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第三十三章 二年生
千二百七十六話 頑張って治療しましょう!
シュイン、ぴかー。
「おお、体の痛みがすっかり良くなった。新しい聖女様の回復魔法も凄いな」
「ふふ、褒めて頂きありがとうございます」
治療班も、順調に町の人たちへの治療を行っていました。
新聖女様になったセリーヌ様が主役なので、リズたちは目立たないようにサポートしながら治療しています。
カレン様も今日はセリーヌ様のサポートに徹しているけど、その存在感を消すのは難しいですね。
そして、セリーヌ様と変わらないくらい目立っているものがいました。
シュイン、ぴかー。
「グルル」
「おやまあ、飛竜なのに中々の治癒師なのね」
飛竜が怪我人の治療をするとあって、ドラちゃんの前にもたくさんの人が並んでいました。
魔物も回復魔法が使えると知って、かなり驚いているみたいです。
レイカちゃんのお友達の雲さんのところにも、子どもを中心に多くの人が並んでいます。
雲さんはマジカルクラウドで元から魔法を使う魔物だから、こちらは特に不思議に思うことはありません。
リルムも、みんなに負けじと頑張っています。
治療班は、このままで大丈夫ですね。
「ブルル」
「あー! 悪者発見!」
そして、遊撃班のところでは何故かネコちゃんに乗ったエリちゃんがポニさんと一緒にいました。
実際に犯罪者を捕まえているのはレイナさんたちなんだけど、遂に遊撃班デビューしちゃいました。
うーん、間違いなくエリちゃんがちびっ子たちの中では一番お転婆ですね。
もちろんエリちゃんが無茶をしないように、近衛騎士で周りのガードは固めています。
因みに、儀式の間にポニさんたちとマジカルラット部隊が不審者を徹底的に捕まえたので、奉仕活動中に捕まる犯罪者はあまりいません。
なので、エリちゃんが活躍するのは少ないですね。
「全く、エリは物凄くお転婆になってしまったわ。もう少し落ち着いて欲しいわ」
「ふふ、元気があっていいじゃないですか。大きくなれば、きっと大丈夫ですよ」
アリア様の愚痴を、皇妃様が問題ないと言っています。
ティナおばあさまも、仕方ないねといった表情でエリちゃんのことを見ていました。
勇ましいお姫様になるのは、時間の問題ですね。
因みに、クレイモアさんは普通に炊き出しのスープを町の人に配っていました。
町の人にも良い女性だねと言われているし、男性を求めるハンターにならなければ絶対にお相手が見つかるはずです。
炊き出しの仕込みの準備が殆ど終わったところで、僕とスラちゃんも治療班に参加することにしました。
因みに、マユさんは迷惑をかけられないと炊き出しの仕込みの残りを手伝うそうです。
すると、ここである男の子が母親と連れられてやってきました。
「聖女様、この子の腕をどうか治療して頂けないでしょうか……」
なんと、男の子の左手首から先がないのです。
以前に事故で大怪我をして、切断せざるを得なかったそうです。
お母さんとしては何とかして治療してもらいたくて来たのだろうし、男の子も表情が暗くてうつむいています。
きっと、親子で色々な苦労があったのでしょうね。
「えーっと、これは……」
しかし、自分の想像以上の重傷にセリーヌ様は思わず身構えてしまいました。
確かに、このレベルの怪我になるとそう簡単には治療できません。
僕でも一人では組織の再生はできません。
「でも、みんなで力を合わせれば治療出来るんだよ!」
「えっ?」
リズは、ニコニコしながらセリーヌ様に話しかけていました。
僕との合体魔法で組織を再生できたことを思い出しているのでしょうね。
ということで、急遽マユさんや他の聖女候補生も集められました。
「大切なのは、目の前の人を治療したいという気持ちです。皆さんなら、きっとできるはずですよ」
「「「「はい!」」」」
カレン様にも言われ、合計四人で男の子の治療をする事になりました。
僕たちだけでなく多くの町の人も見守る中、セリーヌ様を始めとした面々が男の子への治療を始めました。
シュイン、シュイン、ぴかー!
「こ、これは……」
「「「「はあはあはあ……」」」」
男の子の側にいるお母さんが、信じられないという表情を見せました。
セリーヌ様たち四人は荒い息をついて地面にぺたりと座り込んでいたけど、男の子の手は見事に再生できたのです。
町の人たちはとんでもないという表情を見せたけど、リズやカレン様たちはとても満足そうな表情をしていました。
「やったね、大成功だよ!」
「皆さん、とてもよい治療でした。これから経験を積めば、他の部位の再生も可能でしょう」
「「「「はっ、はい!」」」」
セリーヌ様やマユさんたちは、疲労の濃い表情ながらもやり遂げたという感じでした。
この分なら、新しい聖女様の活動は上手くいくでしょうね。
そして、町の人たちは新しい聖女様とその候補生はとても素晴らしいと讃えたのでした。
「おお、体の痛みがすっかり良くなった。新しい聖女様の回復魔法も凄いな」
「ふふ、褒めて頂きありがとうございます」
治療班も、順調に町の人たちへの治療を行っていました。
新聖女様になったセリーヌ様が主役なので、リズたちは目立たないようにサポートしながら治療しています。
カレン様も今日はセリーヌ様のサポートに徹しているけど、その存在感を消すのは難しいですね。
そして、セリーヌ様と変わらないくらい目立っているものがいました。
シュイン、ぴかー。
「グルル」
「おやまあ、飛竜なのに中々の治癒師なのね」
飛竜が怪我人の治療をするとあって、ドラちゃんの前にもたくさんの人が並んでいました。
魔物も回復魔法が使えると知って、かなり驚いているみたいです。
レイカちゃんのお友達の雲さんのところにも、子どもを中心に多くの人が並んでいます。
雲さんはマジカルクラウドで元から魔法を使う魔物だから、こちらは特に不思議に思うことはありません。
リルムも、みんなに負けじと頑張っています。
治療班は、このままで大丈夫ですね。
「ブルル」
「あー! 悪者発見!」
そして、遊撃班のところでは何故かネコちゃんに乗ったエリちゃんがポニさんと一緒にいました。
実際に犯罪者を捕まえているのはレイナさんたちなんだけど、遂に遊撃班デビューしちゃいました。
うーん、間違いなくエリちゃんがちびっ子たちの中では一番お転婆ですね。
もちろんエリちゃんが無茶をしないように、近衛騎士で周りのガードは固めています。
因みに、儀式の間にポニさんたちとマジカルラット部隊が不審者を徹底的に捕まえたので、奉仕活動中に捕まる犯罪者はあまりいません。
なので、エリちゃんが活躍するのは少ないですね。
「全く、エリは物凄くお転婆になってしまったわ。もう少し落ち着いて欲しいわ」
「ふふ、元気があっていいじゃないですか。大きくなれば、きっと大丈夫ですよ」
アリア様の愚痴を、皇妃様が問題ないと言っています。
ティナおばあさまも、仕方ないねといった表情でエリちゃんのことを見ていました。
勇ましいお姫様になるのは、時間の問題ですね。
因みに、クレイモアさんは普通に炊き出しのスープを町の人に配っていました。
町の人にも良い女性だねと言われているし、男性を求めるハンターにならなければ絶対にお相手が見つかるはずです。
炊き出しの仕込みの準備が殆ど終わったところで、僕とスラちゃんも治療班に参加することにしました。
因みに、マユさんは迷惑をかけられないと炊き出しの仕込みの残りを手伝うそうです。
すると、ここである男の子が母親と連れられてやってきました。
「聖女様、この子の腕をどうか治療して頂けないでしょうか……」
なんと、男の子の左手首から先がないのです。
以前に事故で大怪我をして、切断せざるを得なかったそうです。
お母さんとしては何とかして治療してもらいたくて来たのだろうし、男の子も表情が暗くてうつむいています。
きっと、親子で色々な苦労があったのでしょうね。
「えーっと、これは……」
しかし、自分の想像以上の重傷にセリーヌ様は思わず身構えてしまいました。
確かに、このレベルの怪我になるとそう簡単には治療できません。
僕でも一人では組織の再生はできません。
「でも、みんなで力を合わせれば治療出来るんだよ!」
「えっ?」
リズは、ニコニコしながらセリーヌ様に話しかけていました。
僕との合体魔法で組織を再生できたことを思い出しているのでしょうね。
ということで、急遽マユさんや他の聖女候補生も集められました。
「大切なのは、目の前の人を治療したいという気持ちです。皆さんなら、きっとできるはずですよ」
「「「「はい!」」」」
カレン様にも言われ、合計四人で男の子の治療をする事になりました。
僕たちだけでなく多くの町の人も見守る中、セリーヌ様を始めとした面々が男の子への治療を始めました。
シュイン、シュイン、ぴかー!
「こ、これは……」
「「「「はあはあはあ……」」」」
男の子の側にいるお母さんが、信じられないという表情を見せました。
セリーヌ様たち四人は荒い息をついて地面にぺたりと座り込んでいたけど、男の子の手は見事に再生できたのです。
町の人たちはとんでもないという表情を見せたけど、リズやカレン様たちはとても満足そうな表情をしていました。
「やったね、大成功だよ!」
「皆さん、とてもよい治療でした。これから経験を積めば、他の部位の再生も可能でしょう」
「「「「はっ、はい!」」」」
セリーヌ様やマユさんたちは、疲労の濃い表情ながらもやり遂げたという感じでした。
この分なら、新しい聖女様の活動は上手くいくでしょうね。
そして、町の人たちは新しい聖女様とその候補生はとても素晴らしいと讃えたのでした。
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