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【第一部】 8章
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「わー、すご、、テレビで見るまんま。」
日本人なんか1人もいない。
周りは英語ばかり。
多少は聞き取れるけど完璧には無理だ。玲さんついてきてもらって正解だったな。
「千秋様、空様の滞在しているホテルに参りましょう。・・・その前に昼食をとりましょうか。食べたいものはございますか?」
「アメリカってハンバーガーのイメージしかないや。他なんかある?」
ハンバーガー!コーラ!ポテト!ってイメージがすごい強い。
「組長のお知り合いのお店にしますか?アメリカンなものがたくさんあります。」
「うん。そこにする。お父さんの知り合いのお店行ってみたいし。」
そのお店は絶品だった。
味付けが濃すぎずに日本人の俺たちも食べやすくて、野菜も取れてアメリカっぽいのに食べやすかった。
「では、ここが本日から泊まるホテルです。空様と同じ階の隣室にしておきました。」
「な、なんでそんなことできた、の?」
「梶田組は海外との太いパイプをいくつも持っていますので、このぐらい朝飯前でございます。支配人に空様がご帰宅されましたら千秋様の部屋に連絡してもらうよう手配しておりますので、久しぶりのお2人の時間過ごされてください。」
「玲さん、本当にありがとう。」
「千秋様、飛行機でもほとんど眠れていませんでしたよね?千秋様の健康も私が守りたいものです。空様と会って心も体も癒してください。私はこちらで少し仕事もありますので気にしなくていいのです。千秋様と2人で食事ができ、行動できていること嬉しいんです。」
「俺のわがまま1個きいてもらってもいい?」
「はい。私にできることならなんでも。」
「兄弟なんだから、様はやめてよ。」
「・・・・千秋さん。こう呼んでもかまいませんか?」
「もちろん。ありがとう、玲さん。空は昼間忙しいと思うから観光とか行こうね。」
「はい。どこへでもお連れします。」
玲さんに荷物も半分くらい持ってもらって今日泊まる部屋に着いた。
ほんと、どんなツテなのか分からないけれど、空の部屋のカードキーももらった。お父さんは海外とも取引してるって言ってたけど。本当にすごいや。
俺は荷物を軽く整理して、風呂に入って着替えた後、空の部屋で待つことにした。
玲さんが空が今日は遅くなりそうだから夕飯に行くかと誘ってくれたけど、ここで空を待っていたいから断った。
空の部屋に入って驚いたことが2つ。
1つはめちゃくちゃ散らかっていること。普段は綺麗にしているから意外すぎる。
2つ目は、なぜか俺の写真が至る所にあること。
なんでっていうくらいある。10枚以上ある。
空も寂しかったってことにしよう。
「空、早く帰ってこないかなぁ。」
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