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3章:学園都市編

奢りに連れられて

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俺がライナスと初めて接触してから2ヶ月を経過した。
俺、リン、そしてライナスは、学園の食堂の外にあるカフェテラスにきている。
ライナスが相談があるって言われて、しかもランチをおごってくれるというので来ている。

ランチを食べながら雑談し、食後の一服をし始める俺だ。 ライナスは悪い意味で注目されているため、注目を浴びているし、なんかいろんな目線がくるが、気にせず俺はタバコを吸って一服している。

別の席にいた貴族なのか生徒会なのかが、つかつか俺たちの座っている席にやってくる。
そして怒鳴りだした。
「君、学園内は禁煙だ! あとで生徒会室に来なさい!」
「ほれ、学園長の許可書。」

俺は免罪符とばかりに、アンガスからもたっら紙をそいつに見せた。 なんか、許可証を何度も見ている。

「わかった。 怒鳴ってしまって悪かったな。 あまり目立つ所で喫煙しないように。 生徒が混乱するんで。」
「はーい。」

さらに絡まれると面倒だから、俺はタバコの火を消した。

「はぁー、いつの間に学園長の許可もらってんすか?」
ってライナスに突っ込まれた。 それよりも、初対面の時と比べてライナスの口調も変わった。 なんか俺が鍛え始める奴ってみんなそうなるんだよな。 なんでだろう。 まぁ、いいか。 

そう、シュンの訓練を受け、だんだんと調教されているライナスであった。
 
「入学前にな。 んで、話って何だ?」

すると、ライナスが非常に困った顔をしながら言う。
「来月に、前期の筆記試験あるんですが、俺、この前の小テストの結果悪くて、テストまで放課後の訓練を休みにしてほしいんっす。 俺 頭わるいっていうか、勉強ついてけなくて。 貴族なんすけど、教育受けてないんっすよ。 イズミと放課後勉強しようってことに ほら、師匠もリンさんも勉強しないといけないじゃないですか?」

ほうほう、こいつ、いつの間にイズミと仲よくなっているんだ。って突っ込む前に、この前の小テストって超簡単だったよな。 それが悪いって。。 
「いつの間にイズミと仲いいんだ? って、おいおい。 お前、小テストそんなに悪いのか? みせろ。 もってるんだろ?」

ライナスはゴソゴソ紙の束を渡す。 テスト結果をみて唖然とした俺だ。 一服してぇー。
どうやったら、こんな点数がとれるんだ。 俺は心の中でごちる。 まじ盲点だった。
「まじかー。 盲点だわ。 見ろリン!」
「努力は認めますが、勉強の仕方がわかってない感じですね。 シュン、暗記系は覚えるとして、魔方陣と数学と魔法学か。」
「はぁー、イズミと勉強してもかぶってない教科もあるぞ。 本来、勉強は1人でやるんだが、時間がねぇ。 教えるか。 リンはイズミ見てやれ、気に入ってんだろ?」
俺がリンを見るとリンが頷く。


「師匠達の勉強はいいんすか?」
「私は少し復習する必要がありますから、皆さんと一緒に勉強しますよ。 シュンは、必要ないですよ。 この前のテスト、オール70点を目指すっていってとってますもん。 実際、100点なんてシュンにとっては簡単ですよ 内緒ですがね。」

そういうリンの説明に、信じられないという顔をしているライナスだった。
「そういうことだ。」
「タバコすいてぇーし、場所はお前の部屋でいいか?」と俺が聞くとライナスが承諾する。 

イズミを俺らの寮の部屋には入れられないのだ。 なんせ、寮の部屋を超えており、ライナスも既にわかっている。
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