文字の大きさ
大
中
小
1,162 / 1,396
第三十三章 二年生
千三百五十八話 みんなの展示準備が完了です
バケツ型洗濯魔導具も無事に完成し、設計図と論文をアカデミーに提出しました。
他の人たちも無事に作品が完成し、翌日に迫った文化祭の展示を始めています。
「プリン、展示位置決まった?」
僕が声をかけると、机の上であーだこーだー悩んでいるプリンはまだまだだと返事をしました。
いつの間にかプリン自身が背景などを製作していて、自身のシルバーアクセサリーをどこに置くか熱のこもった設置をしていたのです。
うん、ここはプリンにお任せしていきましょう。
「リズとエレノアの作品の展示準備はできた?」
「バッチリだよ!」
「いつでもいけるの」
リズとエレノアの絵画も完成していて、実は二人の合作として体育館に展示されることになりました。
というのも、僕の作った魔導具は二つともアカデミーで展示されることになったのです。
それを差し引いても、リズとエレノアの描いた絵はとても良くできていた。
因みに、展示が終わったら王城で掲載されることになった。
他の人たちの作品もとても良くできていて、このクラスの出来の良さを物語っていた。
「じゃあ、僕はリズとエレノアと一緒に体育館に行ってくるね」
「行ってくるねー!」
「皆さん、気をつけて下さいませ」
サンディやクラスメイトに声をかけて、僕たちは体育館に向かいました。
因みに、スラちゃんも自分の作品をどうやって飾ろうかとあーだこーだ悩んでいました。
「えっと、ここがうちのクラスの展示場所だね。じゃあ、描いた絵を飾ってね」
「「はーい」」
リズとエレノアは早速展示を始めましたが、イーゼルに絵を乗せれば完成です。
後は、クラスの名前が書いてある名札を取り付けるだけですね。
すると、他のクラスも代表作品を体育館に飾り始めました。
一年生もやってきたけど、どうやら選ばれたのはミリアの作った工芸品らしいですね。
竹細工で色々なものを作っていて、なかなか良い仕上がりです。
いつも賑やかな三人の作品は、残念ながら落選のようですね。
四年生は作品の作成は任意なんだけど、選ばれたのはルーシーお姉様の描いた絵です。
構図は違うけど、これまたルーカスお兄様の結婚式の絵ですね。
こうして知り合いとも展示物について語り合っていたら、急に僕に大声で話すものが現れたのだ。
「ははは! 何だ、副宰相だというのに作品展示されないとはな」
「「「「うん?」」」」
突然背後からかけられた声に、リズ、エレノア、ミリア、ルーシーお姉様はなんだと振り返りました。
腰に手を当てて偉そうにしている男子生徒がいたけど、どうやらこの場に僕の作品がないのを見て馬鹿にしているみたいだ。
ルーシーお姉様曰く四年D組の生徒で、かなり自信過剰らしいです。
すると、ルーシーお姉様が溜息をつきながら男子生徒に言い返していた。
「はあ、あんたか。弟くんの作品は、学園で展示するレベルを通り越したからアカデミーで展示されるのよ。しかも二作品もよ」
「なっ!?」
冷静なルーシーお姉様の返しに、男子生徒は驚愕の表情のまま固まってしまった。
すると、ルーシーお姉様は更に追撃をしてきたのです。
「そういえば、今回提出した二つの論文で弟くんには修士号が与えられるそうよ。博士号でもよかったんだけど、どうせ卒業までに更に凄い論文を書くでしょうってなったわ」
「ななっ!?」
実は、これは昨日決まったことでした。
特に、小型魔導船ではなくバケツ型洗濯魔導具の評価がよかったそうです。
機能を最小限にして、如何に効率よくするかを書いたんだけどね。
ちなみにうちのクラスの面々や生徒会役員は知っているんだけど、僕だから仕方ないねで終わっていました。
すると、ここで更に先生の声が体育館に響いたのです。
「おい、なんでお前がここにいるんだ! 作成者と生徒会役員以外は、体育館は立ち入り禁止だぞ!」
「やべっ!」
どうやら、男子生徒は僕を馬鹿にするためにわざわざ体育館にやってきたみたいです。
就職先などが決まった四年生の中には、暇でこうして下級生を馬鹿にするものがいるそうです。
多分、あの男子生徒は貴族主義派の生徒ですね。
この後で、先生にこってりと絞られて下さい。
ちなみにマジカルラットたちに美味しいご飯を報酬に夜間の学園警備をお願いしたら、体育館で大きいネズミを捕まえたそうです。
そして、保護ということで王城の軍の詰所まで運んであげたという優しさまでみせたそうです。
当の大きなネズミさんは、兵にこってりと説教されたそうです。
他の人たちも無事に作品が完成し、翌日に迫った文化祭の展示を始めています。
「プリン、展示位置決まった?」
僕が声をかけると、机の上であーだこーだー悩んでいるプリンはまだまだだと返事をしました。
いつの間にかプリン自身が背景などを製作していて、自身のシルバーアクセサリーをどこに置くか熱のこもった設置をしていたのです。
うん、ここはプリンにお任せしていきましょう。
「リズとエレノアの作品の展示準備はできた?」
「バッチリだよ!」
「いつでもいけるの」
リズとエレノアの絵画も完成していて、実は二人の合作として体育館に展示されることになりました。
というのも、僕の作った魔導具は二つともアカデミーで展示されることになったのです。
それを差し引いても、リズとエレノアの描いた絵はとても良くできていた。
因みに、展示が終わったら王城で掲載されることになった。
他の人たちの作品もとても良くできていて、このクラスの出来の良さを物語っていた。
「じゃあ、僕はリズとエレノアと一緒に体育館に行ってくるね」
「行ってくるねー!」
「皆さん、気をつけて下さいませ」
サンディやクラスメイトに声をかけて、僕たちは体育館に向かいました。
因みに、スラちゃんも自分の作品をどうやって飾ろうかとあーだこーだ悩んでいました。
「えっと、ここがうちのクラスの展示場所だね。じゃあ、描いた絵を飾ってね」
「「はーい」」
リズとエレノアは早速展示を始めましたが、イーゼルに絵を乗せれば完成です。
後は、クラスの名前が書いてある名札を取り付けるだけですね。
すると、他のクラスも代表作品を体育館に飾り始めました。
一年生もやってきたけど、どうやら選ばれたのはミリアの作った工芸品らしいですね。
竹細工で色々なものを作っていて、なかなか良い仕上がりです。
いつも賑やかな三人の作品は、残念ながら落選のようですね。
四年生は作品の作成は任意なんだけど、選ばれたのはルーシーお姉様の描いた絵です。
構図は違うけど、これまたルーカスお兄様の結婚式の絵ですね。
こうして知り合いとも展示物について語り合っていたら、急に僕に大声で話すものが現れたのだ。
「ははは! 何だ、副宰相だというのに作品展示されないとはな」
「「「「うん?」」」」
突然背後からかけられた声に、リズ、エレノア、ミリア、ルーシーお姉様はなんだと振り返りました。
腰に手を当てて偉そうにしている男子生徒がいたけど、どうやらこの場に僕の作品がないのを見て馬鹿にしているみたいだ。
ルーシーお姉様曰く四年D組の生徒で、かなり自信過剰らしいです。
すると、ルーシーお姉様が溜息をつきながら男子生徒に言い返していた。
「はあ、あんたか。弟くんの作品は、学園で展示するレベルを通り越したからアカデミーで展示されるのよ。しかも二作品もよ」
「なっ!?」
冷静なルーシーお姉様の返しに、男子生徒は驚愕の表情のまま固まってしまった。
すると、ルーシーお姉様は更に追撃をしてきたのです。
「そういえば、今回提出した二つの論文で弟くんには修士号が与えられるそうよ。博士号でもよかったんだけど、どうせ卒業までに更に凄い論文を書くでしょうってなったわ」
「ななっ!?」
実は、これは昨日決まったことでした。
特に、小型魔導船ではなくバケツ型洗濯魔導具の評価がよかったそうです。
機能を最小限にして、如何に効率よくするかを書いたんだけどね。
ちなみにうちのクラスの面々や生徒会役員は知っているんだけど、僕だから仕方ないねで終わっていました。
すると、ここで更に先生の声が体育館に響いたのです。
「おい、なんでお前がここにいるんだ! 作成者と生徒会役員以外は、体育館は立ち入り禁止だぞ!」
「やべっ!」
どうやら、男子生徒は僕を馬鹿にするためにわざわざ体育館にやってきたみたいです。
就職先などが決まった四年生の中には、暇でこうして下級生を馬鹿にするものがいるそうです。
多分、あの男子生徒は貴族主義派の生徒ですね。
この後で、先生にこってりと絞られて下さい。
ちなみにマジカルラットたちに美味しいご飯を報酬に夜間の学園警備をお願いしたら、体育館で大きいネズミを捕まえたそうです。
そして、保護ということで王城の軍の詰所まで運んであげたという優しさまでみせたそうです。
当の大きなネズミさんは、兵にこってりと説教されたそうです。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。