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3章:学園都市編

ライナスの相棒

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邪竜に呼ばれ後ろから出てきた竜は、黒と白の羽で身体は黒と白のマーブルでまだ成竜ではないが、全長15mほどの竜があらわれた。 目はオッドアイで金と碧眼だ。

邪竜が念話ではなす。
邪竜: 「この竜の名はドラン。 わしと白竜の子でな、忌み竜だ。 竜語しか話せん。 が、契約者同士であれば念話で話せるだろう。 向こうの世界、人界にいる竜も人語ははなせるものおらんしな。 ここの世界でもはなせるのは竜王と我だけだ。 小僧とこいつが繋がっておる。 さ、契約せい。」

ライナスとドランを引き合わせる。 既に召喚で繋がっている、お互い分かったようでそのまま契約へ移行していた。 ライはドランを愛でている。

俺シュンが竜語で話す。
〔邪竜、こいつ、飛べるのか? てか、戦えるのか?〕
〔ここで引きこもっていた。 飛べるには飛べるがな、戦いはひよっこだ。 我は封印しているしな。ははは〕

俺が竜王から聞いた時にまさかと思ったが、的中したな。 邪竜、過保護だったようだ。 

〔竜王が鍛えてくれるそーだ。 それでいいか?〕
〔ああ、ドランは外をみたほうがいい。 逞しく鍛えてもらうのがいい。 我はまた長き夢にでもはいるさ。 それで、我の子を少しだけでいい、気にしてやってくれんか?〕

竜王の所に行く事に許可をもらったが、邪竜に頼まれてしまった。。 うーん。。
俺は、タバコをふかしす。
〔気がむいたらな。 たまに、此処に遊びくるな〕
〔ああ、まってる。 土産でも期待しとるぞ。〕と催促する邪竜に、〔今回の土産だ〕と言って俺は、アークのワインの大樽10個だす。 ニヤリと笑う邪竜は、ドランに気付かれないうちうちに闇魔術で収納する邪竜であった。

俺は、今度はライと戯れている邪竜の子に向け大声ていう。
〔おいそこのマーブル、おめぇー 谷越えたことあんのかー?〕
〔この洞窟の外出た事ないよ。 外でれるの?〕
〔これから出るんだが、お前、速攻 死ぬな。〕

〔僕は弱くない!〕といって俺にに突進てきたから、蹴り一発あびさせたら、簡単にのされるドラン。
俺は、溜息をつきながら、今度は人語で話す。
「邪竜、甘やかしすぎだろ。 性根から叩きなおしだぞ。 リン、そのガキにこの首輪つけてやれ。」

俺はタバコをくわえながら首輪をリンわたす。 
「もしかしてと思って作っておいてよかったわ。」とボソっという俺。 なんか俺、準備良すぎか。。。
「ライ、そのガキをおこせ。 んでもって、首輪に魔力をながせば大きさが自由になる。 小さくなれっていえ。」
ライナスはドランを起こし念話で説明すると、50cmぐらいの大きさになる。 ちょっとした縫いぐるみの大きさだ。

んじゃぁ、帰りは、俺はまたライナスをおんぶするのか。 やだなー。って考えていた。 ポンと叩き、ちょっと頬をかいて「おれ、転移できるじゃん。」とぼそっという。

シュンはすっかり戦い優先で転移しておらず、忘れていた。 

「じゃぁ、邪竜またな。 封印あんから、洞窟でたとこで転移する。」といって俺は片手をあげ、洞窟の外へ向かう。 小さくなったドランは、ライナスの頭の上で、邪竜になにかいって、シュン達を追った。

◇◇◇
そして、深層の森の拠点。 ドランを元に大きさに戻し、適当に飛翔させるておく。
その間、俺はBBQの準備で、リンとライナスが模擬戦中。 エールを片手に肉を焼いている。

「ライ、マーブル呼べ 飯できたぞ」と俺が言うと、初めての外で興奮しているドランを呼び寄せさせるライナス。 ドランを小さくさせて、今日は外での食事だ。 ライナスもエールをのみ談笑。 ライナスとドランは念話で会話。 俺は、たまに竜語でマーブルと話す。

「シュン、いつの間に竜語はなせるようになった?」と聞くリン。ライも同じ疑問があったようだ。 
「あー、竜王の所でだいたいパターンがわかったからな。 あとは邪竜と話してだ。」と俺が答える。

「さすがとしか言えんな。」とリンとライナスとともに呆れた。 
その後も談笑し、明日には竜王の所にいくといいリンのお手製デザートを堪能しドランはライの部屋へとそれぞれ寝室にむかう。

無事、ライナスに生涯の相棒ドランが見つかったのである。 意外とあっさりに見えるが、シュンだからである。 

即朝、朝食を済ませ、拠点に様々な結界を施す。 外では、ライがドランにシュンが作った簡易的な鞍を乗せている。 初騎乗で行き先はかなり遠いが、そんな事より興奮でいっぱいのライナスだ。。。
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