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183 閑話 頑張るファリカちゃん! (17)
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183 閑話 頑張るファリカちゃん! (17)
[お嬢様大丈夫ですか?]
[コン]
お姉ちゃまは無事のようです。
[大丈夫そうですね。
ただいまの状態は、レナウド様が馬に乗り、襲われた地点に向かわれています。
リーサ様は、今私達と合流しました。
ファリカお嬢様はまだ目視出来る所にはいらっしゃらないようです。
お嬢様、何か危険な事があれば大きな声を出すか、3回魔導具を叩いてください]
[コン]
[しかし、エルーシアちゃんが乗せられた馬車は、某伯爵家の紋章をつけているがあの者が絡んでいるのかのう?]
お祖父様は低い声で語り出しました。
「某伯爵家?」
「ファリカちゃんその伯爵家はベルティンブルグ公爵家と戦っている派閥の一つだよ」
「ふ~ん。そうなんだ。精霊さんは物知りですね」
と話しているとお祖父様の声がトランシーバーから聞こえました。
[たしかあの家の者は代々、教会と深いつながりがあると噂されていたが、こんな目立つことをするのかの?]
「教会?お姉ちゃまは聖女と呼ばれていますが、教会と仲が悪いのかな?」
「仲良しではないわね」
私と秘密チーム6レンジャーで話しているとトランシーバーからリーサお姉様の声が聞こえました。
[あの、結局、エルーシアを誘拐するのって何が目的なのでしょうか?]
[リーサお嬢様。
一つ目は、誘拐した犯人が教国だった場合は、エルーシアお嬢様が聖女と呼ばれていることをよく思っていません。
何度か抗議の文章が来ていましたが、国と公爵ご一家が無視をしていたため、実力行使にでたと言うことです。
エルーシア様を誘拐することで、聖女と呼ぶ事をしないことと、身代金が目的だと推測されます。
二つ目は、これは帝国が犯人の場合は、身代金です。お金ですね。
三つ目は、国内の貴族だった場合は、ざっくり言うと身代金と利権を自分たちにも分けろと言うことですね。自分たちは何もしていないのに]
「どれも、エルーシアお姉様の利権が欲しいだけじゃないですか?」
[どれも、エルーシア(お姉様)の利権が欲しいだけじゃないですか?]
私(ファリカ)とリーサお姉様の声がかぶりました。
私は、本当に頭にきました。
だって、努力も行動もなにもしていないのに、公爵家の利益や利権を奪おうとしているのです。
しかも、そのやり方が、お姉ちゃまを誘拐して人質にして、身代金としてお姉ちゃまの利権、利益、名声を奪うと言うのです。
「絶対に許さないのです!私は怒っているのです。おやつをホルダに奪われたときの100倍怒ったのです!」
「「ファリカちゃん。落ち着いて。私達から落ちちゃうよ」」
合体したスライムちゃんは少し移動のスピードを落としました。
「ファリカちゃん。エルーシアを乗せた馬車は貴族街に入りましたよ」
「左右に曲がって、侯爵家に停まりました」
「また、動き出したよ」
トンボさんや小鳥さんそしてスライムちゃん達から情報が続々と流れてきます、すると。
「ファリカちゃん、前に見えている馬車にエルーシアが乗っているよ」
とうとう見つけました、にっくき敵の馬車を。
「では、馬車から見えないように、後をつけましょう。合体スライムちゃんよろしくね」
「「はい、わかったよファリカちゃん」」
私は、みんなの情報を聞いて尾行をしています。
(あれ?馬車の後ろに馬に乗ったおじさんがいるよ)
と思っているとトランシーバーから声が聞こえました。
[皆様。どうやら、レナウド伯爵様も追いついて、馬車に乗っている者達に気づかれないように後をつけはじめました]
(え?本当にリーサお姉様のお父様もつけてきたの?
お姉ちゃまを助けるライバルが増えたのね)
と思いました。そして馬車の上を見てみると、レオン、ゲアートそしてメリアが上空から馬車を見張っているのです。
「私は、皆様に負けませんわ。秘密チーム6レンジャーがお姉ちゃまを救うのです」
[お嬢様大丈夫ですか?]
[コン]
お姉ちゃまは無事のようです。
[大丈夫そうですね。
ただいまの状態は、レナウド様が馬に乗り、襲われた地点に向かわれています。
リーサ様は、今私達と合流しました。
ファリカお嬢様はまだ目視出来る所にはいらっしゃらないようです。
お嬢様、何か危険な事があれば大きな声を出すか、3回魔導具を叩いてください]
[コン]
[しかし、エルーシアちゃんが乗せられた馬車は、某伯爵家の紋章をつけているがあの者が絡んでいるのかのう?]
お祖父様は低い声で語り出しました。
「某伯爵家?」
「ファリカちゃんその伯爵家はベルティンブルグ公爵家と戦っている派閥の一つだよ」
「ふ~ん。そうなんだ。精霊さんは物知りですね」
と話しているとお祖父様の声がトランシーバーから聞こえました。
[たしかあの家の者は代々、教会と深いつながりがあると噂されていたが、こんな目立つことをするのかの?]
「教会?お姉ちゃまは聖女と呼ばれていますが、教会と仲が悪いのかな?」
「仲良しではないわね」
私と秘密チーム6レンジャーで話しているとトランシーバーからリーサお姉様の声が聞こえました。
[あの、結局、エルーシアを誘拐するのって何が目的なのでしょうか?]
[リーサお嬢様。
一つ目は、誘拐した犯人が教国だった場合は、エルーシアお嬢様が聖女と呼ばれていることをよく思っていません。
何度か抗議の文章が来ていましたが、国と公爵ご一家が無視をしていたため、実力行使にでたと言うことです。
エルーシア様を誘拐することで、聖女と呼ぶ事をしないことと、身代金が目的だと推測されます。
二つ目は、これは帝国が犯人の場合は、身代金です。お金ですね。
三つ目は、国内の貴族だった場合は、ざっくり言うと身代金と利権を自分たちにも分けろと言うことですね。自分たちは何もしていないのに]
「どれも、エルーシアお姉様の利権が欲しいだけじゃないですか?」
[どれも、エルーシア(お姉様)の利権が欲しいだけじゃないですか?]
私(ファリカ)とリーサお姉様の声がかぶりました。
私は、本当に頭にきました。
だって、努力も行動もなにもしていないのに、公爵家の利益や利権を奪おうとしているのです。
しかも、そのやり方が、お姉ちゃまを誘拐して人質にして、身代金としてお姉ちゃまの利権、利益、名声を奪うと言うのです。
「絶対に許さないのです!私は怒っているのです。おやつをホルダに奪われたときの100倍怒ったのです!」
「「ファリカちゃん。落ち着いて。私達から落ちちゃうよ」」
合体したスライムちゃんは少し移動のスピードを落としました。
「ファリカちゃん。エルーシアを乗せた馬車は貴族街に入りましたよ」
「左右に曲がって、侯爵家に停まりました」
「また、動き出したよ」
トンボさんや小鳥さんそしてスライムちゃん達から情報が続々と流れてきます、すると。
「ファリカちゃん、前に見えている馬車にエルーシアが乗っているよ」
とうとう見つけました、にっくき敵の馬車を。
「では、馬車から見えないように、後をつけましょう。合体スライムちゃんよろしくね」
「「はい、わかったよファリカちゃん」」
私は、みんなの情報を聞いて尾行をしています。
(あれ?馬車の後ろに馬に乗ったおじさんがいるよ)
と思っているとトランシーバーから声が聞こえました。
[皆様。どうやら、レナウド伯爵様も追いついて、馬車に乗っている者達に気づかれないように後をつけはじめました]
(え?本当にリーサお姉様のお父様もつけてきたの?
お姉ちゃまを助けるライバルが増えたのね)
と思いました。そして馬車の上を見てみると、レオン、ゲアートそしてメリアが上空から馬車を見張っているのです。
「私は、皆様に負けませんわ。秘密チーム6レンジャーがお姉ちゃまを救うのです」
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