出して。挙句、逃げられた。それ以来、噛みつきたいという欲求だけは理性でなんとか抑えていた。
アーモンド型の茶色い瞳をウルウルさせているくせにまっすぐ見つめてくる姿は三嶌の加虐心も揺すりだした。
(可愛いな、子供の頃に飼ってたロップイヤーみたいだ。このままこの椅子に縛りつけて飾っておきたいな)
三嶌の脳内もこの時暴走しかけていた。
声をかけた患者、笹岡百合は驚くほど体に力を入れて怯えていた。
「だだだ、大丈夫だと思われます」
歯医者は久しぶりかと問いかけたら数年ぶりだと言った。
(ブラッシングはちゃんとしている感じかなぁ、歯茎の腫れと五番のインレーが外れたのか……カリエスはなさそうだけど、このインレーはもう作り直した方がいいかな)
三嶌は百合の口腔内をザッと見て判断しつつその震える体を見ながら様子を伺っていた。
(プルプル震えて取って食うわけじゃないのに怯えちゃって……かわいいなぁ~)
基本処置中は目元をフェイスタオルで覆いタオルの端を首回りが濡れないように重ねて置くようにしているが、目元を隠されるのが苦手な患者ももちろんいる。これから始まる処置に怯えている彼女ももしかしたら嫌がるかな、そう思って目元を隠さない方がいいかと聞いたら百合は逆に三嶌の指示を仰いだ。
(こちらの意向を聞いてくる患者も珍しいな、周りの様子を伺って生きるタイプかな)
「じゃあ今日は初めてだし、見つめ合いながらしましょうか」
怯えるくせに自分の気持ちを主張しない感じが気に入って少しふざけた気持ちでそう言ったら百合の顔が瞬間に沸騰したように赤くなった。
(これは……)
三嶌の何かに触れた。
「す、するって……なにをするんですか?」
すっとぼけた事を聞いてくるなと思う反面、何を言い出すのかと楽しみになってきて言葉をなるべく選んで話しかけた。
「……診察です」
「な、なんの診察ですか?」
なにか大きな勘違いを脳の中で起こしているのではないか、三嶌はそう感じてますます面白くなってくる。
「触っていい?」そう聞くと、「ど、どこを?」と、聞いてくる。
「奥……痛くしないから」
まるで初めてセックスする女の子に言うみたいに囁いたら百合の目元が溶けるように熱を帯びだした。
薄いベージュのフレームメガネをしたその奥には色素の薄い茶色の瞳が潤んでいた。ふわふわの猫っ毛の前髪が重めに顔にかかっているせいで表情は読みにくく、暗い印象を持たせてしまうが、至近距離で見つめたその肌はきめが細かくその肌は青みがかったように白い。
三嶌は白い肌に弱い。
柔らかそうな白い肌、そこに自分のものという紅い印をつけるのが非常に好きだからだ。体中が腫れあがったように紅くなると征服欲に駆られてとても満たされる。過去にもちもちの白い肌を持つ女の子と付き合った時には甘噛みどころか噛みついた。それも何度も繰り返せば相手はいつしか怯えて泣き出して。挙句、逃げられた。それ以来、噛みつきたいという欲求だけは理性でなんとか抑えていた。
アーモンド型の茶色い瞳をウルウルさせているくせにまっすぐ見つめてくる姿は三嶌の加虐心も揺すりだした。
(可愛いな、子供の頃に飼ってたロップイヤーみたいだ。このままこの椅子に縛りつけて飾っておきたいな)
三嶌の脳内もこの時暴走しかけていた。
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