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 子宮が灼かれるような感覚と共に、テレーゼは一瞬悶絶した。

「……っ……!」

 しばらく経つと鋭い痛みは引いていく。
 
「テレーゼ、大丈夫か?」

 心配そうにのぞき込まれ、彼女の胸の内はじんわりと熱くなっていく。

「さっきまで少し痛かったですが、今は貴方と繋がれて……すごく幸せな気持ちです」

 そう言って、彼女は彼の頬に手を添えた。

「俺もお前とこうなれる未来なんてあるはずないと思っていて、今、本当に幸せだよ……」

 どちらともなく口づけを交わし合う。
 彼が腰をゆっくりと揺らしはじめた。
 昂ぶりが離すまいとする恥肉の中を蠢く。
 肌同士がぶつかり合い、ぱちゅんぱちゅんと音を鳴らす。

「ふあっ、ああっ、あっ、あっ……」

「ああ、すごく綺麗だ、テレーゼ……」

 揺さぶられて余裕がない中、逞しい背にしがみつきながらテレーゼは訴えた。

「マクシム様……好きです、大好き……あっ、あ……小さい頃から、ずっと……ひあっ……」

 二人の折り重なった身体が前後に揺れ動く。
 ぐちゅぐちゅと淫らな水音と互いの淫らな水音が室内に奏でられる。
 彼女の芯の中、彼の楔が律動をはじめた。

「あっ、あっ、あっ……マクシム様っ……あ、私、もうっ……」

「……ああ、俺もだ……女として見たのは二年前だが――ずっと、お前のことを愛している……」

「ああっ……!」

 彼の身体がぶるりと震えると同時に、女性の芯が揺さぶられ、テレーゼの身体の中を快感が駆け抜ける。
 夫婦として結ばれ、快楽と幸福感とでいっぱいのテレーズの子宮の中が、彼の愛で満たされていった。
 心地よく疲れた身体を彼がぎゅっと抱きしめる。

「今まで子ども扱いして悪かった。充分お前は大人の女だよ……」

「ありがとうございます」

 繋がり合ったまま、何度か口づけを交わし合った。
 しばらくすると、純潔を失ったばかりの彼女の瞳がとろとろとしてくる。

「マクシム様、今度は催眠にかかっていない状態で、ぜひ私のことを抱きしめてくださいね……」

 マクシミリアンが苦笑した。

「分かったよ、テレーゼ。そうだな、催眠がかかっていない状態で、今度はちゃんと余裕を見せるし……それに次からはもう、寝かせる気はないからな」

「私、眠れなくなるんですか?」

「ああ。まあ、今日はよくお休み」

 とろとろと微睡むテレーゼは、やっと真の夫婦になれた幸せを噛み締めながら、そのまま眠りに落ちていく。
 彼女の金の髪を撫でた後、そっと口づけながら、マクシミリアンが幸せそうに告げた。


「いつまでも愛しているよ、俺の大事なお姫様」



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