経典 第7巻 1章 1節「太陽を喰らった漆黒の守護竜」
──はるか昔、その星(セカイ)には“月”と呼ばれるモノが存在しなかった。
昼は太陽が赤々と地上を照らし、夜は頼りない星明かりと闇が支配する。
そんな星(セカイ)で、人々は穏やかに暮らしていた。
しかし、そんな日々は唐突に破られる。
恵をもたらすはずの太陽が……夜を喰らったのだ。
生き物が堕ち、大地は焼け、海は干上がった。
こうして、この星(セカイ)は緩やかに、しかし確実に死に絶える……はずだった。
闇の消えた星(セカイ)に、黒より暗い漆黒の鱗が舞うまでは。
──これは神話に語られる物語と、たったふたりだけの記憶に残った物語である。
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《アルファポリス》《pixiv》《小説家になろう》《カクヨム》《ノベルアップ》《ツギクル》に投稿しています!
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表紙イラスト
夏雲
https://www.pixiv.net/users/67852331
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