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3章:学園都市編

ようやく、竜に会いにいくか

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深層の森を拠点に活動した日々を予定通り3週間続けた。
今、俺達3人は、邪竜がいるといわれている谷の入口にいる。

背後は、魔物の死骸の山だ。 俺がほとんど殺した。 血塗れでタバコに火をつけ一服している。

「谷って結構暗れーな。 お、あそこに邪竜がいるな。 結構深いな。 一気にいく。 リンはついてこい。 ライは俺がしゃーねが担ぐ。 今のお前じゃ、無理だな。 襲ってくる奴は、殺せ。 リン、銃でいけ。 俺は双剣だ。 ライ、振り落とされねーよ、しっかりつかまってろ!」

俺は仕方なくライナスをおんぶする。 リンも白銀の銃をだし「われ了解。」と俺の方を見る。
俺は、翼を広げる。 すると、ライナスがバランス崩すも必死で捕まっている。 なかなか間抜けな姿のライナスだ。 俺は、そんなライナスは気にする事もなく言った。

「リン、行くぞ」といって、急降下。 

真っ黒の中、リンの銃の音や、生ぬるいものが物体がライナスにあたる。 物凄いスピードで、回転したり急降下が続く。 どれだけの時間が経ったのかわからない。 ライナスは必死でシュンしがみついつく腕も足も限界だ。 これを過ぎれば竜に会えるとその一心でしがみついつくライナスだった。

俺は、そんなライナスの事を特に考えもせず、惨殺を楽しんでかなり遠回りしていたりした。
そして、邪竜の封印されている洞窟に到着。 
暗くて見えないライナスのため、魔術でライトをつけた。 俺は、基本触れられるの嫌いだ。

「ライ、とっとと降りろ! 俺は男にも抱きつかれる趣味ねーんだ。 俺に触っていいのは、リンとアークだけだ!」

シュンによって振り下ろされたライナスは、必死にしがみついいたため、降りてもバランスを崩すがなんとか踏ん張り立つ。 普通なら、立てれないはずだが、日々の訓練の成果でもあった。

「リン、ライ、この先に邪竜がいると思う。 行くぞ」

俺とリンはしっかり翼と羽を収納して、奥へ進む。数10分ぐらいたった時に念話が聞こえる。

??:「何百年以来の来訪者か。 邪竜である我に何のようだ?」
現れたのは竜王の黒よりも更に黒く漆黒の鱗で目は金色、全長30M以上はあり、翼を広げれば50Mはある巨大な竜が横たわっていた。 大きさは竜王と同じだ。 それは見事な貫禄も持ち合わせた邪竜の姿が目の前にあった。 俺は、邪竜に念話する。

シュン:「隣のこいつは俺の正体をしらねぇー。 念話で失礼する。 俺は、『白銀の黒帝』といわれる者、この世界の調停者といったほうがお前にはわかりやすいか?」
邪竜:「ああ、知っている。 お主が黒帝か。 お初にかかる。  して、調停者が我の所に来るということは、我の役目も終わりということか?」
シュン:「いや、そうじゃねぇー。 お前は邪竜なのに、いい奴っぽいな。 質がいい。 今回、ここに来たのは、この人間と繋がった竜がここにいると聞いてきた。 こいつ、竜騎士になりたいのだが、まー、あのくそ女のせいで、あの世界の嫌われものでな、契約できなかった。 召喚で呼べないってことは、ここにいるだろ? 」
すると、邪竜が笑いだす。シュンの方をみてニヤッと笑い、その後ライナスをみる。

邪竜が人語で話す。
「おい小僧は、どんな竜でも好きか?」
「竜ならなんだって好きだ。 って、あんたかっこいいな。」とライナスが答えた。 
それを聞いて邪竜は「はははー こいつならまかせてもいいかもな。 XXXX」と最後は竜語らしい。

邪竜の後ろから出てきたのは、黒と白の羽で身体は黒と白のマーブルでまだ成竜ではないが、全長15Mほどの竜があらわれた。 目はオッドアイで金と碧眼だった。。
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