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第三十四章 三年生
千四百話 今日は王城見学です
今日は、学園の授業の一環として王城に来ています。
三年生になると、校外授業も増えてきます。
軍の施設や、各施設にも向かう予定です。
既に案内してあるところもあるので、今日は他の場所を案内します。
ガチャ。
「「「「「うにゅ?」」」」」
「「「「「わあ、小さい子がいっぱいだ!」」」」」
最初にやってきたのは、王城一階にある保育ルームです。
利用者がどんどんと増えてきているので、最近施設が拡充されました。
因みに、そろそろ産休から業務に復帰するローリーさんの子どもも、保育ルームで預かる予定です。
「ここでは、先生が絵本を読んだり歌を歌ったりしています。治療担当の人もいるので、病気などにも直ぐに対応できます。王城に勤めている人なら、誰でも利用できますよ」
因みに、今日はローリーさんの子どもが慣らし保育で来ています。
良い機会なので、ローリーさんが僕たちの説明をしてくれています。
各部署の説明も、もう少し詳しく行います。
そして、前回説明できなかった宰相執務室を案内します。
コンコン、ガチャ。
「失礼します」
「「「「「失礼します」」」」」
「やあ、よく来た」
宰相は今回はシーラさんに怒られている訳でもなく、普通に僕たちを出迎えてくれました。
宰相執務室の面々も、僕たちに挨拶をしてくれています。
「ここが、宰相執務室となります。国の中枢業務を執り行っております」
ローリーさんの説明に、クラスメイトは真剣にメモを取っています。
僕にとっては、いつも仕事をしている場所だもんね。
すると、あるクラスメイトがこんな質問をしてきました。
「あの、アレク様はどんな仕事をしているんですか?」
まだ学園のクラスメイトが、宰相執務室で働いているなんて信じられないよね。
ちょうど机の上に書類もあったので、簡単に仕事風景を見せてあげることにしました。
ペラペラペラ、カキカキカキ。
ペラペラペラ、カキカキカキ。
ペラペラペラ、カキカキカキ。
「宰相、確認をお願いします」
ドーン。
「こんな感じで、各部署から出ていた書類を確認して宰相に最終チェックをお願いしています」
「「「「「は、早すぎる……」」」」」
うーん、どうやらクラスメイトは、僕の仕事内容よりも仕事のスピードに驚いてしまったみたいですね。
宰相も、思わず苦笑しながら書類にサインをしていました。
そこに、リズとエレノアが追撃してきました。
「お兄ちゃんは、学園に入る前からこんな感じで仕事をしていたんだよ」
「しかも、今もスピードを抑えていたの。私たちは、ずっと勉強していたの」
確かにスピードを抑えていたけど、それをここで言わなくても良いんじゃないかな。
サンディも他の職員も、苦笑しながら二人の意見に頷いていました。
「では、次の場所に移動します」
「「「「「はい」」」」」
ということで、今度は陛下の執務室に移動します。
宰相執務室の人たちに挨拶をして、部屋から出ます。
コンコン、ガチャ。
「失礼し……」
「あなた、これはどういうことですか? なぜ、お酒が大量にあるんですか?」
「ヒィィィィ……」
陛下の執務室に入ると、その部屋の主が王妃様に怒られているところでした。
どうやら、机の引き出しの中に大量のお酒を隠していたみたいですね。
陛下の執務机崩壊事件以降、こうして定期的に抜き打ちチェックが行われていました。
「皆、すまない。気にせずこちらに来るといい」
「「「「「は、はい……」」」」」
ルーカスお兄様も、苦笑しながらみんなを執務室の中に招き入れました。
陛下が僕たちを助けてという視線で見ていたけど、王妃様は気にせずに説明を続けてと圧をかけていました。
「えーっと、説明をしますね……」
「あなた、お菓子も出てきていますよ。全て纏めて説明して下さい!」
学園を卒業してルーカスお兄様の部下になったランさんも、説明して良いのか悩んでいます。
うん、怒られている陛下は気にしなくていいと思いますよ。
こうして、何とか王城見学が終わったのだけど、クラスメイトの誰もがこの国で一番偉いのは王妃様だと理解したのでした。
三年生になると、校外授業も増えてきます。
軍の施設や、各施設にも向かう予定です。
既に案内してあるところもあるので、今日は他の場所を案内します。
ガチャ。
「「「「「うにゅ?」」」」」
「「「「「わあ、小さい子がいっぱいだ!」」」」」
最初にやってきたのは、王城一階にある保育ルームです。
利用者がどんどんと増えてきているので、最近施設が拡充されました。
因みに、そろそろ産休から業務に復帰するローリーさんの子どもも、保育ルームで預かる予定です。
「ここでは、先生が絵本を読んだり歌を歌ったりしています。治療担当の人もいるので、病気などにも直ぐに対応できます。王城に勤めている人なら、誰でも利用できますよ」
因みに、今日はローリーさんの子どもが慣らし保育で来ています。
良い機会なので、ローリーさんが僕たちの説明をしてくれています。
各部署の説明も、もう少し詳しく行います。
そして、前回説明できなかった宰相執務室を案内します。
コンコン、ガチャ。
「失礼します」
「「「「「失礼します」」」」」
「やあ、よく来た」
宰相は今回はシーラさんに怒られている訳でもなく、普通に僕たちを出迎えてくれました。
宰相執務室の面々も、僕たちに挨拶をしてくれています。
「ここが、宰相執務室となります。国の中枢業務を執り行っております」
ローリーさんの説明に、クラスメイトは真剣にメモを取っています。
僕にとっては、いつも仕事をしている場所だもんね。
すると、あるクラスメイトがこんな質問をしてきました。
「あの、アレク様はどんな仕事をしているんですか?」
まだ学園のクラスメイトが、宰相執務室で働いているなんて信じられないよね。
ちょうど机の上に書類もあったので、簡単に仕事風景を見せてあげることにしました。
ペラペラペラ、カキカキカキ。
ペラペラペラ、カキカキカキ。
ペラペラペラ、カキカキカキ。
「宰相、確認をお願いします」
ドーン。
「こんな感じで、各部署から出ていた書類を確認して宰相に最終チェックをお願いしています」
「「「「「は、早すぎる……」」」」」
うーん、どうやらクラスメイトは、僕の仕事内容よりも仕事のスピードに驚いてしまったみたいですね。
宰相も、思わず苦笑しながら書類にサインをしていました。
そこに、リズとエレノアが追撃してきました。
「お兄ちゃんは、学園に入る前からこんな感じで仕事をしていたんだよ」
「しかも、今もスピードを抑えていたの。私たちは、ずっと勉強していたの」
確かにスピードを抑えていたけど、それをここで言わなくても良いんじゃないかな。
サンディも他の職員も、苦笑しながら二人の意見に頷いていました。
「では、次の場所に移動します」
「「「「「はい」」」」」
ということで、今度は陛下の執務室に移動します。
宰相執務室の人たちに挨拶をして、部屋から出ます。
コンコン、ガチャ。
「失礼し……」
「あなた、これはどういうことですか? なぜ、お酒が大量にあるんですか?」
「ヒィィィィ……」
陛下の執務室に入ると、その部屋の主が王妃様に怒られているところでした。
どうやら、机の引き出しの中に大量のお酒を隠していたみたいですね。
陛下の執務机崩壊事件以降、こうして定期的に抜き打ちチェックが行われていました。
「皆、すまない。気にせずこちらに来るといい」
「「「「「は、はい……」」」」」
ルーカスお兄様も、苦笑しながらみんなを執務室の中に招き入れました。
陛下が僕たちを助けてという視線で見ていたけど、王妃様は気にせずに説明を続けてと圧をかけていました。
「えーっと、説明をしますね……」
「あなた、お菓子も出てきていますよ。全て纏めて説明して下さい!」
学園を卒業してルーカスお兄様の部下になったランさんも、説明して良いのか悩んでいます。
うん、怒られている陛下は気にしなくていいと思いますよ。
こうして、何とか王城見学が終わったのだけど、クラスメイトの誰もがこの国で一番偉いのは王妃様だと理解したのでした。
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