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4章
【97】謁見してみた
しおりを挟む王都は山を削り出して作られて居るから、お城までの道のりは緩やかだけどずっと上り坂。
馬になって馬車引かなくてよくてホント良かったと思う。
「プットリーに会うのも久しぶりね」
結局テルティアも同行してる。
王妃様が彼女にも会いたがったってるって話で、アタシ達が作業に入ってる間の話し相手をしててくれる。
始めは1人だけ同世代から除け者になるのをむずかってたけど、伯父伯母と気兼ね無く話をする機会の方が珍しいと思い直して今では楽しみな様だった。
10メートル位ある立派な門を潜り、更に勾配のきつくなった道を進むと湖があり、その中にお城があった。
「絵本に出てくるお城みたい」
ルーシが目を輝かせている。
「綺麗よね。月明かりで見るともっと綺麗だよ」
そう言ったテルティアの方を向くとルーシは更にキラキラしだす。
「見たい?」
「見たい!」
「なら、見られる時間に帰れる様にお父様達に頼んでおくね」
「テルティアありがとう!」
ルーシが明るいとなんだか安心する。
「お城の下に蛇口があるの?」
城は小島の上に石垣盛って建てられてるんだけど、土はほとんど見えない。
水面から石垣3段位見えるだけで、まるで浮いているみたい。
その石垣の至る所から水が溢れ出ているのをルーシは湧水とか滝とか知らないからそう思ったんでしょうね。
「同じ方法だって聞いた事あるわ」
同じ方法?
よく見ると水が溢れている所に魔石っぽいのが見える。
「魔石使って何処かの水源から水だけ送って来てるんだって」
トイレのタンクとか魔石触ると水が溜まるのも同じなのかな。
ポンプの役目でもしてるのかと思ってたけど、転送とは‥‥ アタシの中で魔石の利用価値が爆上がりしたわ。やるわね魔巧技士。
この湖から4方向に河が流れているのが生活用水になるのかな。
河は下の方でもキレイだったと思うから下水は別にあるんでしょう。
やっぱり地下かしら。
これだけ発展してるのに移動は馬車ってのが気になる。
開発したら大儲け出来るかも?
湖に掛かる橋を渡りきり、城門を入って直ぐの庭で馬車を降りる。
「ルーシ、城の外観は見たかい?」
「うん。ステキだった」
「それは良かった」
別馬車だったガイウスさん達と合流し、護衛も含めて7人と1匹で正面玄関から入城する。
広くて長くて高い玄関。
壁にはおっきな絵画がズラリ。門型の柱達は白基調で絵画の色彩を邪魔してないけど、ホントはスッゴク凝った模様が彫られている。
ガイウスさん家も凄いと思ってだけど、家とお城じゃ格が違うわね。
「お待ちしておりました。ガイウス殿下」
執事さん達が出迎えてくれる。
来るまでに門番とかしか関わらなかったから洋服の人は久々。
それにしてもガイウスさんは『殿下』なのね。
『様』つけで呼ばれてるのは聞き慣れてたけど、改めて偉い人なんだって思う。
毎回そう思っちゃうのはアタシが彼の事、偉い人だって思えないからなのかな。
お茶目で凄くいい人なのが威厳を損ねちゃってるのかも。
それは素晴らしい事だと思うけどね。
「謁見の間までご案内致します」
玄関を真っ直ぐ進む。
50メートル位あったんじゃないかしら。
玄関て言うより美術館ね。
等間隔で両側に扉があるから廊下と言うべきなのか。
それにしたって豪華なのは変わらない。
突き当たりに玄関と同じくらい立派な扉。
脇に立っている兵隊さんが開けてくれると、これまた広くて奥に長い部屋だった。
絵画とかはなく、全体が白い。
廊下の柱程細かくはないが統一感のある彫り物が壁や柱に施されてる。
対面は壇上になってて奥の壁だけ真っ白なパイプオルガンみたいな装飾になっている。
その前に、背もたれが高くて広くて肘掛けも立派な王様仕様の椅子が2脚。
どちらも真っ黒で存在感が凄い。
「陛下に到着をお伝えしますので、少々お待ち下さい。」
壇上間近まで到着すると、年配の執事さんがパイプオルガンの奥に消えて行った。
「どうだい?中も凄いだろ」
他の執事さん達もお辞儀して壁際に移動したのでガイウスさんの所作が崩れる。
雑談してていいって合図でしょう。
「うん。絵もキレイだったけど、柱とか壁とか凄いステキだね」
「貴族や他国からの客も来るからね、この城の中で1番見栄張ってる場所なんだ」
見栄張ってるって王様の弟じゃなかったら言えないセリフだわ。
それほど待たされるとこ無く執事さんが帰って来て、続けて王様達が入って来た。
ガイウスさんが即座に跪いたのでそれに習う。
「ブロリス公爵、ガイウス・サンペリエ他一同、拝謁の命により参上つかまつりました」
仰々しく畏まった挨拶でビックリ。
たとえ兄弟でも王様と配下の礼儀とかあるのでしょうねな。
「大義である。ブロリス公、列びに他の者も面を上げよ」
顔を上げると王様は威厳たっぷりな声色とは似つかわない優しい目でこちらを見ている。
向かって左の椅子に王様。赤いマントが黒い椅子に映えている。
髪はガイウスさんより茶色が強い金髪で、となりの王妃様はルーシに近い銀髪をうなじが見える位に編み込んでいる。
王妃様のピンクのお召し物も黒に映える。
隣で立ってる水色のドレスに白っぽい金髪を肩甲骨まで伸ばしてる少女がプートリア姫でしょう。
3人の斜め後ろにはそれぞれ、壁と同化しそうな白いスーツを着た護衛とおぼしき人が1人づつ立っている。
「皆、息災か?」
「はい。ユニウス陛下の壮健なお姿を拝謁出来まして誠に嬉しく思います。ミウレット妃陛下、プートリア姫殿下もご機嫌麗しゅう」
「ブロリス公、お久しぶりですね。テルティアにカシウスも元気そうで何よりです」
「見に余るお言葉、恐悦至極に存じます」
カシウスですらも畏まって直立している。
ルーシもちゃんとしてるんだからアタシもキョロキョロしない様にしなくちゃ。
プートリアは隣に気付かれない位小さく手を振っている。
「その子が例の子か?」
ユニウス王が鋭い目でルーシを見ている。
「はい。こちらが先日お話に上がった少年にございます」
「名を何と申す」
ガイウスさんがルーシをこっそり小突く。
ルーシが答えていいのね。
「ルーシ・ペレグリノです」
名乗ると少し空気が変わった気がする。
「‥‥ガイウス様、その子は貴方の庶子なのですか?」
ミウレット妃の顔が曇ってる。
庶子って妻以外に産ませた子供って事よね。
それは無いけど‥‥名字の弊害ね。
「いいえ。彼は名字を持って居なかったので、後見人になる際に私が与えたモノで、血縁関係はありません」
ミウレット妃の顔が少し晴れる。
「名字を持たないと言う事は出生の知れない子と言う事だな」
とユニウス王。孤児だって言いたいのかな。
でもディオやティチーノには名字あったような‥‥
「その様な者の後見人になったのか?」
孤児院出身でもない怪しい子って事?
ムカつくけど、偉ければ偉いだけスキャンダルには敏感だろうから気にするか。
さっきのミウレット妃の表情もそうだし。
「メルヴィル司教様の推薦が御座いましたので」
「ほう、司教様の」
「はい。詳細は聞いておりませんが、司教様がルーシの記憶を覗き見ての事なので快諾致しました」
「彼女のお墨付きなら問題はないだろが‥‥」
ユニウス王は思うところがありそうだけど口にはしなかった。
メルヴィルさんのお陰なのはそうなんだけど、あの時の彼女は絶対思い付きだったと思うのよね。
「ブロリス公はどう見る?」
「はい、ルーシと出会って3年程になりますが、素直な子です。テルティアとも仲が良く、カシウスは彼を慕っております」
「ほう。そうなのか?」
「はい。私はルーシ殿を兄と慕っております」
「あのカシウスが‥‥」
「また、ロジバールの師事で武芸も学ばせております」
「ロジバール、発言を許す」
「はい。ルーシ殿の成長は舌を巻く程で、学問の覚えもよく、後々私の後継にと考えております」
「そなたにそこまで言わせる人材か‥‥ してルーシよ、そなたは皆をどう思う?」
「僕は‥‥ 私は皆様に良くして頂きながら生きました。なので、これからは受けた恩を返して行ける様になりたいと思ってます」
そうね、ルーシ。
「‥‥分かった。それでは今日に限りだか、そなたの親族会合への参加を認めよう」
ガイウスさんが頭を下げるからルーシも下げたけど、どういう事?
「近衛とセバスチャン以外の者は退室せよ」
王様に会釈しながら執事さん達と兵隊さん達が部屋を出ていく。
残ったのはアタシ達と壇上にいる人達と年配の執事さん。
「ガイウス、もういいぞ」
ユニウス王が声を掛けるとガイウスさんが立ち上がり、続いてみんなが立ち上がる。
「テルティア姉様!カシウス兄様!」
ずっと黙ってたプートリア姫が堰を切った様に駆け出し、テルティアとカシウスに抱き付く。
出遅れた護衛の人が慌ててる。
「プットリー、久しぶりね」
「プートリア、はしたないですよ」
「良いではないですか御母様。慎まなくてはならないのは終わったのでしょ?」
「それはそうですが」
「ダメだぞプットリー、急に走ったりしたら危ないし、カルデッティが困るだろ」
「はい、お兄様‥‥ ごめんなさい」
プートリア姫はカシウスが嗜めると素直に聞く。
「ああ。分かればいいんだよ」
カシウスが頭を撫でるとプートリア姫の沈んだ表情がまた晴れる。
カシウスもお兄さんやる事あるのね。
「なんだよ」
みんなそれを微笑ましく見てる。
「あ、ルー兄まで!」
さっきまで堅苦しかったけど、ホントは仲良い見たいで良かったわ。
「ユニウス伯父様、ミュウ伯母様もお久しぶりです」
「テルティアも元気そうね」
「はい」
ミウレット妃も降りてきてテルティアを撫でる。
「カシウスも大きくなって」
彼女の瞳からは凄い愛情を感じるわ。
「ルーシ君、厳しい口調で話してしまって申し訳なかったね」
とユニウス王がルーシに近寄る。
ガイウスさんのお兄さんだし、この人も良い人なのかしら。
「ちょっとした噂が流れ始めててね、払拭させる程では無いにしろ一芝居打ってもらったんだよ」
とガイウスさん。
「司教様が絡んでると知れば無闇な事を口にはしなくなるだろう」
噂ってルーシがガイウスさんの庶子だとかかな。
この場には口の軽そうな人は居なかったと思うけど、開いた口には戸は立たないってのを見越したって事でいいのかな。
2人ともちゃんと説明するつもりないみたいだけど。
「今日は宜しく頼む」
「はい!」
「ミュー!」
ルーシが元気に応えたのでアタシも合わせてみる。
「あら、可愛らし鳴き声ね。ちゃんと躾られているみたいですし」
「そのウサギの様な生き物が竜なのか?」
「ナナチャ、飛んで軽く火を吐いてくれるかい?」
ガイウスさんがそう言うのでアタシは翼を羽ばたかせ、みんなが見上げる高さまで飛び上がった所で上に向かって軽く火を吹いた。
「新種の火竜と言うのは間違いない様だな」
「可愛らしいのに‥‥」
「ガイウスの言う通り、確かに威厳に欠ける」
そうでしょうね。そう思ってくれる方がアタシ等的には有難いけど。
「そう言えばプットリーの竜はどこに居るんだ?」
言われてみればそうね。見当たらない。
「実はずっと居るの」
とプートリア姫。どこに居るのかしら?
「アピ、出ておいで」
プートリア姫の長い髪の中から赤いトカゲが顔を出す。
「クルルゥ」
ちっちゃ!
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