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第447話 対決! 古代兵器アルティメットBT配信(2)
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とりあえず魔法を作ってみようとすると、古代兵器アルティメットBTの胸が光り輝く。胸が光り輝くというか、古代兵器の胸の真ん中にある新幹線の瞳の部分が光り輝いているという感じだ。
「私も加勢します。何故なら、ガンマン、ですから!」
ゼータちゃんはそう言って、二丁拳銃を取り出して、攻撃を開始する。ゼータちゃんは銃口を古代兵器に向けて、引き金を引く。銃から【スピリッツ】の銃弾を放ち、その銃弾は古代兵器アルティメットBTにぶつかっていた。
魔法は無効化されるが、【スピリッツ】は無効化されていない……いや、試しに【オーラ】を自分の腕に集めて見た所、この【オーラ】の方も発動は可能。つまりは、魔法のみ無効化という所か。
しかしながら、ゼータちゃんが当たった【スピリッツ】の銃弾は、古代兵器に全くダメージを与えていないようだ。無効化はできないけれども、防御力の関係で【スピリッツ】の銃弾はダメージになってないようである。
「(それだとしたら、まだ戦い方はある、か)」
『敵対攻撃、発生。迎撃を続行します』
私はそう言って、【オーラ】を自分の両腕に集める。そして剣をしっかりと握りしめ、【オーラ】を纏わせた状態にて、古代兵器がビームを放って来るのに対抗して、斬撃を放つ。
放たれた斬撃はビーム砲を弾いて、古代兵器の右腕のビーム砲の表面のガラスを傷つける。
ビーム砲とは、光を集約して放つ光化学兵器である。私もデルタちゃんやアレイスターに搭載しようとしたから知っているけれども、搭載はしていない。その理由として、ビーム砲は非常にデリケートだからだ。
ビーム砲からビーム攻撃がでる理由としては、前世の知識にある、とある実験が関係している。その実験とは、虫眼鏡という小さい物を見るための道具であり、幼い頃にその道具を使う事によって、太陽の光を集めて紙を燃やすという実験をした記憶がある。
あの高化学兵器も理屈としてはまるで同じであり、ビーム砲の表面がしっかりと磨き上げられているからこそ、体内の光エネルギーを集約して、ビーム砲としての機能が成立するのだ。
ほんの少しでも、放つ面に傷がついた時点で、ビームは放てなくなるのだ。
事実、古代兵器の右腕のビーム砲からはプスプスッと黒い煙を出しており、これで古代兵器の右腕を封じる事が出来たと言えるだろう。
『損傷、確認。右腕ビーム砲、損傷によって使用不能。よって、第二武装を解禁します』
バンっと無造作に右腕のビーム砲をパージして捨てる、古代兵器。その後、右腕の中から1本の黒い塊が出て来たと思うと、いきなりデカいドリルのような形状に変化して、高速で回転し始める。
ビーム砲の次は、ドリルと来たか。どこまで男心をくすぐるような、ロボット兵器満載の作りになっているんだか。
「ご主人様! あのドリルの回転、当たったら私でも耐えられそうにないです! 他の攻撃は1発以上は耐えられますが! なにせ、ガンマン、ですから!」
「ガンマンとか以前に、あんなドリルで抉られたら一発アウトだっての!」
そんな事をドリルを見ながら思っていると、私とゼータちゃんの方に、斬撃が飛んできた。私が【オーラ】を使って放つ斬撃の衝撃波なんかではなく、古代兵器のは文字通り、腕を伸ばした状態で剣を振って来るのだ。一瞬伸ばして斬り、こちらが反撃する前には元の位置まで戻す。
自由自在に腕を伸ばして、古代兵器は斬撃を放って来た。
「(挙動が、まるで読めない!)」
生物の場合、ある程度関節の動きなんかでどこに攻撃するのかが分かって来る。少なくとも、絶対に当たらない位置というのは、すぐさま分かるもの。ゴーレムのような非生物だって、錬金術師である私は戦いながら機構を把握して避けられる。
しかしながら、この古代兵器はその理屈に当てはまらない。本来攻撃出来る範囲を越えて、こいつは攻撃を仕掛けて来ているのだ。人間で例えるなら、無理矢理関節を無視して攻撃しているようなものだ。
あそこまで動かせば、普通はなんらかの不調を起こしそうな所だが、それが全く見られない。私の見立てが悪いというよりかは、古代兵器が凄いというべきか。
「それなら、【オーラ】で一気に倒すべきだな!」
私は【オーラ】を纏わせて、剣で斬撃を放って攻撃する。
『斬撃波、回避プログラムを設定。新幹線式回避プログラム、発動』
そう思っていたら、古代兵器の身体が青白い光に包まれたと思ったら、古代兵器の身体がぶるぶると激しく振動して【オーラ】の攻撃を避けきっていた。
どういう理屈だよ?! 完全に当たる軌道なのに、攻撃が当たってないって!?
「魔法無効化だけではなく、【オーラ】の完全回避……? 流石は古代兵器、一筋縄ではいかないだろうとは思っていたが!」
【オーラ】の攻撃の効き具合から見て、あの硬さを突破するには【オーラ】の圧倒的な破壊力が必要。ただし、その【オーラ】を回避するシステムを、あの古代兵器は身に着けたという事か。
流石は古代兵器。この辺り一帯の猛獣型魔物が恐れるくらいの、圧倒的な強さ、といったところである。
「私も加勢します。何故なら、ガンマン、ですから!」
ゼータちゃんはそう言って、二丁拳銃を取り出して、攻撃を開始する。ゼータちゃんは銃口を古代兵器に向けて、引き金を引く。銃から【スピリッツ】の銃弾を放ち、その銃弾は古代兵器アルティメットBTにぶつかっていた。
魔法は無効化されるが、【スピリッツ】は無効化されていない……いや、試しに【オーラ】を自分の腕に集めて見た所、この【オーラ】の方も発動は可能。つまりは、魔法のみ無効化という所か。
しかしながら、ゼータちゃんが当たった【スピリッツ】の銃弾は、古代兵器に全くダメージを与えていないようだ。無効化はできないけれども、防御力の関係で【スピリッツ】の銃弾はダメージになってないようである。
「(それだとしたら、まだ戦い方はある、か)」
『敵対攻撃、発生。迎撃を続行します』
私はそう言って、【オーラ】を自分の両腕に集める。そして剣をしっかりと握りしめ、【オーラ】を纏わせた状態にて、古代兵器がビームを放って来るのに対抗して、斬撃を放つ。
放たれた斬撃はビーム砲を弾いて、古代兵器の右腕のビーム砲の表面のガラスを傷つける。
ビーム砲とは、光を集約して放つ光化学兵器である。私もデルタちゃんやアレイスターに搭載しようとしたから知っているけれども、搭載はしていない。その理由として、ビーム砲は非常にデリケートだからだ。
ビーム砲からビーム攻撃がでる理由としては、前世の知識にある、とある実験が関係している。その実験とは、虫眼鏡という小さい物を見るための道具であり、幼い頃にその道具を使う事によって、太陽の光を集めて紙を燃やすという実験をした記憶がある。
あの高化学兵器も理屈としてはまるで同じであり、ビーム砲の表面がしっかりと磨き上げられているからこそ、体内の光エネルギーを集約して、ビーム砲としての機能が成立するのだ。
ほんの少しでも、放つ面に傷がついた時点で、ビームは放てなくなるのだ。
事実、古代兵器の右腕のビーム砲からはプスプスッと黒い煙を出しており、これで古代兵器の右腕を封じる事が出来たと言えるだろう。
『損傷、確認。右腕ビーム砲、損傷によって使用不能。よって、第二武装を解禁します』
バンっと無造作に右腕のビーム砲をパージして捨てる、古代兵器。その後、右腕の中から1本の黒い塊が出て来たと思うと、いきなりデカいドリルのような形状に変化して、高速で回転し始める。
ビーム砲の次は、ドリルと来たか。どこまで男心をくすぐるような、ロボット兵器満載の作りになっているんだか。
「ご主人様! あのドリルの回転、当たったら私でも耐えられそうにないです! 他の攻撃は1発以上は耐えられますが! なにせ、ガンマン、ですから!」
「ガンマンとか以前に、あんなドリルで抉られたら一発アウトだっての!」
そんな事をドリルを見ながら思っていると、私とゼータちゃんの方に、斬撃が飛んできた。私が【オーラ】を使って放つ斬撃の衝撃波なんかではなく、古代兵器のは文字通り、腕を伸ばした状態で剣を振って来るのだ。一瞬伸ばして斬り、こちらが反撃する前には元の位置まで戻す。
自由自在に腕を伸ばして、古代兵器は斬撃を放って来た。
「(挙動が、まるで読めない!)」
生物の場合、ある程度関節の動きなんかでどこに攻撃するのかが分かって来る。少なくとも、絶対に当たらない位置というのは、すぐさま分かるもの。ゴーレムのような非生物だって、錬金術師である私は戦いながら機構を把握して避けられる。
しかしながら、この古代兵器はその理屈に当てはまらない。本来攻撃出来る範囲を越えて、こいつは攻撃を仕掛けて来ているのだ。人間で例えるなら、無理矢理関節を無視して攻撃しているようなものだ。
あそこまで動かせば、普通はなんらかの不調を起こしそうな所だが、それが全く見られない。私の見立てが悪いというよりかは、古代兵器が凄いというべきか。
「それなら、【オーラ】で一気に倒すべきだな!」
私は【オーラ】を纏わせて、剣で斬撃を放って攻撃する。
『斬撃波、回避プログラムを設定。新幹線式回避プログラム、発動』
そう思っていたら、古代兵器の身体が青白い光に包まれたと思ったら、古代兵器の身体がぶるぶると激しく振動して【オーラ】の攻撃を避けきっていた。
どういう理屈だよ?! 完全に当たる軌道なのに、攻撃が当たってないって!?
「魔法無効化だけではなく、【オーラ】の完全回避……? 流石は古代兵器、一筋縄ではいかないだろうとは思っていたが!」
【オーラ】の攻撃の効き具合から見て、あの硬さを突破するには【オーラ】の圧倒的な破壊力が必要。ただし、その【オーラ】を回避するシステムを、あの古代兵器は身に着けたという事か。
流石は古代兵器。この辺り一帯の猛獣型魔物が恐れるくらいの、圧倒的な強さ、といったところである。
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