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1章:転生したらしい

2話:公爵家に生まれたらしい

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私が転生してその日のこと。

私は公爵家に生まれ新たに璃杏りあん(赤ちゃん)に転生したということがわかった。

そして、生まれてから3週間が経っている。

こ、これは!!前世の記憶が蘇ったって事だよね!?

うへー。普通だったら頭ぶつけたとかそのことと同じことが起こって前世の記憶が戻ったとか生まれた時からとかそいう言うのだよねー。漫画とか小説とか。

私の場合は、何だろう?

夢?・・・・ではないような気がする。

実際起こってそれで、ここどこ状態だったし?

んー?・・・・・・まあ、気にすることじゃないよね!(璃杏は考えることを放棄した)

そうそう、私何故か前世の名前覚えてないんだよね~あははー名前only記憶喪失だぜ!

と、まあ、そんなことは置いといて1番驚いたのはこの世界には魔法があること。

そう!魔法!!!誰もが1度は憧れる魔法だよー!

それで、魔法は下の格から上の格できっちり魔力の量が決まってるんだそう。

つまりはこんな順番

庶民→男爵→子爵→伯爵→侯爵→公爵→王族

という順番で魔力が大きくなる。

でも、ごく稀に庶民やほかの爵位で強力な魔力を持って生まれる者がいるらしい。

こういう情報は近くにいるお喋り好きの侍女さん達が話しているから自然に情報が入ってくる。

うん。まあ、そんなこと聞いて私は思ったのさ。

わあ!ファンタジー!

ってね。

それで、ここまでで大体の予想はつくけどここは私がいた地球ではなく異世界。

そう、まさかの異世界転生!!

うえーい!ハッピネス!

・・・・・と言いたいところだけど、はっきり言って複雑だ。

だって・・・だってだってだってぇぇぇぇ!!!

何回も言っちゃうけど私は極度の人見知りと口下手で友達がいない影薄地味女子高生だったんだよおおお!!!
それで?まさかのあの狂った運転手に轢かれ限定グッズ生で拝めないまま死んでいったこの私に!!どう楽しめと!?赤ちゃんだからまだいいけど大きくなるにつれて話す内容思い浮かばず両親とは縁を切るとかそんなのになりたくないしぃぃぃい!!!
見知らぬ場所で見知らぬ両親と屋敷の人達とひとつ屋根の下で毎日毎日毎日暮らすなんて!!!!
まあ、人見知りは約2・3・4ヶ月ほどで治るけどさー!あんまり会わないとなるとそれがまた悪化して大変なことになるんだよおお!!
ごめんよおおお!!こんな子が生まれてきて!!
あばばばば!!どうしよう!!!迷惑かけられないし!!かと言ってこの性格治るわけじゃないし・・・・・・まあ、最悪追い出されて庶民に格下げされても私は元庶民!!だから、きっと、何とかなるはずー!!!

私は一般ピーポーになり顔に庶民Aとか書かれたりしちゃう庶民になるのだ!!!うはははは!!

・・・・・・はっ!!!何か話それた気がする!!

と、とにかく!!異世界転生というものは面白く明るく可愛く天然でちょっぴりおバカで愛されキャラの子がなるものであって私がここに来るメリットが何一つとしてない!!

くううう!!前世の私!!なぜ、明るく可愛げあって面白くて天然でちょっぴりおバカで愛されキャラではなかったんだー!!

ただの芋女子だよおー!!なぜっ!何故!!お下げで黒縁眼鏡で地味を磨き上げてしまってただの友達ゼロのオタクになってしまったんだ!!

そんな子提供しちゃダメでしょ!!誰得だよ!!

そんなの誰が見てて面白いんだ!!

屈辱でしかないよ!!!

ガチャ

私が異世界転生してしまったことについての屈辱をプレゼンしていると誰かが入ってきた。


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