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~ 7年後 ~
「 で、結局美容師になったわけかー 」
「 そう言うこと。いつも彼女の髪を触れるんだよ?それに資格を得たからメイクも出来るし 」
「 只の変態の領域じゃないか 」
あの後に敦士に頭を下げて御願いして
彼女は高校卒業と同時に海外へとモデルの仕事を本格的にしに行った
俺は日本に残り、美容師に成るための大学を必死に受けて合格してもうすぐで卒業する
美容の大学のために栄養管理士の資格とか、メイクリストの資格やら色々とって
いつでも彼女の傍に行ける準備は出来ている
「 後はお父さんに御願いして、彼女の現在のヘアーリストをクビにして貰えば.... 」
「 御前の兄貴じゃねぇか 」
「 そうだった....チッ 」
「 ふぁ、ガラわりぃな 」
青井もまた俺と同じ道を進んでいた
コイツは元々そうなる予定だったらしく、進路希望の時も悩まなかったらしい
裕一は変態を極めて医者になるって言って 医大を合格してるのは知っていた
「 もう7年か....24歳だよ。シルキー.... 」
成人式に彼女は仕事の都合で来れなかった
それから、敦士とは常に一緒だから会ってるとは聞いてたけど、俺と会うのは高校卒業の後に、荷物を纏めるときに出逢った程度
其処からは彼女はアメリカやドイツに行って、有名なモデルへとなって忙しくて会えなかった
俺もまた、大学の寮で暮らしてたから会ってはない....
ブラックローズ社は更に大きくなってるし、彼女の身に纏うのは殆ど高級なもの
それを雑誌とかTVで知ってる
「 モデルと女優もしてるんだっけ?凄いなぁ....多忙 」
「 それを望んだのは彼女だからね。レッドカーペットにも去年行ったらしい....TVで観てたけど美人だった 」
「 有名だもんな。絶世の美女シルキー・オリビア 」
近くで見たかった、その時に歩く髪を俺が弄りたかった
敦士からオフショットみたいな写真は送られてきたけど、余りにも羨ましくてスマホ壊す勢いだったもん
「 うん....早く会いたいな 」
「 ほら、写真撮るよ!! 」
「「 はい! 」」
青井に行くぞ、と言われてから皆が撮影する場所へと向かった
シルキー、日本に仕事で帰ってきてると行ったけど会うチャンスはきっと無いだろうね
敦士の元で一時、付いて回る予定だけどシルキーの専属は敦士だから俺の出る幕なんて無さそうだし....
「( 大学を卒業したのになんか憂鬱だよ )」
「 はい、チーズ 」
憂鬱そうな俺の写真、それは後日家の方に届くらしく俺と青井は帰るついでにご飯でも食べに行こうって話になった
「 ラーメンがいいよな 」
「 あー、悪くないね 」
ラーメンかぁ、大学入ってからバイト辞めちゃったからなぁ
何処に行くんだろうかと青井について行き
タクシーに乗せられるまま向かった先は見覚えのある店だった
「 えっ、此処.... 」
「 懐かしいだろ?御前のバイト先、俺も此処に食いに来てた時あってな知ってる....オヤジ、久しぶり 」
「 おう、いらっしゃい! 」
シルキーがやって来て、餃子とチャーハンなんて平凡なのが好きになって
油そばのモチモチした麺が好きだと笑って、俺のバイトの日は来てくれるようになってた
懐かしい夏休みの思い出に何処か笑ってから、店の中へと入る
「 よう、久々だな 」
「 店長も久しぶり、お元気そうでなにより 」
「 おう!元気よ 」
「 さっ、座ろうぜ 」
青井に言われるまま座れば、いつもなら店長が直ぐ来るだろうに傾げていた
伝票では無くなったのかな、それになんとなくお客さんの雰囲気も変かな?って周りを見た後にメニュー表へと目を向ける
変わることない脂ぎったメニュー、内容は少し変わったけど有るものは変わってない
「 俺は何しようかな、豚骨ラーメンとチャーハンかな 」
「 俺は油そばの太麺とチャーハン餃子セットかな 」
「 そっか、好きなのか? 」
「 好きだよ、あの子が好きなメニュー 」
コップを掴み二人分の水を入れれていれば、青井は手を上げたことで俺は店長でも来るのかなと思えば俺の背後で誰かは立ち止まった
『 御待たせしました。ご注文はお決まりでしょうか? 』
「 えっ? 」
「 俺は豚骨ラーメンとチャーハン。コイツは油そばの太麺とチャーハン餃子セットで 」
『 畏まりました。麺はふとのカタね、好きそうですし。冗談です、やわにします 』
待って....この声は忘れる訳がない
時間あるときは通話だってしてた
時間合わない互いの時間に、一生懸命に合わせたりしてたんだ
「 待って、どういうこと....えっ? 」
「 んー?どうした? 」
「 えっ、知ってたの?だって.... 」
振り返って見れば、厨房の方に伝票を置いてるその姿はまさに....だってそうじゃん
「 えっ、青井....どういうこと? 」
「 なぁ、しょーた 」
「 なに? 」
彼が名を呼んだ事で俺はパニックのまま、視線を戻せば彼は笑顔で笑っていた
「 良かったな? 」
「 !! 」
『 御待たせしました~ 』
料理が出来るのには早くて、俺は驚いて彼女の方へと向ければシルキーはエプロンにヘアバンダナをつけて腰まで長い髪をポニーテールにしたまま、昔と変わらない幼くもあって綺麗な表情は笑った
『 御注文の、結婚届けと婚約指輪です。間違えましたか? 』
「 っ~~!間違えてないけど、それは俺が準備したかった!!番組か!!? 」
「「 ドッキリ大成功!! 」」
「 だろうね!待って!! 」
掛けはしになる心拍数、真っ赤になる顔は
彼女がいた高校生位から何一つ変わってない
「 で、結局美容師になったわけかー 」
「 そう言うこと。いつも彼女の髪を触れるんだよ?それに資格を得たからメイクも出来るし 」
「 只の変態の領域じゃないか 」
あの後に敦士に頭を下げて御願いして
彼女は高校卒業と同時に海外へとモデルの仕事を本格的にしに行った
俺は日本に残り、美容師に成るための大学を必死に受けて合格してもうすぐで卒業する
美容の大学のために栄養管理士の資格とか、メイクリストの資格やら色々とって
いつでも彼女の傍に行ける準備は出来ている
「 後はお父さんに御願いして、彼女の現在のヘアーリストをクビにして貰えば.... 」
「 御前の兄貴じゃねぇか 」
「 そうだった....チッ 」
「 ふぁ、ガラわりぃな 」
青井もまた俺と同じ道を進んでいた
コイツは元々そうなる予定だったらしく、進路希望の時も悩まなかったらしい
裕一は変態を極めて医者になるって言って 医大を合格してるのは知っていた
「 もう7年か....24歳だよ。シルキー.... 」
成人式に彼女は仕事の都合で来れなかった
それから、敦士とは常に一緒だから会ってるとは聞いてたけど、俺と会うのは高校卒業の後に、荷物を纏めるときに出逢った程度
其処からは彼女はアメリカやドイツに行って、有名なモデルへとなって忙しくて会えなかった
俺もまた、大学の寮で暮らしてたから会ってはない....
ブラックローズ社は更に大きくなってるし、彼女の身に纏うのは殆ど高級なもの
それを雑誌とかTVで知ってる
「 モデルと女優もしてるんだっけ?凄いなぁ....多忙 」
「 それを望んだのは彼女だからね。レッドカーペットにも去年行ったらしい....TVで観てたけど美人だった 」
「 有名だもんな。絶世の美女シルキー・オリビア 」
近くで見たかった、その時に歩く髪を俺が弄りたかった
敦士からオフショットみたいな写真は送られてきたけど、余りにも羨ましくてスマホ壊す勢いだったもん
「 うん....早く会いたいな 」
「 ほら、写真撮るよ!! 」
「「 はい! 」」
青井に行くぞ、と言われてから皆が撮影する場所へと向かった
シルキー、日本に仕事で帰ってきてると行ったけど会うチャンスはきっと無いだろうね
敦士の元で一時、付いて回る予定だけどシルキーの専属は敦士だから俺の出る幕なんて無さそうだし....
「( 大学を卒業したのになんか憂鬱だよ )」
「 はい、チーズ 」
憂鬱そうな俺の写真、それは後日家の方に届くらしく俺と青井は帰るついでにご飯でも食べに行こうって話になった
「 ラーメンがいいよな 」
「 あー、悪くないね 」
ラーメンかぁ、大学入ってからバイト辞めちゃったからなぁ
何処に行くんだろうかと青井について行き
タクシーに乗せられるまま向かった先は見覚えのある店だった
「 えっ、此処.... 」
「 懐かしいだろ?御前のバイト先、俺も此処に食いに来てた時あってな知ってる....オヤジ、久しぶり 」
「 おう、いらっしゃい! 」
シルキーがやって来て、餃子とチャーハンなんて平凡なのが好きになって
油そばのモチモチした麺が好きだと笑って、俺のバイトの日は来てくれるようになってた
懐かしい夏休みの思い出に何処か笑ってから、店の中へと入る
「 よう、久々だな 」
「 店長も久しぶり、お元気そうでなにより 」
「 おう!元気よ 」
「 さっ、座ろうぜ 」
青井に言われるまま座れば、いつもなら店長が直ぐ来るだろうに傾げていた
伝票では無くなったのかな、それになんとなくお客さんの雰囲気も変かな?って周りを見た後にメニュー表へと目を向ける
変わることない脂ぎったメニュー、内容は少し変わったけど有るものは変わってない
「 俺は何しようかな、豚骨ラーメンとチャーハンかな 」
「 俺は油そばの太麺とチャーハン餃子セットかな 」
「 そっか、好きなのか? 」
「 好きだよ、あの子が好きなメニュー 」
コップを掴み二人分の水を入れれていれば、青井は手を上げたことで俺は店長でも来るのかなと思えば俺の背後で誰かは立ち止まった
『 御待たせしました。ご注文はお決まりでしょうか? 』
「 えっ? 」
「 俺は豚骨ラーメンとチャーハン。コイツは油そばの太麺とチャーハン餃子セットで 」
『 畏まりました。麺はふとのカタね、好きそうですし。冗談です、やわにします 』
待って....この声は忘れる訳がない
時間あるときは通話だってしてた
時間合わない互いの時間に、一生懸命に合わせたりしてたんだ
「 待って、どういうこと....えっ? 」
「 んー?どうした? 」
「 えっ、知ってたの?だって.... 」
振り返って見れば、厨房の方に伝票を置いてるその姿はまさに....だってそうじゃん
「 えっ、青井....どういうこと? 」
「 なぁ、しょーた 」
「 なに? 」
彼が名を呼んだ事で俺はパニックのまま、視線を戻せば彼は笑顔で笑っていた
「 良かったな? 」
「 !! 」
『 御待たせしました~ 』
料理が出来るのには早くて、俺は驚いて彼女の方へと向ければシルキーはエプロンにヘアバンダナをつけて腰まで長い髪をポニーテールにしたまま、昔と変わらない幼くもあって綺麗な表情は笑った
『 御注文の、結婚届けと婚約指輪です。間違えましたか? 』
「 っ~~!間違えてないけど、それは俺が準備したかった!!番組か!!? 」
「「 ドッキリ大成功!! 」」
「 だろうね!待って!! 」
掛けはしになる心拍数、真っ赤になる顔は
彼女がいた高校生位から何一つ変わってない
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