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第三十三章 二年生
千三百一話 パレードの始まりとトラブルを起こしたもの
ブーケプルズも無事に終わり、続いてパレードが行われます。
既に沿道には大勢の町の人が詰めかけていて、パレードの始まりを今か今かと待っていました。
もちろん、沿道は兵による警備も厳重に行われています。
念の為に周囲を探索魔法で確認しても、危険な兆候は見つかりません。
そもそも沿道を含めて物凄く厳重な警戒をしているので、何かをするのはほぼ不可能でしょう。
「「「わー!」」」
そして、ルーカスお兄様、アイビー様、カレン様は集まった多くの観衆ににこやかに手を振ります。
観衆も大きな歓声をあげていて、三人を祝福しています。
ルーカスお兄様たちは奉仕活動とかにも熱心だから、町の人に広く顔が知られているんだよね。
三人は、オープンタイプの馬車に乗り込みました。
更に、スラちゃんとプリンも馬車に乗り込みます。
騎馬隊も準備を整えており、ドラちゃんたちもオッケーです。
「出発する」
「「「わー!」」」
騎馬隊の隊長の声に、集まった観衆の歓声がより一層大きくなりました。
ゆっくりとパレードはスタートし、ルーカスお兄様たちはにこやかに観衆に手を振っています。
僕たちの側でちびっ子たちも大きく手を振っていて、華やかだけどとても和やかなパレードですね。
というか、ドラちゃん一家三頭が空を飛んで護衛しても、飛竜を従えるなんて流石ルーカス様としか町の人に思われていません。
ドラちゃんたちも奉仕活動でよく姿を見せているし、もう町の人も慣れっこです。
パレードは王都をぐるりと回って王城に向かうので、暫く時間がかかります。
なので、その間に僕たちはゲートで王城に行くことになっています。
シュイン、ブォーン。
「では、次は王城での披露宴となります。皆さん、移動をお願いします」
「「「はーい!」」」
僕が王城に繋げたゲートを、ちびっ子たちがいの一番に通過していきました。
ポッキーもゲートを王城に繋いでいるので、二手に別れてドンドンと来賓を誘導します。
「双翼の天使様の魔法は凄い」と言っている貴族もいて、僕のことを手放しで褒める人もいます。
「アレク君、来賓を披露宴会場に誘導するわね」
「リズも、お手伝いする!」
ティナおばあさまやリズたちも張り切ってゲートを通過し、誘導のお手伝いをしてくれています。
因みに、警備担当のジンさんはパレードの後をついていって歩いて王城に合流することになっています。
「はあ、また挨拶対応だ……」
「とっても、疲れるの……」
二人の王女様が、ガクリとしながらやる気ゼロの状態でゲートを潜っていきました。
ある意味、披露宴からが挨拶の本番だもんね。
因みに、ルーシーお姉様の従魔のピーちゃんは、上空からパレードの警戒にあたっています。
全員の移動が終わったところで、僕とポッキーもゲートを潜りました。
すると、披露宴会場はまさかの修羅場になっていたのです。
「くそー、くそー! この私に幸せな様子を見せつけやがって! 私が王妃様になるはずだったのよ!」
「「「「暴れるな!」」」」
何と、一人の貴族令嬢が複数の兵に羽交い締めにあっていたのです。
その令嬢の先には新郎新婦の席があって、テーブルに飾ってあった花飾りが滅茶苦茶になっていました。
何があったか、一目瞭然ですね。
すぐさま使用人が、滅茶苦茶になった花飾りを片付けていました。
更に、任せてと言わんばかりにリズもやってきます。
取り敢えず、暴れている貴族令嬢を大人しくさせないと。
僕は、暴れている貴族令嬢の側に急いで向かいました。
シュイン、ぴかー!
「はあはあはあ……」
沈静化の魔法をかけると、貴族令嬢は荒い息を吐きながらも何とか落ち着きました。
それでも興奮したままなので、相当な勢いだったのでしょう。
すると、呆れながらこの人がやってきました。
「あーあ、散々注意していたのにやっちゃったね。前からルーカスお兄様に好意を持っていたのは知っているけど、絶対に叶わぬ恋なのだから諦めなさいと周りからも言われていたはずです。最近は大人しかったので同級生の一員として呼ばれたみたいだけど、その態度は頂けないわ」
「煩いわよ!」
ルーシーお姉様が腕を組みながら色々と話し、拘束された貴族令嬢はルーシーお姉様にも噛みついていました。
念の為に僕はもう一度沈静化の魔法を使い、更に回復魔法や状態異常回復魔法まで貴族令嬢にかけました。
しかし、貴族令嬢は元気になるだけで全く効果がありません。
「できたよ!」
そして、新郎新婦の席の花飾りはリズによってあっという間に新しいものができました。
これで、見た目はなにも問題ないですね。
「あっ、結婚式が終わったら特別尋問をするようにと陛下の指示が出ました。それまでは、重犯罪者用の牢屋に入れるようにとの指示です」
「「げっ……」」
僕の通信用魔導具に表示された内容を言うと、リズとルーシーお姉様がヤバいっという表情をしていました。
もちろん、特別尋問とは破壊王によるデス料理を間近で見るということです。
陛下、王妃様、アリア様は、衣装部屋でお色直しをしています。
破壊王のお二人は、ジンさんと共にパレードの後方で警備についています。
この連絡は、ジンさんにも共有されており、ジンさんも分かりましたとだけ返信していました。
「なんで、なんでなのよ!」
「「「「「大人しくしろ!」」」」」
更に大勢の兵が駆けつけ、縄できつく拘束された貴族令嬢を連行していきます。
幾らルーカスお兄様を好きだったとはいえ、やっていいことといけないことは理解して欲しいです。
「「本当に申し訳ありません」」
「あの様子だと、出禁にしても強引に何かしようとしていたはずね。貴方二人に罪はないけど、流石に分かっているわね?」
「「はい……」」
そして、まさにティナおばあさまが挨拶していたのが拘束された貴族令嬢の両親でした。
両親は、ガックリと肩を落として娘の非礼を詫びていました。
花飾りを壊しただけで被害は済んだけど、更に大暴れしたら披露宴会場が滅茶苦茶になってしまいます。
貴族令嬢の両親も、王城内の兵の詰所で事情を聞かれることになりました。
制御不可能な娘を持つと、本当に大変ですね。
既に沿道には大勢の町の人が詰めかけていて、パレードの始まりを今か今かと待っていました。
もちろん、沿道は兵による警備も厳重に行われています。
念の為に周囲を探索魔法で確認しても、危険な兆候は見つかりません。
そもそも沿道を含めて物凄く厳重な警戒をしているので、何かをするのはほぼ不可能でしょう。
「「「わー!」」」
そして、ルーカスお兄様、アイビー様、カレン様は集まった多くの観衆ににこやかに手を振ります。
観衆も大きな歓声をあげていて、三人を祝福しています。
ルーカスお兄様たちは奉仕活動とかにも熱心だから、町の人に広く顔が知られているんだよね。
三人は、オープンタイプの馬車に乗り込みました。
更に、スラちゃんとプリンも馬車に乗り込みます。
騎馬隊も準備を整えており、ドラちゃんたちもオッケーです。
「出発する」
「「「わー!」」」
騎馬隊の隊長の声に、集まった観衆の歓声がより一層大きくなりました。
ゆっくりとパレードはスタートし、ルーカスお兄様たちはにこやかに観衆に手を振っています。
僕たちの側でちびっ子たちも大きく手を振っていて、華やかだけどとても和やかなパレードですね。
というか、ドラちゃん一家三頭が空を飛んで護衛しても、飛竜を従えるなんて流石ルーカス様としか町の人に思われていません。
ドラちゃんたちも奉仕活動でよく姿を見せているし、もう町の人も慣れっこです。
パレードは王都をぐるりと回って王城に向かうので、暫く時間がかかります。
なので、その間に僕たちはゲートで王城に行くことになっています。
シュイン、ブォーン。
「では、次は王城での披露宴となります。皆さん、移動をお願いします」
「「「はーい!」」」
僕が王城に繋げたゲートを、ちびっ子たちがいの一番に通過していきました。
ポッキーもゲートを王城に繋いでいるので、二手に別れてドンドンと来賓を誘導します。
「双翼の天使様の魔法は凄い」と言っている貴族もいて、僕のことを手放しで褒める人もいます。
「アレク君、来賓を披露宴会場に誘導するわね」
「リズも、お手伝いする!」
ティナおばあさまやリズたちも張り切ってゲートを通過し、誘導のお手伝いをしてくれています。
因みに、警備担当のジンさんはパレードの後をついていって歩いて王城に合流することになっています。
「はあ、また挨拶対応だ……」
「とっても、疲れるの……」
二人の王女様が、ガクリとしながらやる気ゼロの状態でゲートを潜っていきました。
ある意味、披露宴からが挨拶の本番だもんね。
因みに、ルーシーお姉様の従魔のピーちゃんは、上空からパレードの警戒にあたっています。
全員の移動が終わったところで、僕とポッキーもゲートを潜りました。
すると、披露宴会場はまさかの修羅場になっていたのです。
「くそー、くそー! この私に幸せな様子を見せつけやがって! 私が王妃様になるはずだったのよ!」
「「「「暴れるな!」」」」
何と、一人の貴族令嬢が複数の兵に羽交い締めにあっていたのです。
その令嬢の先には新郎新婦の席があって、テーブルに飾ってあった花飾りが滅茶苦茶になっていました。
何があったか、一目瞭然ですね。
すぐさま使用人が、滅茶苦茶になった花飾りを片付けていました。
更に、任せてと言わんばかりにリズもやってきます。
取り敢えず、暴れている貴族令嬢を大人しくさせないと。
僕は、暴れている貴族令嬢の側に急いで向かいました。
シュイン、ぴかー!
「はあはあはあ……」
沈静化の魔法をかけると、貴族令嬢は荒い息を吐きながらも何とか落ち着きました。
それでも興奮したままなので、相当な勢いだったのでしょう。
すると、呆れながらこの人がやってきました。
「あーあ、散々注意していたのにやっちゃったね。前からルーカスお兄様に好意を持っていたのは知っているけど、絶対に叶わぬ恋なのだから諦めなさいと周りからも言われていたはずです。最近は大人しかったので同級生の一員として呼ばれたみたいだけど、その態度は頂けないわ」
「煩いわよ!」
ルーシーお姉様が腕を組みながら色々と話し、拘束された貴族令嬢はルーシーお姉様にも噛みついていました。
念の為に僕はもう一度沈静化の魔法を使い、更に回復魔法や状態異常回復魔法まで貴族令嬢にかけました。
しかし、貴族令嬢は元気になるだけで全く効果がありません。
「できたよ!」
そして、新郎新婦の席の花飾りはリズによってあっという間に新しいものができました。
これで、見た目はなにも問題ないですね。
「あっ、結婚式が終わったら特別尋問をするようにと陛下の指示が出ました。それまでは、重犯罪者用の牢屋に入れるようにとの指示です」
「「げっ……」」
僕の通信用魔導具に表示された内容を言うと、リズとルーシーお姉様がヤバいっという表情をしていました。
もちろん、特別尋問とは破壊王によるデス料理を間近で見るということです。
陛下、王妃様、アリア様は、衣装部屋でお色直しをしています。
破壊王のお二人は、ジンさんと共にパレードの後方で警備についています。
この連絡は、ジンさんにも共有されており、ジンさんも分かりましたとだけ返信していました。
「なんで、なんでなのよ!」
「「「「「大人しくしろ!」」」」」
更に大勢の兵が駆けつけ、縄できつく拘束された貴族令嬢を連行していきます。
幾らルーカスお兄様を好きだったとはいえ、やっていいことといけないことは理解して欲しいです。
「「本当に申し訳ありません」」
「あの様子だと、出禁にしても強引に何かしようとしていたはずね。貴方二人に罪はないけど、流石に分かっているわね?」
「「はい……」」
そして、まさにティナおばあさまが挨拶していたのが拘束された貴族令嬢の両親でした。
両親は、ガックリと肩を落として娘の非礼を詫びていました。
花飾りを壊しただけで被害は済んだけど、更に大暴れしたら披露宴会場が滅茶苦茶になってしまいます。
貴族令嬢の両親も、王城内の兵の詰所で事情を聞かれることになりました。
制御不可能な娘を持つと、本当に大変ですね。
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