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第三十三章 二年生
千二百八十四話 無事に初心者冒険者向け講習が終了しました
続いて、武器講習を行います。
荷物講習で出したものの横に、様々な武器を出します。
「武器も様々な種類があり、特徴も違います。皆さんの扱いやすい武器を選ぶのが基本ですが、扱う環境によって武器を交換する必要があります」
僕が説明すると、受講者はかなりビックリしちゃいました。
ここでは、槍を例にしてみます。
「長槍は剣の三倍強いとも言われていますが、それは長槍が取り回しできる環境でのことです。森などで周囲が狭い場合は、短槍や剣を使った方が安全です。剣に関しても、同様のことが言えます」
僕が実際に長槍と短槍を手にして実演しながら説明すると、受講者はふむふむと納得してくれました。
この辺は、実際に冒険者活動するとかなり実感するんだよね。
「あと、必ずダガーを携帯しましょう。魔法使いでも格闘家でも、ダガーを使えた方がいいかと思います。もちろん、魔法使いが大剣を使えても全然問題ないですよ。魔法使いは、魔力が無くなってしまったら駄目ですからね」
魔法使いが魔法だけに頼るのはちょっと危険で、剣士も万が一剣が折れたことを考えないといけません。
特に、害獣駆除や護衛などで魔物を相手にする時は命の危険性があります。
今はできなくても、自分に複数の選択肢があるのは冒険者としての幅を広げることになります。
その後、僕は置いてある全ての武器の実演をして、受講者にどんな武器が合うのか確認する作業になりました。
というのも、殆どの人が自分に合う武器がどんなものか分からなかったからです。
みんなで手分けをして、受講者に合う武器を確認します。
「『双翼の天使様』は、どんな武器でも扱えるんだ。治癒師だけでも凄いのに、武芸にも秀でているなんて……」
「教えるのもとても優しいし、偉い人なのに全く偉ぶらないなんて。だから凄いんだなあ」
たまに受講者が何か言っているけど、特に気にしないでおきます。
それに、僕は色々な武器を扱えるかもしれないけど実戦レベルでどこまでできるか分からないもんね。
その点だと、剣ならどんなものでも扱えるリズとスラちゃんの方が凄いと思うよ。
こうして武器講習も終わって本来なら実技講習なんだけど、初めて武器を扱う人が殆どなので武器の使い方を教えることにしました。
「手合わせしたい人は、リズのところにやってきてね! バッチリ教えるよ!」
あまり数はいないけど手合わせをする人もいるので、そちらはリズにお任せです。
すると、木剣を手にしながら元気よく歩いて行く人がいました。
「リズおねーちゃん、やろー!」
「いつでもいいよ!」
エリちゃん、いつの間に自分の木剣を手にしていたんだ?
ネコちゃんに聞いてみると、昨年の学園の剣技大会を見て練習するようになったという。
もちろん、お兄ちゃんであるルカちゃんとエドちゃんが朝の剣の訓練をやっている時に一緒にやっています。
とはいえ、相変わらずヤンチャな性格だなと、僕は苦笑しちゃいました。
因みに、ケンちゃん、レオンちゃん、アンリちゃんには、レイカちゃんが張り切って木剣の使い方を教えていました。
「えいえーい!」
シュイン、ガキン、ガキン。
「エリちゃん、いいよ。どんどんと打ち込んでね」
そして、エリちゃんはリズに木剣を楽しそうに打ち込んでいました。
そんなに威力はないけど、身体能力強化魔法を使っていますよ。
うーん、天性の素質なのかエリちゃんの剣さばきは中々のものがあるよ。
すると、おずおずと受講者が僕に質問してきました。
「アレク様、あの小さな女の子はいったい誰なんですか?」
「僕よりも小さいのに、凄い勢いで木剣を振るっています」
武器の使い方を習っている受講者は、元気よく木剣を振るうエリちゃんに見入っていました。
下手に隠すよりも、ちゃんと話した方がいいですね。
「あの小さな女の子は、エリちゃんです。その、王家のエリン王女っていった方がいいですね」
僕がエリちゃんのことを説明すると、受講者は何故か妙に納得した表情を見せていました。
僕の説明に何かあったのかなと思ったけど、そうではありませんでした。
「あの大きな虎を連れている時点で、普通の女の子ではないと思ったんです」
「それに、『双翼の天使様』と親しげに話すので絶対に高貴な方だと思いました」
確かに、ネコちゃんを連れている女の子ってそうはいないですよね。
でも、僕は平民の子でも普通に話すけどなあ。
そんな事を思いつつ、受講者に武器の使い方を説明しました。
こうして、今回の新人冒険者向け講習も無事に完了しました。
「今日教えたことは、あくまでも冒険者活動の基本です。これからも鍛錬を積んで、立派な冒険者になることを期待します。最後に、受付に行って完了手続きをして下さい」
「「「ありがとうございます!」」」
終了の挨拶も終わり、思わずホッとしました。
僕たちも完了手続きをしないといけないので、一旦訓練場から受付に向かいます。
荷物講習で出したものの横に、様々な武器を出します。
「武器も様々な種類があり、特徴も違います。皆さんの扱いやすい武器を選ぶのが基本ですが、扱う環境によって武器を交換する必要があります」
僕が説明すると、受講者はかなりビックリしちゃいました。
ここでは、槍を例にしてみます。
「長槍は剣の三倍強いとも言われていますが、それは長槍が取り回しできる環境でのことです。森などで周囲が狭い場合は、短槍や剣を使った方が安全です。剣に関しても、同様のことが言えます」
僕が実際に長槍と短槍を手にして実演しながら説明すると、受講者はふむふむと納得してくれました。
この辺は、実際に冒険者活動するとかなり実感するんだよね。
「あと、必ずダガーを携帯しましょう。魔法使いでも格闘家でも、ダガーを使えた方がいいかと思います。もちろん、魔法使いが大剣を使えても全然問題ないですよ。魔法使いは、魔力が無くなってしまったら駄目ですからね」
魔法使いが魔法だけに頼るのはちょっと危険で、剣士も万が一剣が折れたことを考えないといけません。
特に、害獣駆除や護衛などで魔物を相手にする時は命の危険性があります。
今はできなくても、自分に複数の選択肢があるのは冒険者としての幅を広げることになります。
その後、僕は置いてある全ての武器の実演をして、受講者にどんな武器が合うのか確認する作業になりました。
というのも、殆どの人が自分に合う武器がどんなものか分からなかったからです。
みんなで手分けをして、受講者に合う武器を確認します。
「『双翼の天使様』は、どんな武器でも扱えるんだ。治癒師だけでも凄いのに、武芸にも秀でているなんて……」
「教えるのもとても優しいし、偉い人なのに全く偉ぶらないなんて。だから凄いんだなあ」
たまに受講者が何か言っているけど、特に気にしないでおきます。
それに、僕は色々な武器を扱えるかもしれないけど実戦レベルでどこまでできるか分からないもんね。
その点だと、剣ならどんなものでも扱えるリズとスラちゃんの方が凄いと思うよ。
こうして武器講習も終わって本来なら実技講習なんだけど、初めて武器を扱う人が殆どなので武器の使い方を教えることにしました。
「手合わせしたい人は、リズのところにやってきてね! バッチリ教えるよ!」
あまり数はいないけど手合わせをする人もいるので、そちらはリズにお任せです。
すると、木剣を手にしながら元気よく歩いて行く人がいました。
「リズおねーちゃん、やろー!」
「いつでもいいよ!」
エリちゃん、いつの間に自分の木剣を手にしていたんだ?
ネコちゃんに聞いてみると、昨年の学園の剣技大会を見て練習するようになったという。
もちろん、お兄ちゃんであるルカちゃんとエドちゃんが朝の剣の訓練をやっている時に一緒にやっています。
とはいえ、相変わらずヤンチャな性格だなと、僕は苦笑しちゃいました。
因みに、ケンちゃん、レオンちゃん、アンリちゃんには、レイカちゃんが張り切って木剣の使い方を教えていました。
「えいえーい!」
シュイン、ガキン、ガキン。
「エリちゃん、いいよ。どんどんと打ち込んでね」
そして、エリちゃんはリズに木剣を楽しそうに打ち込んでいました。
そんなに威力はないけど、身体能力強化魔法を使っていますよ。
うーん、天性の素質なのかエリちゃんの剣さばきは中々のものがあるよ。
すると、おずおずと受講者が僕に質問してきました。
「アレク様、あの小さな女の子はいったい誰なんですか?」
「僕よりも小さいのに、凄い勢いで木剣を振るっています」
武器の使い方を習っている受講者は、元気よく木剣を振るうエリちゃんに見入っていました。
下手に隠すよりも、ちゃんと話した方がいいですね。
「あの小さな女の子は、エリちゃんです。その、王家のエリン王女っていった方がいいですね」
僕がエリちゃんのことを説明すると、受講者は何故か妙に納得した表情を見せていました。
僕の説明に何かあったのかなと思ったけど、そうではありませんでした。
「あの大きな虎を連れている時点で、普通の女の子ではないと思ったんです」
「それに、『双翼の天使様』と親しげに話すので絶対に高貴な方だと思いました」
確かに、ネコちゃんを連れている女の子ってそうはいないですよね。
でも、僕は平民の子でも普通に話すけどなあ。
そんな事を思いつつ、受講者に武器の使い方を説明しました。
こうして、今回の新人冒険者向け講習も無事に完了しました。
「今日教えたことは、あくまでも冒険者活動の基本です。これからも鍛錬を積んで、立派な冒険者になることを期待します。最後に、受付に行って完了手続きをして下さい」
「「「ありがとうございます!」」」
終了の挨拶も終わり、思わずホッとしました。
僕たちも完了手続きをしないといけないので、一旦訓練場から受付に向かいます。
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