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第一章 学園編
8話 クロトvsイザベラ
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「行きますよ……」
「ええ」
俺とイザベラさんはいつもの訓練所で間合いを取ったまま向かい合う。
これから入学前最後の訓練を始めるところだ。
今までは剣術のみ、魔術のみの模擬戦しかしたことなかったが、今日は剣術魔術両方ありの模擬戦をする。これが一番実戦に近い形だろう。
俺はテンペスターを抜き、剣狼の構えをとる。そして魔装衣と魔鉄を発動させる。
雷術はかなりの魔力を使うのでなるべく温存しておきたいが、本気のイザベラさんと戦うなら必須だろう。
イザベラさんも豪傑流の構えを取る。
〈黒帝流 剣狼〉
俺は一気に踏み込みイザベラさんに接近。
全力の突きを放つ。が、イザベラさんも一年間の訓練で俺がそう来ることはわかっている。お互いある程度の手の内を明かしているだけに意表をつく攻撃は厳しい。
〈豪傑流 撃鉄〉
イザベラさんは振り下ろした剣で器用に剣狼の軌道をずらす。
そのせいで俺はバランスを崩し、前のめりになるがその勢いを利用してイザベラさんと距離を取る。
数回地面を転がりイザベラさんと再び向かい合う。
一年間ほぼ毎日手合わせし、お互いの手の内を晒してるとは言っても、俺はまだイザベラさんの魔術を全て見たわけじゃない。
俺のほうが不利だが、最近使いこなせてきた雷術があれば多少は太刀打ちぐらいは出来るだろう。
〈雷術 雷装衣〉
俺が図書館で調べていたのは、何も無属性魔術だけじゃない。雷属性魔術の文献はかなり少なくて、会っても抽象的な表現しかされていなくてあまり役には立たない。でも、一冊だけ俺の教科書とも呼べる本があったのだ。
その中にあった雷装衣。魔装衣で纏っている魔力を雷に変換するだけなので、習得自体は容易だった。元々魔装衣を習得していたので、そのお陰なんだろう。
「……へぇ、見たことないわね」
「イザベラさんを倒すために覚えた新技ですよ」
「それは楽しみね……さぁ、来なさい!」
イザベラさんを倒す新技と言っても、俺の今の魔力量じゃ数分しか発動してられない。
魔装衣は魔力を消費しない。構造として、自分の魔力を体に張り巡らせるだけで、体外に放出していないので魔力が霧散しないからだ。だが、魔力を雷に変換させる雷装衣では、体外に雷が現れるから、発動中はその分魔力を消費する。全身から放出される雷は、今の俺では致命的な魔力消費に繋がる。
続けてテンペスターに雷を流し、バチバチと稲妻を纏わせる。これも魔鉄と同じ要領で武器に雷を纏わせて、剣術を強化する手段だ。魔装衣から雷装衣へ、その発想の転換で編み出したのだ。
構えを取り、イザベラさんと数秒にらみ合った後に一気に距離を詰める。
雷を纏っている事でこれまでとは桁違いに上がっている速度で接近する。一瞬反応に遅れたイザベラさんだが流石は実力者というべきか、致命的な隙になるわけでもなく、体勢を崩すわけでもない。本当に少しだけ驚いただけですぐに対応してくる。
〈豪傑流 断斬〉
イザベラさんはローズレインを腰に添えるように構え、横一閃に薙ぎ払う。
〈雷帝流 稲妻剣〉
対する俺は上空に振り上げたテンペスターを一気に振り下ろす。
上から振り下ろした一撃と横からの一閃がぶつかるも、パワーは〈断斬〉の方が上。そのまま弾かれて吹き飛ばされる。
何度か地面を転がり、テンペスターを地面に突き立ててようやく止まる。
「いってー、流石に強いですね……!」
「クロトもやるじゃない」
「へへ、まだまだこれからですよ」
俺はテンペスターを両手で持ち直し、上に掲げる。それに対応するようにイザベラさんは左手を前へ出し魔力を込める。
「ふふ、私も少し本気を出そうかしら……」
〈聖術 聖なる新星〉
イザベラさんの左手に光が集まり、そこから数十本以上の光の矢が俺めがけて一斉に放たれる。
〈雷帝流 雷千剣〉
光の矢に躊躇する事無くそのままテンペスターを振り下ろす。
放たれた一本の雷の斬撃は、空中に飛び出すと同時に細く分かれ、聖なる新星と衝突。雷と光のぶつかり合いってこともありかなり眩しい。
光と雷の勝負は雷千剣の斬撃一つ一つが聖なる新星を相殺し、引き分けに終わる。
まだ数発しか雷術を撃っていないにもかかわらずここまで魔力が持っていかれる。
「はぁはぁ……だめか……」
「ふぅ……すごいわ、クロト。まさかこれを完全に防ぐなんて……」
「でも……これ以上は……はぁはぁ…」
だめだな。魔力を持って行かれ過ぎた。
雷装衣も魔装衣に戻ってるし、テンペスターに纏わせていた雷も消えてる。まだ完全になくなったわけではないが、これ以上雷術を連発すれば確実に魔力切れに陥る。
「光属性魔術はね、癒術と聖術ともう一つ、結界術に優れてるの。光は守る事に特化した属性で、雷のような他の追随を許さない攻撃力は無いわ。それでも、さっき私が使った聖なる新星は上位魔術に分類される魔術なのよ」
嬉しそうなイザベラさんの表情がキリっとした真剣なものに変わる。
「そしてこれが私の使える最強の聖術」
「まだ上があるんですか……今のでこっちも全力なんですけどね」
さてどうする。雷千剣以上の技は魔力が足りない……
〈聖術奥義 聖なる輝き〉
イザベラさんは両手を前に出す。そこに光が集まり俺目掛けて真っ直ぐ放たれる。
一点に凝縮された魔力から放たれる魔術の強さは、雷砲で十分理解している。だがこの聖術は雷砲よりもずっと高威力。打ち破るなら雷砲ではまるで威力が足りない。
となれば使ったことないけどあれやってみるか。当たって砕けろだ。
〈無術 鏡盾〉
俺の目の前に魔法陣が展開される。
鏡盾は無属性魔術の一つで敵の物理攻撃、魔術を二倍三倍にして跳ね返す術だ。図書館に通っているときに見つけ、なにかに使えるかと思って練習していた魔術の一つだ。
聖なる輝きは鏡盾にぶつかるとイザベラさんめがけて跳ね返る。この魔術の優れた点は威力を倍増させるだけでなく、速度すらも上昇させて跳ね返す。
それなりの速度を伴っていた聖なる輝きは更にその速度と威力を上昇させてイザベラさんに接近し、イザベラさんも驚いた表情で何も出来ずに直撃する。
が、聖なる輝きはイザベラさんに当たる瞬間に分散し、吸収される。
「ふぅ……言っておくべきだったわね。魔術はね……術者本人に当たると魔力に還元されるの。つまり、魔力が回復しちゃうのね」
「え……まじ……?」
「ふふ、ごちそうさま。鏡盾は物理攻撃を使う相手、もしくは多人数が相手のときに使わないとね」
まじかよ……会心の一手だと思ったんだけどな。
俺の最後の手段も打ち破られ、もはや打つ手はない。だが、最後に意地は見せてやる。
俺は魔装衣を解きテンペスターを鞘に戻す。そしてイザベラさん目掛けて走る。
「ふふ、真っ向勝負かしら? 受けて立つわよ」
「はぁぁぁぁぁぁ!」
俺は右手に残った全魔力を込める。
〈雷術 雷拳〉
右手に雷が宿る。俺の全魔力だ。
「どこにそんな魔力が残ってたのかしら……でも、全力には全力で応えるわ。クロトのおかげで魔力完全回復してるしね! 見せてあげる、私のもう一つの奥の手」
〈結界術奥義 聖域〉
イザベラさんの右手の先から白い魔法陣が展開される。
聖域に思いっきり拳を振りかぶり雷拳をぶつかる。当然ボロボロの魔力で最強の結界は超えられない。だが……退くことは出来ない。
俺は右手に正真正銘体中の魔力を集める。そして、一気に解き放つ。
「だ、だめよ! それ以上は…………」
雷を伴った大爆発が起き、俺は意識を失った。
◇
「ん……ここは……」
「あ、やっと起きた?」
体を起こすとご飯を作っていたイザベラさんがこっちに来る。
「えーと、ああそうか。俺は気を失ったのか」
「そうよ。ほんとにびっくりしたわよ あんな無理矢理〈聖域〉を破ろうとしてくるなんて……」
「あはは……すみません。あそこで退いたら確実に負けてたので……」
「だからって……」
苦笑いを浮かべながらイザベラさんは呆れたように言う。
「早く回復させなさいよ。明日からは学園でしょ」
「はい! …………あ、そうだ イザベラさん」
「ん?」
「……いいこと考えたんです」
◇
「本当に一年間ありがとうございました。あの時助けてもらわなければ俺はすでに死んでました。本当に感謝してます」
俺はイザベラさんに最後のお礼を告げる。
「ふふ、気にしなくていいわよ。私もこの一年、クロトと過ごせてとっても楽しかったわ。学園も寮もすぐ近くなんだから、すぐ遊びに来なさいよ? それじゃあ、行ってらっしゃい」
「行ってきます」と元気に答え、俺はエルトリア学園へ向う。
「ええ」
俺とイザベラさんはいつもの訓練所で間合いを取ったまま向かい合う。
これから入学前最後の訓練を始めるところだ。
今までは剣術のみ、魔術のみの模擬戦しかしたことなかったが、今日は剣術魔術両方ありの模擬戦をする。これが一番実戦に近い形だろう。
俺はテンペスターを抜き、剣狼の構えをとる。そして魔装衣と魔鉄を発動させる。
雷術はかなりの魔力を使うのでなるべく温存しておきたいが、本気のイザベラさんと戦うなら必須だろう。
イザベラさんも豪傑流の構えを取る。
〈黒帝流 剣狼〉
俺は一気に踏み込みイザベラさんに接近。
全力の突きを放つ。が、イザベラさんも一年間の訓練で俺がそう来ることはわかっている。お互いある程度の手の内を明かしているだけに意表をつく攻撃は厳しい。
〈豪傑流 撃鉄〉
イザベラさんは振り下ろした剣で器用に剣狼の軌道をずらす。
そのせいで俺はバランスを崩し、前のめりになるがその勢いを利用してイザベラさんと距離を取る。
数回地面を転がりイザベラさんと再び向かい合う。
一年間ほぼ毎日手合わせし、お互いの手の内を晒してるとは言っても、俺はまだイザベラさんの魔術を全て見たわけじゃない。
俺のほうが不利だが、最近使いこなせてきた雷術があれば多少は太刀打ちぐらいは出来るだろう。
〈雷術 雷装衣〉
俺が図書館で調べていたのは、何も無属性魔術だけじゃない。雷属性魔術の文献はかなり少なくて、会っても抽象的な表現しかされていなくてあまり役には立たない。でも、一冊だけ俺の教科書とも呼べる本があったのだ。
その中にあった雷装衣。魔装衣で纏っている魔力を雷に変換するだけなので、習得自体は容易だった。元々魔装衣を習得していたので、そのお陰なんだろう。
「……へぇ、見たことないわね」
「イザベラさんを倒すために覚えた新技ですよ」
「それは楽しみね……さぁ、来なさい!」
イザベラさんを倒す新技と言っても、俺の今の魔力量じゃ数分しか発動してられない。
魔装衣は魔力を消費しない。構造として、自分の魔力を体に張り巡らせるだけで、体外に放出していないので魔力が霧散しないからだ。だが、魔力を雷に変換させる雷装衣では、体外に雷が現れるから、発動中はその分魔力を消費する。全身から放出される雷は、今の俺では致命的な魔力消費に繋がる。
続けてテンペスターに雷を流し、バチバチと稲妻を纏わせる。これも魔鉄と同じ要領で武器に雷を纏わせて、剣術を強化する手段だ。魔装衣から雷装衣へ、その発想の転換で編み出したのだ。
構えを取り、イザベラさんと数秒にらみ合った後に一気に距離を詰める。
雷を纏っている事でこれまでとは桁違いに上がっている速度で接近する。一瞬反応に遅れたイザベラさんだが流石は実力者というべきか、致命的な隙になるわけでもなく、体勢を崩すわけでもない。本当に少しだけ驚いただけですぐに対応してくる。
〈豪傑流 断斬〉
イザベラさんはローズレインを腰に添えるように構え、横一閃に薙ぎ払う。
〈雷帝流 稲妻剣〉
対する俺は上空に振り上げたテンペスターを一気に振り下ろす。
上から振り下ろした一撃と横からの一閃がぶつかるも、パワーは〈断斬〉の方が上。そのまま弾かれて吹き飛ばされる。
何度か地面を転がり、テンペスターを地面に突き立ててようやく止まる。
「いってー、流石に強いですね……!」
「クロトもやるじゃない」
「へへ、まだまだこれからですよ」
俺はテンペスターを両手で持ち直し、上に掲げる。それに対応するようにイザベラさんは左手を前へ出し魔力を込める。
「ふふ、私も少し本気を出そうかしら……」
〈聖術 聖なる新星〉
イザベラさんの左手に光が集まり、そこから数十本以上の光の矢が俺めがけて一斉に放たれる。
〈雷帝流 雷千剣〉
光の矢に躊躇する事無くそのままテンペスターを振り下ろす。
放たれた一本の雷の斬撃は、空中に飛び出すと同時に細く分かれ、聖なる新星と衝突。雷と光のぶつかり合いってこともありかなり眩しい。
光と雷の勝負は雷千剣の斬撃一つ一つが聖なる新星を相殺し、引き分けに終わる。
まだ数発しか雷術を撃っていないにもかかわらずここまで魔力が持っていかれる。
「はぁはぁ……だめか……」
「ふぅ……すごいわ、クロト。まさかこれを完全に防ぐなんて……」
「でも……これ以上は……はぁはぁ…」
だめだな。魔力を持って行かれ過ぎた。
雷装衣も魔装衣に戻ってるし、テンペスターに纏わせていた雷も消えてる。まだ完全になくなったわけではないが、これ以上雷術を連発すれば確実に魔力切れに陥る。
「光属性魔術はね、癒術と聖術ともう一つ、結界術に優れてるの。光は守る事に特化した属性で、雷のような他の追随を許さない攻撃力は無いわ。それでも、さっき私が使った聖なる新星は上位魔術に分類される魔術なのよ」
嬉しそうなイザベラさんの表情がキリっとした真剣なものに変わる。
「そしてこれが私の使える最強の聖術」
「まだ上があるんですか……今のでこっちも全力なんですけどね」
さてどうする。雷千剣以上の技は魔力が足りない……
〈聖術奥義 聖なる輝き〉
イザベラさんは両手を前に出す。そこに光が集まり俺目掛けて真っ直ぐ放たれる。
一点に凝縮された魔力から放たれる魔術の強さは、雷砲で十分理解している。だがこの聖術は雷砲よりもずっと高威力。打ち破るなら雷砲ではまるで威力が足りない。
となれば使ったことないけどあれやってみるか。当たって砕けろだ。
〈無術 鏡盾〉
俺の目の前に魔法陣が展開される。
鏡盾は無属性魔術の一つで敵の物理攻撃、魔術を二倍三倍にして跳ね返す術だ。図書館に通っているときに見つけ、なにかに使えるかと思って練習していた魔術の一つだ。
聖なる輝きは鏡盾にぶつかるとイザベラさんめがけて跳ね返る。この魔術の優れた点は威力を倍増させるだけでなく、速度すらも上昇させて跳ね返す。
それなりの速度を伴っていた聖なる輝きは更にその速度と威力を上昇させてイザベラさんに接近し、イザベラさんも驚いた表情で何も出来ずに直撃する。
が、聖なる輝きはイザベラさんに当たる瞬間に分散し、吸収される。
「ふぅ……言っておくべきだったわね。魔術はね……術者本人に当たると魔力に還元されるの。つまり、魔力が回復しちゃうのね」
「え……まじ……?」
「ふふ、ごちそうさま。鏡盾は物理攻撃を使う相手、もしくは多人数が相手のときに使わないとね」
まじかよ……会心の一手だと思ったんだけどな。
俺の最後の手段も打ち破られ、もはや打つ手はない。だが、最後に意地は見せてやる。
俺は魔装衣を解きテンペスターを鞘に戻す。そしてイザベラさん目掛けて走る。
「ふふ、真っ向勝負かしら? 受けて立つわよ」
「はぁぁぁぁぁぁ!」
俺は右手に残った全魔力を込める。
〈雷術 雷拳〉
右手に雷が宿る。俺の全魔力だ。
「どこにそんな魔力が残ってたのかしら……でも、全力には全力で応えるわ。クロトのおかげで魔力完全回復してるしね! 見せてあげる、私のもう一つの奥の手」
〈結界術奥義 聖域〉
イザベラさんの右手の先から白い魔法陣が展開される。
聖域に思いっきり拳を振りかぶり雷拳をぶつかる。当然ボロボロの魔力で最強の結界は超えられない。だが……退くことは出来ない。
俺は右手に正真正銘体中の魔力を集める。そして、一気に解き放つ。
「だ、だめよ! それ以上は…………」
雷を伴った大爆発が起き、俺は意識を失った。
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「ん……ここは……」
「あ、やっと起きた?」
体を起こすとご飯を作っていたイザベラさんがこっちに来る。
「えーと、ああそうか。俺は気を失ったのか」
「そうよ。ほんとにびっくりしたわよ あんな無理矢理〈聖域〉を破ろうとしてくるなんて……」
「あはは……すみません。あそこで退いたら確実に負けてたので……」
「だからって……」
苦笑いを浮かべながらイザベラさんは呆れたように言う。
「早く回復させなさいよ。明日からは学園でしょ」
「はい! …………あ、そうだ イザベラさん」
「ん?」
「……いいこと考えたんです」
◇
「本当に一年間ありがとうございました。あの時助けてもらわなければ俺はすでに死んでました。本当に感謝してます」
俺はイザベラさんに最後のお礼を告げる。
「ふふ、気にしなくていいわよ。私もこの一年、クロトと過ごせてとっても楽しかったわ。学園も寮もすぐ近くなんだから、すぐ遊びに来なさいよ? それじゃあ、行ってらっしゃい」
「行ってきます」と元気に答え、俺はエルトリア学園へ向う。
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