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第三十三章 二年生
千二百五十八話 無事に強制捜査が完了しました
そして、僕と王妃様が執務室に移動すると、とんでもない量の証拠品が押収されていました。
どーん。
「今日は凄いね。大量だよ!」
「あっ、また見つけたの」
リズたちの手にかかれば、隠し通せるものはありません。
子爵側の証拠品の管理が悪いってのもあり、少し汚れているのもあります。
そんな中、王妃様が一枚の書類を手にしました。
「はあ、呆れるわね。どの宝石やネックレスなどを購入したいかというリストよ。王都のトップブランドから仕入れようとしていたわ。典型的な金品に目がくらんだものの犯行ね」
僕もリストを見せて貰ったけど、男性用女性用関係なく記載されていました。
先代子爵が亡くなって今の子爵が継いでから急に色々と変わったので、代々贅沢をしているわけではなさそうです。
そういえば、さっき子爵の子どもに朝食を食べさせていた先代子爵夫人は、品の良いドレスは身にまとっていたけど豪華な装飾品は身に着けていなかったもんね。
そういう意味では、少なくとも先代子爵夫人は常識をわきまえているということになります。
「子爵夫妻への聴取は、かなり厳しいものになるでしょうね。私も、この後王城に戻ったら聴取に参加するわ」
王妃様、お願いだからきちんと子爵夫妻を生かしてあげてね。
一同集まった押収物を王城に運ぶついでに、素敵な笑みを浮かべる王妃様も送っていきました。
違法なものの捜索はリズたちに任せ、僕はジンさんがいる屋敷の庭に移動しました。
「ジンさん、屋敷の庭に置いてある倉庫からも何か見つかったんですね」
「これは、違法植物の手入れに使うものだな。他にも、違法植物の種とかも出てきているぞ」
屋敷の庭裏手にある倉庫からも、多数の押収品がありました。
ここでは、ピーちゃんが鑑定を進めてくれたのでとっても助かります。
雲さんも、色々なものを見つけ始めていました。
そんな中、僕はある人たちがいないことに気が付きました。
「ジンさん、レイナさんたちはどこに行ったのですか?」
「あいつらなら、王妃様から通信用魔導具で指示を受けて違法植物が栽培されていた森の中に向かったぞ」
そういえば、森の中へも軍が向かっているんだっけ。
レイナさんたちは王妃様からどんな指示を受けたのかなと、軽い気持ちで森の方を見ていました。
ズドーーーン。
その時、突如として森の中から火柱が上がったのです。
たまたま森の方を向いていたジンさんも、なんだありゃって表情をしていました。
一瞬大災害が起きたのかと思ったけど、僕の通信用魔導具に入った通信で大体のことを把握したそうです。
「ジンさん、王妃様はレイナさんたちにある程度証拠を押さえたら、違法植物は残らず処分してと指示したそうです」
「はあ、そういうことか。広範囲の炎で違法植物を焼いているってことか。周囲の森が燃えない事を祈るばかりだな」
カミラさんたちもいるし、ジンさんの懸念している広範囲の森の延焼はないと思います。
こうして各所の捜索と対応を進め、夕方前には何とか無事に強制捜査は終了しました。
対応で残る兵以外を軍の基地に送り、僕たちも王城に戻ります。
「これで王都に戻ります。明日以降は、軍の担当が対応にあたります」
「この度は、本当にご迷惑をおかけし申し訳ありません。引き続き、宜しくお願いいたします」
王城に戻る僕たちに向かって、玄関で先代子爵夫人が深々と頭を下げました。
ハーデスちゃんの屋敷とは違い、代理責任者も最低限の使用人もいるのが幸いですね。
僕たちも挨拶をして、王城に繋いだゲートを潜りました。
そして、会議室に案内されました。
「休日対応ご苦労。証拠品を数多く押さえているので、明日以降アレクたちが何かするのはないだろう。だが、引き続きスラム街への偵察は続ける。この際、できることは行う」
陛下は、僕たちを労いつつ今後の方針を伝えました。
マジカルラット部隊のスラム街偵察は継続で、奉仕活動を兼ねた周囲の確認も続けます。
そんな中、陛下は思わず溜息をついてしまいました。
「ビクトリアが、完全武装で子爵夫妻の聴取に行ったぞ。こういうのは、格好から入るのが正しいと言ってな。思わず溜息をついてしまったぞ」
王妃様、僕たちの予想以上の格好で聴取を行っているんだ。
子爵夫妻は、絶対に言い逃れできないね。
そして、僕たちは屋敷に戻りました。
「「お帰り!」」
「あぶー!」
屋敷に着くと、ミカエル、ブリットと共にハーデスちゃんも僕たちを出迎えてくれました。
ハーデスちゃんはつかまり立ちはできるので、ミカエルの足にしがみついています。
「ハーデスちゃん、みんなと一緒に遊んでいたかな?」
「うー」
僕は、ヒョイッとハーデスちゃんを抱き上げ、話をしてあげます。
ハーデスちゃんはとってもご機嫌なので、いっぱい遊んでもらったみたいですね。
「じゃあ、リズがハーデスちゃんをお風呂に入れてあげるね!」
「あー」
そういうと、リズはハーデスちゃんを僕から受け取り、サンディとイヨと共にお風呂に向かっていきました。
とってもほのぼのとする光景で、なんだかホッとしますね。
どーん。
「今日は凄いね。大量だよ!」
「あっ、また見つけたの」
リズたちの手にかかれば、隠し通せるものはありません。
子爵側の証拠品の管理が悪いってのもあり、少し汚れているのもあります。
そんな中、王妃様が一枚の書類を手にしました。
「はあ、呆れるわね。どの宝石やネックレスなどを購入したいかというリストよ。王都のトップブランドから仕入れようとしていたわ。典型的な金品に目がくらんだものの犯行ね」
僕もリストを見せて貰ったけど、男性用女性用関係なく記載されていました。
先代子爵が亡くなって今の子爵が継いでから急に色々と変わったので、代々贅沢をしているわけではなさそうです。
そういえば、さっき子爵の子どもに朝食を食べさせていた先代子爵夫人は、品の良いドレスは身にまとっていたけど豪華な装飾品は身に着けていなかったもんね。
そういう意味では、少なくとも先代子爵夫人は常識をわきまえているということになります。
「子爵夫妻への聴取は、かなり厳しいものになるでしょうね。私も、この後王城に戻ったら聴取に参加するわ」
王妃様、お願いだからきちんと子爵夫妻を生かしてあげてね。
一同集まった押収物を王城に運ぶついでに、素敵な笑みを浮かべる王妃様も送っていきました。
違法なものの捜索はリズたちに任せ、僕はジンさんがいる屋敷の庭に移動しました。
「ジンさん、屋敷の庭に置いてある倉庫からも何か見つかったんですね」
「これは、違法植物の手入れに使うものだな。他にも、違法植物の種とかも出てきているぞ」
屋敷の庭裏手にある倉庫からも、多数の押収品がありました。
ここでは、ピーちゃんが鑑定を進めてくれたのでとっても助かります。
雲さんも、色々なものを見つけ始めていました。
そんな中、僕はある人たちがいないことに気が付きました。
「ジンさん、レイナさんたちはどこに行ったのですか?」
「あいつらなら、王妃様から通信用魔導具で指示を受けて違法植物が栽培されていた森の中に向かったぞ」
そういえば、森の中へも軍が向かっているんだっけ。
レイナさんたちは王妃様からどんな指示を受けたのかなと、軽い気持ちで森の方を見ていました。
ズドーーーン。
その時、突如として森の中から火柱が上がったのです。
たまたま森の方を向いていたジンさんも、なんだありゃって表情をしていました。
一瞬大災害が起きたのかと思ったけど、僕の通信用魔導具に入った通信で大体のことを把握したそうです。
「ジンさん、王妃様はレイナさんたちにある程度証拠を押さえたら、違法植物は残らず処分してと指示したそうです」
「はあ、そういうことか。広範囲の炎で違法植物を焼いているってことか。周囲の森が燃えない事を祈るばかりだな」
カミラさんたちもいるし、ジンさんの懸念している広範囲の森の延焼はないと思います。
こうして各所の捜索と対応を進め、夕方前には何とか無事に強制捜査は終了しました。
対応で残る兵以外を軍の基地に送り、僕たちも王城に戻ります。
「これで王都に戻ります。明日以降は、軍の担当が対応にあたります」
「この度は、本当にご迷惑をおかけし申し訳ありません。引き続き、宜しくお願いいたします」
王城に戻る僕たちに向かって、玄関で先代子爵夫人が深々と頭を下げました。
ハーデスちゃんの屋敷とは違い、代理責任者も最低限の使用人もいるのが幸いですね。
僕たちも挨拶をして、王城に繋いだゲートを潜りました。
そして、会議室に案内されました。
「休日対応ご苦労。証拠品を数多く押さえているので、明日以降アレクたちが何かするのはないだろう。だが、引き続きスラム街への偵察は続ける。この際、できることは行う」
陛下は、僕たちを労いつつ今後の方針を伝えました。
マジカルラット部隊のスラム街偵察は継続で、奉仕活動を兼ねた周囲の確認も続けます。
そんな中、陛下は思わず溜息をついてしまいました。
「ビクトリアが、完全武装で子爵夫妻の聴取に行ったぞ。こういうのは、格好から入るのが正しいと言ってな。思わず溜息をついてしまったぞ」
王妃様、僕たちの予想以上の格好で聴取を行っているんだ。
子爵夫妻は、絶対に言い逃れできないね。
そして、僕たちは屋敷に戻りました。
「「お帰り!」」
「あぶー!」
屋敷に着くと、ミカエル、ブリットと共にハーデスちゃんも僕たちを出迎えてくれました。
ハーデスちゃんはつかまり立ちはできるので、ミカエルの足にしがみついています。
「ハーデスちゃん、みんなと一緒に遊んでいたかな?」
「うー」
僕は、ヒョイッとハーデスちゃんを抱き上げ、話をしてあげます。
ハーデスちゃんはとってもご機嫌なので、いっぱい遊んでもらったみたいですね。
「じゃあ、リズがハーデスちゃんをお風呂に入れてあげるね!」
「あー」
そういうと、リズはハーデスちゃんを僕から受け取り、サンディとイヨと共にお風呂に向かっていきました。
とってもほのぼのとする光景で、なんだかホッとしますね。
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