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2章:王都編

王都出立

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ギルドから俺とリンが転移した場所は、王都にある小高い墓地。

ジル、グラン、イアン達の墓は近くに固まっている。
そこにアーク製のワインとエールをかけながら、自分達も飲む。 タバコに火をつけ一服した。

「王都に来た時も来たが、しばらく学園だ。 イアン達、墓まで一緒だったのは笑ったぞ。 あーぜってぇーてめーら爆笑してんなって思ったぞ。 俺だって7色の光だしたくなかったわ! 演出だって言ってアークがやれっていうから、仕方なくやったのによ。 やれって言った、アークまで爆笑。 本当、絶対もうキラキラ魔術つかわねぇ。 まじ、黒歴史だ。 そろそろ行くわ。 じゃあな!」
「われも爆笑したぞあの光。 またな!」
「出した俺自身、爆笑したぞ。 いくぞリン!」といって俺はリンと手をつないで歩きだす、森のほうへ。

俺とリンが街道をさける理由は、テンプレに巻き込まれない為と、人の多い所にいたので気分転換だった。 転移で行けばいいが、運動がてら走る事にした。 
普通に走ると1日でついてしまうが、3日かけてのんびり行くことにしている。 
気配を消すので襲われる事はない。 途中、盗賊の住処をみつけた。 ちょうど血を浴びたい俺とリンは、20人ぐらいいた盗賊を惨殺する。 牢には一般ギルドの女性やら、貴族の令嬢などがとらわれていた。 女くせぇーし、面倒なので、リンに鍵だけあけさせその場に置いて自分達は去る事にした。

俺とリンは気配を消しているし、彼らの足に誰もおいつかない。 
ただ、残された女性達はあまりにも残虐的な盗賊の死体と解放された女性たち。 女性達は、自力でなんとか近くを通りかかった冒険者に保護してもらったが、2人の事を語るものはいなかった。

ちなみに、俺とリンの野宿時は大抵次元ボックスにあるツリーハウスを使う。 
ツリーハウス中は寝室ベットとダイニングキッチンの1DKである。 シャワーとトイレも完備。 排泄、ゴミはすべてダストボックスにいき、出発時に魔術で消滅する。 ツリーハウスの周りには結界が張ってあり、しかも神級かつ外からはわからないようになっている。

当初テント、寝袋だったが、セックスが快適ではないという理由で進化した結果だ。 
野外セックスする時もあるが、最後はベットがいいという事でこうなったのである。 
自分の欲求のためには魔術を駆使するシュンである。
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