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第三十三章 二年生
千二百八十六話 ミカエルの講師デビューです
薬草採取は、初心者冒険者や女性の冒険者でも簡単に行うことができます。
でも、周囲の安全に気をつけないといけません。
ミカエルとブリットは、その辺りの説明もしっかりとできるかな。
ということで、いよいよ薬草採取講習の開始です。
「えっと、ミカエルです。今日の講習の講師をします。お願いします」
「ブリットです。頑張って講師をします」
ペコっと頭を下げた二人に、受講生から温かい拍手が送られていました。
二人とも、いつもよりもちょっと緊張気味ですね。
「リズです、Cランク冒険者です! 今日は、スラちゃんと一緒に二人を補佐するよ!」
「ルカです、頑張るよ!」
「エドだよ。頑張るぞ!」
リズはというと、相変わらず緊張することなく自己紹介しています。
スラちゃんも、フリフリと触手を振って受講生にアピールしていますね。
さり気なくルカちゃんやエドちゃんを始めとしたちびっこたちも自己紹介をしていたけど、受講生も特に気にしていませんでした。
では、さっそく講習を始めましょう。
受講生に、薬草のサンプルを配布します。
「これが薬草です。触って分かる通り、葉の裏に細かい毛が生えています。また、独特の匂いもするので嗅いでみて下さい。薬草は、結構意外な場所に生えていたりします。普通は、木の側の茂みにあったりします」
「この葉っぱを十枚集めて、専用の紐で縛ってギルドの卸担当に提出します。紐や薬草を入れるカゴは、冒険者ギルドの売店で販売しています」
ミカエルとブリッドが一生懸命に説明をしていて、受講生も真剣に話を聞いています。
今のところ間違っているところはないし、話もハキハキしていていい感じですね。
「薬草採取は、王都だけでなくどの領地でも行うことができます。でも、簡単そうで実は危険があります。視線が下になるので、周囲の危険に気が付かないことがあります。実際に、僕が薬草採取をした時にウルフや猪が出てきた時がありました」
「監視の人をつけると、とっても安全です。交代しながら、周囲に異変がないか確認してみましょう」
ミカエルとブリッドの説明を聞いて、特に新人冒険者は驚愕の表情を見せていました。
薬草採取は安全で簡単という、固定概念を崩されたからです。
僕たちも、薬草採取をする時は常に周囲の監視をしています。
いつも、リズとスラちゃんが出てきた動物や魔物を瞬殺しちゃうけどね。
「あと、薬草は意外とどんな季節でも生えています。僕たちの住んでいる辺境伯領だと、冬でも薬草採取ができます」
「冬は風邪をひく人が多いから、薬草もいっぱい必要なんだよ。ブリットも治癒師だから、冬は忙しいんだよね」
王都は冬はとても寒いから、薬草は中々生えていないかもしれません。
とはいえ、その辺も含めて説明はしないと駄目だね。
今日の受講者が他の地域で薬草採取をする可能性もあるもんね。
その後も、諸注意などを話して座学は終了です。
ミカエルとブリットも、立派に説明できたと思います。
そして質問タイムになったんだけど、ちょっと予想外の質問が飛んできました。
「あの、講師のミカエル君って、もしかして『勇敢な勇者様』って呼ばれていますか?」
「「「おおー!」」」
お姉さんがおずおずと質問してくると、ちびっ子たちが一斉に盛り上がっちゃいました。
そういえば、ミカエルの二つ名もとても有名だもんね。
どうしようかなと思ったら、リズが説明していました。
「ミカちゃんは、まだとっても小さい時に聖女様とここにいるブリットちゃんを身を挺して守ったんだよ。そこから、『勇敢な天使様』って教皇猊下が言ったんだよ」
「そ、そんな凄いエピソードがあったんですね……」
確か、ミカエルがまだ二歳前後の話だったよね。
特に、酔っ払い貴族からカレン様を守ったのはカッコよかったよね。
そして、更にこんな質問が飛んできました。
「あの、『双翼の天使様』と『勇敢な天使様』の関係は……」
僕とリズがいとこ同士ってのはかなり有名な話だけど、ミカエルとの関係は特に広まってはいないもんね。
「お兄ちゃんとリズとミカちゃんは、いとこ同士なんだよ!」
「いとこ三人で有名な二つ名の持ち主なんて。でも、しっかりと講師ができたのも納得です」
リズが色々と説明すると、受講生も直ぐに納得しました。
ミカエルは、色々な人に褒められて恥ずかしそうにしています。
でも、多くの受講生もミカエルとブリッドの講師は良かったと褒めていました。
でも、周囲の安全に気をつけないといけません。
ミカエルとブリットは、その辺りの説明もしっかりとできるかな。
ということで、いよいよ薬草採取講習の開始です。
「えっと、ミカエルです。今日の講習の講師をします。お願いします」
「ブリットです。頑張って講師をします」
ペコっと頭を下げた二人に、受講生から温かい拍手が送られていました。
二人とも、いつもよりもちょっと緊張気味ですね。
「リズです、Cランク冒険者です! 今日は、スラちゃんと一緒に二人を補佐するよ!」
「ルカです、頑張るよ!」
「エドだよ。頑張るぞ!」
リズはというと、相変わらず緊張することなく自己紹介しています。
スラちゃんも、フリフリと触手を振って受講生にアピールしていますね。
さり気なくルカちゃんやエドちゃんを始めとしたちびっこたちも自己紹介をしていたけど、受講生も特に気にしていませんでした。
では、さっそく講習を始めましょう。
受講生に、薬草のサンプルを配布します。
「これが薬草です。触って分かる通り、葉の裏に細かい毛が生えています。また、独特の匂いもするので嗅いでみて下さい。薬草は、結構意外な場所に生えていたりします。普通は、木の側の茂みにあったりします」
「この葉っぱを十枚集めて、専用の紐で縛ってギルドの卸担当に提出します。紐や薬草を入れるカゴは、冒険者ギルドの売店で販売しています」
ミカエルとブリッドが一生懸命に説明をしていて、受講生も真剣に話を聞いています。
今のところ間違っているところはないし、話もハキハキしていていい感じですね。
「薬草採取は、王都だけでなくどの領地でも行うことができます。でも、簡単そうで実は危険があります。視線が下になるので、周囲の危険に気が付かないことがあります。実際に、僕が薬草採取をした時にウルフや猪が出てきた時がありました」
「監視の人をつけると、とっても安全です。交代しながら、周囲に異変がないか確認してみましょう」
ミカエルとブリッドの説明を聞いて、特に新人冒険者は驚愕の表情を見せていました。
薬草採取は安全で簡単という、固定概念を崩されたからです。
僕たちも、薬草採取をする時は常に周囲の監視をしています。
いつも、リズとスラちゃんが出てきた動物や魔物を瞬殺しちゃうけどね。
「あと、薬草は意外とどんな季節でも生えています。僕たちの住んでいる辺境伯領だと、冬でも薬草採取ができます」
「冬は風邪をひく人が多いから、薬草もいっぱい必要なんだよ。ブリットも治癒師だから、冬は忙しいんだよね」
王都は冬はとても寒いから、薬草は中々生えていないかもしれません。
とはいえ、その辺も含めて説明はしないと駄目だね。
今日の受講者が他の地域で薬草採取をする可能性もあるもんね。
その後も、諸注意などを話して座学は終了です。
ミカエルとブリットも、立派に説明できたと思います。
そして質問タイムになったんだけど、ちょっと予想外の質問が飛んできました。
「あの、講師のミカエル君って、もしかして『勇敢な勇者様』って呼ばれていますか?」
「「「おおー!」」」
お姉さんがおずおずと質問してくると、ちびっ子たちが一斉に盛り上がっちゃいました。
そういえば、ミカエルの二つ名もとても有名だもんね。
どうしようかなと思ったら、リズが説明していました。
「ミカちゃんは、まだとっても小さい時に聖女様とここにいるブリットちゃんを身を挺して守ったんだよ。そこから、『勇敢な天使様』って教皇猊下が言ったんだよ」
「そ、そんな凄いエピソードがあったんですね……」
確か、ミカエルがまだ二歳前後の話だったよね。
特に、酔っ払い貴族からカレン様を守ったのはカッコよかったよね。
そして、更にこんな質問が飛んできました。
「あの、『双翼の天使様』と『勇敢な天使様』の関係は……」
僕とリズがいとこ同士ってのはかなり有名な話だけど、ミカエルとの関係は特に広まってはいないもんね。
「お兄ちゃんとリズとミカちゃんは、いとこ同士なんだよ!」
「いとこ三人で有名な二つ名の持ち主なんて。でも、しっかりと講師ができたのも納得です」
リズが色々と説明すると、受講生も直ぐに納得しました。
ミカエルは、色々な人に褒められて恥ずかしそうにしています。
でも、多くの受講生もミカエルとブリッドの講師は良かったと褒めていました。
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