上 下
24 / 55
3章:学園都市編

学生らしく勉強会 前編

しおりを挟む
さっそく、4人がライナスの部屋に放課後集合。

勉強会だ!
「リンとグラント君も勉強会に参加するなんて、びっくりした。 私、ここの歴史が難しくって。 あと魔法学もか。 あなたたちは?」
「特に苦手教科ないですが、ライナスがあまりに酷いのででシュンと教えに。 イズミも歴史に数学だって危ないですから一緒に教える事にしました。」

イズミは、俺らが勉強会に参加した事を不思議なようだ。 ライナスの奴ちゃんと説明しろよ。
時間の無駄だ。

「四則演算ができねーなんて、恥ずかしいぞおめーら。 とりあえず、今日は足し算と引き算な。 できねぇー理由なんて聞きたくねぇーから、やり方を書いた。 で、これ問題。このやり方で解け!」

俺は、解き方をまとめた紙と問題を書いた紙を、リン経由で渡してもらう。 いくら、リンが気に入っているっていっても、女のイズミは俺には臭いから、俺はリビングの窓枠にいる。 もちろん、タバコを吸っている。

 10分後 ライナスとイズミが「「できた」」というので受け取り、採点する。 2人とも満点だ。

「出来んじゃんか。」
「こんな分かりやすいやり方しらねー。 これなら何桁でも解ける。 なぁ、イズミ」というライナス。 
イズミも「うん 言えてる。なんで知ってるの?」って聞いてきた。
「それは内緒です。」とにっこり笑うリンだ。

俺が書いた解き方は、アークがもといた異世界地球での計算のやり方だ。 この世界とやり方が違うから言えない。

「次、掛け算。 九九を暗記だ。 これ、1の段から9の段だ。 覚えるのに時間かかるが、毎日復唱しろ。 来週に九九のテストするから。 これ覚えれば、掛け算と割り算が出来るようになる。絶手ェ覚えろよ ライ」

俺は九九の暗記表をリン経由で渡しながら、ライに向かって脅しをかける。
「わかった」と素直に受け取るライナス。 
「ねぇ、ライとグラント君ってというか、グラント君ってこんなに偉そうだったっけ?」
「シュンの素はあんな感じですよ。 ふふ。」と微笑んでいるリン。

次の科目は、魔法学。 これは暗記ものだが、時間がないため、これも事前に要点をまとめておいた資料を渡して、学ばせた。 
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

高レベルパーティの奴隷にされた僕

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:127

腐りかけの果実

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:11

楽しい幼ちん園

BL / 連載中 24h.ポイント:653pt お気に入り:133

孤独なまま異世界転生したら過保護な兄ができた話

BL / 連載中 24h.ポイント:60,180pt お気に入り:3,788

僕の番が怖すぎる。〜旦那様は神様です!〜

msg
BL / 連載中 24h.ポイント:1,100pt お気に入り:385

罰ゲームで告白した子を本気で好きになってしまった。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:582pt お気に入り:105

こころ・ぽかぽか 〜お金以外の僕の価値〜

BL / 連載中 24h.ポイント:1,299pt お気に入り:783

処理中です...