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3章:学園都市編

竜を探しに行こう

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さて、竜契約の儀からライナスを連れ去った俺シュンは、リンも連れて魔の森のアークのいるログハウスに到着。
 
「竜探しって言われて旅支度すれば、今度はここはどこっすか?」って、さっきまでへこんでいたのに、少しはやる気になってきたライナスだ。

「ここは『魔の森』で、ここはアークの家だ。 アークは俺の育ての親だ。 」
そう言って、ウッドデッキにあるベンチへと俺は向かう。

アークも家から出てきて、俺は指定席に座り、エールを呑みタバコに火をつける。 
そして、荷物を置かせ、ライナスも座らせ、リンとアークもそれぞれ座る。

「アーク、こいつが例のライ。 ライ、アークだ。 時間があんまねぇーし、向こうの時間軸がわからんので急ぐ必要がある。 話したら、即行動だ。」と俺は取りあえず、紹介と簡単にこれからの行動を説明する。

「ライ、お前の竜はいる。 が、なんかの理由でこっちにこれない状態だ。 というわけで、これからお前の竜を迎えに行く。 が、お前の竜は、残念ながら、ここの世界には居ない。 別世界でな、竜界ってと所にいるんだ。 というわけで、今から竜界にいくぞ。」

俺自身もまさか竜界に行けるとは思ってなかったから、ちょっと興奮している。
が、ライナスは、どうもまだ納得していない様子だ。

「いやいや、別世界って。 師匠、どうやって行くですか?  てか、別世界ってそんな簡単にいけるんですか?」
そりゃ、人間には無理だな。

「そうだな、お前には絶対無理だな。 しゃーないから俺が連れてってやるんだよ。 座標も召喚陣のおかげで場所わかったしな。」

そう言った、ライナスは呆れている。
「はぁー、師匠は凄いと思いましたが、本当に何者ですか?」

まぁ、誰だってそう思うよな。 だから、俺はタバコの火を消して、真面目な顔をして、少し威圧しながらいう。
「聞かないほうがいい。」
ライナスを無理やり納得させ、俺は立ち上がり、旅立ち準備する。
 「アーク、結界よろしくな。 リン、ライが気絶するはずだ。 そん時は、担いでやれ」

俺がちゃっちゃと次元ゲートを開き、黒い空間が生まれ始める。 俺の魔力にあてられたライナスはもう気絶していた。
 「お、ライ気絶したな。 思ったより早かったな。 俺が担ぐか。 リン、魔力解放しとけ。 移動きついかもしれないからな。」
リンが頷き羽をだす。 俺も翼をだし、更に魔力を解放する。

「アーク、んじゃ行ってくる♪」
挨拶して、俺達は黒い空間に入り、すぐ俺は、空間を閉じる。 竜界ってどんな所だろう。 かなり楽しみだ。

シュン達が送りだしたアークは、「竜界ね。 3界制覇だあいつめ」とニヤリ笑うのだった。
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