32 / 108
3章:帝国編
家に荷物とりに帰ったら
しおりを挟む
俺が荷物ってか制服とりに家に帰ったら、赤の他人である義理の妹フェリシアがいた。
やつの事は無視して、部屋の制服、これきれねぇーじゃん、って思いつつ、マジックバックに入れておいた。 あとで服屋いって、作ってもらうか。 ついつい、自分が成長していた事を忘れてた。 服屋で作り直すんだったら、この家に来る必要もなかった。
「ちょっとあんた、昨日、カスペル様を殴ったってきいたわよ。 謝ったほうがいいわよ」って赤の他人。 俺は無言のまま、奴を素通り。 って勝手に俺の部屋にはいってくるなよ。
「まちなさいよ!」って腕つかもうとするから、いなした。
「赤の他人なんだろ。 血もつながってないしな。 ケフィンとヒルダには、俺は、でていったとでもいっとけ」って言って、そのまま家をでていった。
「あんたどこいくのよ!」ってぎゃーぎゃ騒いでたけど、知るか。
もう戻る事もないしな。
◇◇◇
Side:フェリシア
私には義理の兄、スヴェンがいる。 初めて会った時、兄ができたって嬉しかった。
でもその兄は、私より小さく頼りない。 それでも、嬉しくって一緒に遊んだりした。
でも兄は魔法を行使できなく、その変わりに剣術を鍛える事になった。 父と母は、騎士団に所属しているから厳しく兄を鍛えた。 私も同じように鍛えられたおかげで、剣術、魔法師としても今は学年のトップクラス。 頼りない兄は、剣術もからっきしで、細身でヒョロヒョロ。 そんな兄がいることが恥ずかしくなって、兄につらくあったった。
けど、昨日、課外授業でマンティコアがでて兄が無謀にも挑んだらしい。 ありえない。 いままで堅実的な魔物しか倒してこなかったのに。。
ジョアンナ姉さんとカトリーン姉さんが、そういって家を訪ねてきた。 そして、兄は、カスペル生徒会長を殴ったという。 兄の言い分としては、囮にされたらしい。
ジョアンナ姉さんとしては、どちらが正しいかわからないけど、カスペル生徒会長には謝ったほうがいいって説得にきたみたいだけど、兄は帰ってきてない。
どこにいったんだろう。
翌朝になって、兄の部屋をみたけど戻ってきた形跡もない。
そして昼。 風貌も変わった兄。 私より身長が低かったのに高くなってるし、年齢相応になってる。 何がおきたの。
話かけても無視された。
そして、言われたのが、赤の他人、今まではお父さんとお母さんって呼んでた父と母を名前で呼んで出ていくといった。 どこにいっちゃうのよ。
赤の他人って言われた言葉がずっしりと胸に響く。
自分が散々言ってきた言葉なのに。。。 「お兄ちゃん、ごめんなさい」って自然と言葉を紡いだわ。 そう子供のころはお兄ちゃんって呼んでた。
やつの事は無視して、部屋の制服、これきれねぇーじゃん、って思いつつ、マジックバックに入れておいた。 あとで服屋いって、作ってもらうか。 ついつい、自分が成長していた事を忘れてた。 服屋で作り直すんだったら、この家に来る必要もなかった。
「ちょっとあんた、昨日、カスペル様を殴ったってきいたわよ。 謝ったほうがいいわよ」って赤の他人。 俺は無言のまま、奴を素通り。 って勝手に俺の部屋にはいってくるなよ。
「まちなさいよ!」って腕つかもうとするから、いなした。
「赤の他人なんだろ。 血もつながってないしな。 ケフィンとヒルダには、俺は、でていったとでもいっとけ」って言って、そのまま家をでていった。
「あんたどこいくのよ!」ってぎゃーぎゃ騒いでたけど、知るか。
もう戻る事もないしな。
◇◇◇
Side:フェリシア
私には義理の兄、スヴェンがいる。 初めて会った時、兄ができたって嬉しかった。
でもその兄は、私より小さく頼りない。 それでも、嬉しくって一緒に遊んだりした。
でも兄は魔法を行使できなく、その変わりに剣術を鍛える事になった。 父と母は、騎士団に所属しているから厳しく兄を鍛えた。 私も同じように鍛えられたおかげで、剣術、魔法師としても今は学年のトップクラス。 頼りない兄は、剣術もからっきしで、細身でヒョロヒョロ。 そんな兄がいることが恥ずかしくなって、兄につらくあったった。
けど、昨日、課外授業でマンティコアがでて兄が無謀にも挑んだらしい。 ありえない。 いままで堅実的な魔物しか倒してこなかったのに。。
ジョアンナ姉さんとカトリーン姉さんが、そういって家を訪ねてきた。 そして、兄は、カスペル生徒会長を殴ったという。 兄の言い分としては、囮にされたらしい。
ジョアンナ姉さんとしては、どちらが正しいかわからないけど、カスペル生徒会長には謝ったほうがいいって説得にきたみたいだけど、兄は帰ってきてない。
どこにいったんだろう。
翌朝になって、兄の部屋をみたけど戻ってきた形跡もない。
そして昼。 風貌も変わった兄。 私より身長が低かったのに高くなってるし、年齢相応になってる。 何がおきたの。
話かけても無視された。
そして、言われたのが、赤の他人、今まではお父さんとお母さんって呼んでた父と母を名前で呼んで出ていくといった。 どこにいっちゃうのよ。
赤の他人って言われた言葉がずっしりと胸に響く。
自分が散々言ってきた言葉なのに。。。 「お兄ちゃん、ごめんなさい」って自然と言葉を紡いだわ。 そう子供のころはお兄ちゃんって呼んでた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,132
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる