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第三十四章 三年生
千四百四話 テストが終わってもハードモードです
「時間です、そこまで」
夏休み前のテストも、今日が最終日です。
そして、最後のテストがたった今終わりました。
ユーリカ先生の合図で、僕たちは解答用紙に書く手を止めます。
そして、解答用紙が回収されていきます。
「それでは、試験はこれで終わりです。明日からテストの解説を行います。皆さん、必ず来るようにして下さい」
「「「「「はい!」」」」」
ホームルームも一緒に行われ、今日の試験は全て終了です。
クラスの中も、安堵感が漂っていました。
「お、終わったよ……」
「疲れたの……」
突貫でテスト勉強をしていたリズとエレノアは、ユーリカ先生が教室から出た瞬間机の上に突っ伏しました。
でも、二人とも今日から花嫁修行再開なんだよね。
「今日は生徒会もないし、気持ち的には楽なんじゃないかな?」
「お兄ちゃん、午後もずっとお勉強なんだよ!」
「しかも、今日は公務もあるの!」
リズとエレノアは、ガバッと起き上がって僕に反論してきた。
公務っていっても、今日はそんなに難しいものじゃないと思うよ。
他のクラスメイトも、リズとエレノアを見て思わずクスリとしています。
昼食は食堂で食べるので、皆一緒に移動をします。
「あっ、アレクだ」
「「「お疲れ様です」」」
食堂に行くと、二年生四人組も一緒に食事をしていました。
相変わらず仲がいいですね。
僕たちも、四人組の隣の席に座ります。
「確か、今日はサンディとイヨも公務に参加するんだよね」
「はい、婦人会の会合と福祉関連の行事です」
「来賓席にずっと座っているの、苦痛……」
僕の質問に、サンディは普通に答えて、イヨはやる気なく答えていました。
僕もたまに公務に出るけど、確かにずっと座っているのは苦痛なんだよね。
「アレク様は、今日も公務ですか?」
「今日は宰相執務室でも仕事をするけど、陛下の執務室でも仕事をする予定です」
「もはや、この国はアレク様を中心に動いておりますわね……」
質問してきたカーラさんだけでなく、他の人も頷いていました。
うーん、流石にルーカスお兄様の業務を超えることはないと思っているよ。
それに、何だかんだ言って陛下も仕事はできるし。
さてさて、昼食を食べ終えたら皆で王城に向かわないとね。
カリカリカリ、カリカリカリ。
ドン!
「宰相、確認をお願いします」
「相変わらずアレク君は仕事が早いね……」
今日は陛下の執務室にも行くので、いつもよりもスピードアップして書類整理をしました。
宰相がもう三人以上の仕事をしていると呟くと、他の人たちもうんうんと頷いていました。
でも、間違わないように注意して仕事をしているんだけどね。
「陛下の執務室に行ってきますね」
「遅くなるようだったら連絡してくれ」
念のために、全ての荷物をアイテムボックスに入れます。
そして、宰相執務室の職員に挨拶をして陛下の執務室に向かいました。
コンコン、ガチャ。
「失礼します」
「あっ、アレク様お疲れ様です」
宰相執務室に顔を出すと、ランさんが返事をしてくれました。
そして、この部屋の主である陛下とルーカスお兄様の姿がありません。
実は、ネコちゃんと一緒のマジカルラットと共に、各国の要人と会談しに行きました。
なので、僕が代わりに書類整理に呼ばれました。
流石にお二人の席には座れないので、空いている席に座ります。
陛下の執務室の職員も顔見知りが多いので、僕としてもとてもやりやすいですね。
よーし、ここは気合を入れてやらないと。
カキカキカキ、ペラペラペラ。
カキカキカキ、ペラペラペラ。
カキカキカキ、ペラペラペラ。
「ランさん、確認をした書類は陛下の机の上でいいですか?」
「え、ええ……」
僕は、確認を終えた書類を崩さないように念動で浮かべて陛下の執務机にのせます。
これなら、机から移動しなくても書類を運べますね。
よーし、もっと頑張るぞ!
「す、すげー。これが、噂に聞くアレク様の実務能力……」
「宰相執務室が物凄い勢いで業務をこなしていると聞いていたけど、これなら納得だ……」
「ルーカス様よりも凄いんじゃないかな……」
執務室の職員が僕のことを見て何か言っているけど、僕は目の前に積み上がっている書類に注力します。
流石は陛下の執務室だけあって、仕事の量も凄いですね。
でも、一時間もするとだいぶ書類も少なくなってきました。
その代わり、陛下の机の上が凄いことになっているけど。
「あらあら、これは凄いわね。流石アレク君ね」
すると、ティナおばあさまが僕の様子を見にきました。
陛下の机の上に積み上がっている書類を見て、とても満足そうにしています。
「アレク君、あと一時間したら宰相執務室に戻って良いわ。業務が終わるころには、リズちゃんたちの公務も終わるはずよ」
ティナおばあさまは、僕にそう言い残して部屋を出て行った。
うん、せっかくだからやるだけやってみましょう。
シュイン、シュパパパパパパ。
「あ、アレク様、流石に身体能力強化魔法を使うのはやりすぎでは……」
「凄い、さっきまでは手加減して仕事をしていたのか……」
「アレク様の本気は、とんでもないぞ……」
ランさんたちが何か言っているけど、これでもキチンと書類確認できる速度に抑えていますよ。
こうして、僕は二時間の陛下の執務室での業務を終えて宰相執務室に戻ったのでした。
「な、なんだこりゃー!」
そして、今日の業務が終わる頃に陛下の執務室から大きな声が聞こえてきました。
どうやら、陛下とルーカスお兄様が各国での会談を終えて戻ってきたみたいですね。
すると、程なくしてルーカスお兄様が宰相執務室にやってきました。
「アレク、流石にあれはやりすぎだ。三日分の仕事を二時間で終わらせたらしいな」
えっ、三日分だったの?
苦笑しながら言うルーカスお兄様に、僕はびっくりしちゃいました。
でも、宰相執務室の人たちも何故かうんうんとルーカスお兄様に同意していました。
「まあ、父上が暇にならなくて良いと思うようにしよう」
ということで、僕の二時間の業務はやりすぎというだけで特に何も問題になりませんでした。
そして、僕はヘロヘロになっていたリズたちと共に屋敷に帰りました。
因みに、王妃様がまた僕に陛下の執務室での業務を頼むと言い、陛下は勘弁してと言っていたのでした。
夏休み前のテストも、今日が最終日です。
そして、最後のテストがたった今終わりました。
ユーリカ先生の合図で、僕たちは解答用紙に書く手を止めます。
そして、解答用紙が回収されていきます。
「それでは、試験はこれで終わりです。明日からテストの解説を行います。皆さん、必ず来るようにして下さい」
「「「「「はい!」」」」」
ホームルームも一緒に行われ、今日の試験は全て終了です。
クラスの中も、安堵感が漂っていました。
「お、終わったよ……」
「疲れたの……」
突貫でテスト勉強をしていたリズとエレノアは、ユーリカ先生が教室から出た瞬間机の上に突っ伏しました。
でも、二人とも今日から花嫁修行再開なんだよね。
「今日は生徒会もないし、気持ち的には楽なんじゃないかな?」
「お兄ちゃん、午後もずっとお勉強なんだよ!」
「しかも、今日は公務もあるの!」
リズとエレノアは、ガバッと起き上がって僕に反論してきた。
公務っていっても、今日はそんなに難しいものじゃないと思うよ。
他のクラスメイトも、リズとエレノアを見て思わずクスリとしています。
昼食は食堂で食べるので、皆一緒に移動をします。
「あっ、アレクだ」
「「「お疲れ様です」」」
食堂に行くと、二年生四人組も一緒に食事をしていました。
相変わらず仲がいいですね。
僕たちも、四人組の隣の席に座ります。
「確か、今日はサンディとイヨも公務に参加するんだよね」
「はい、婦人会の会合と福祉関連の行事です」
「来賓席にずっと座っているの、苦痛……」
僕の質問に、サンディは普通に答えて、イヨはやる気なく答えていました。
僕もたまに公務に出るけど、確かにずっと座っているのは苦痛なんだよね。
「アレク様は、今日も公務ですか?」
「今日は宰相執務室でも仕事をするけど、陛下の執務室でも仕事をする予定です」
「もはや、この国はアレク様を中心に動いておりますわね……」
質問してきたカーラさんだけでなく、他の人も頷いていました。
うーん、流石にルーカスお兄様の業務を超えることはないと思っているよ。
それに、何だかんだ言って陛下も仕事はできるし。
さてさて、昼食を食べ終えたら皆で王城に向かわないとね。
カリカリカリ、カリカリカリ。
ドン!
「宰相、確認をお願いします」
「相変わらずアレク君は仕事が早いね……」
今日は陛下の執務室にも行くので、いつもよりもスピードアップして書類整理をしました。
宰相がもう三人以上の仕事をしていると呟くと、他の人たちもうんうんと頷いていました。
でも、間違わないように注意して仕事をしているんだけどね。
「陛下の執務室に行ってきますね」
「遅くなるようだったら連絡してくれ」
念のために、全ての荷物をアイテムボックスに入れます。
そして、宰相執務室の職員に挨拶をして陛下の執務室に向かいました。
コンコン、ガチャ。
「失礼します」
「あっ、アレク様お疲れ様です」
宰相執務室に顔を出すと、ランさんが返事をしてくれました。
そして、この部屋の主である陛下とルーカスお兄様の姿がありません。
実は、ネコちゃんと一緒のマジカルラットと共に、各国の要人と会談しに行きました。
なので、僕が代わりに書類整理に呼ばれました。
流石にお二人の席には座れないので、空いている席に座ります。
陛下の執務室の職員も顔見知りが多いので、僕としてもとてもやりやすいですね。
よーし、ここは気合を入れてやらないと。
カキカキカキ、ペラペラペラ。
カキカキカキ、ペラペラペラ。
カキカキカキ、ペラペラペラ。
「ランさん、確認をした書類は陛下の机の上でいいですか?」
「え、ええ……」
僕は、確認を終えた書類を崩さないように念動で浮かべて陛下の執務机にのせます。
これなら、机から移動しなくても書類を運べますね。
よーし、もっと頑張るぞ!
「す、すげー。これが、噂に聞くアレク様の実務能力……」
「宰相執務室が物凄い勢いで業務をこなしていると聞いていたけど、これなら納得だ……」
「ルーカス様よりも凄いんじゃないかな……」
執務室の職員が僕のことを見て何か言っているけど、僕は目の前に積み上がっている書類に注力します。
流石は陛下の執務室だけあって、仕事の量も凄いですね。
でも、一時間もするとだいぶ書類も少なくなってきました。
その代わり、陛下の机の上が凄いことになっているけど。
「あらあら、これは凄いわね。流石アレク君ね」
すると、ティナおばあさまが僕の様子を見にきました。
陛下の机の上に積み上がっている書類を見て、とても満足そうにしています。
「アレク君、あと一時間したら宰相執務室に戻って良いわ。業務が終わるころには、リズちゃんたちの公務も終わるはずよ」
ティナおばあさまは、僕にそう言い残して部屋を出て行った。
うん、せっかくだからやるだけやってみましょう。
シュイン、シュパパパパパパ。
「あ、アレク様、流石に身体能力強化魔法を使うのはやりすぎでは……」
「凄い、さっきまでは手加減して仕事をしていたのか……」
「アレク様の本気は、とんでもないぞ……」
ランさんたちが何か言っているけど、これでもキチンと書類確認できる速度に抑えていますよ。
こうして、僕は二時間の陛下の執務室での業務を終えて宰相執務室に戻ったのでした。
「な、なんだこりゃー!」
そして、今日の業務が終わる頃に陛下の執務室から大きな声が聞こえてきました。
どうやら、陛下とルーカスお兄様が各国での会談を終えて戻ってきたみたいですね。
すると、程なくしてルーカスお兄様が宰相執務室にやってきました。
「アレク、流石にあれはやりすぎだ。三日分の仕事を二時間で終わらせたらしいな」
えっ、三日分だったの?
苦笑しながら言うルーカスお兄様に、僕はびっくりしちゃいました。
でも、宰相執務室の人たちも何故かうんうんとルーカスお兄様に同意していました。
「まあ、父上が暇にならなくて良いと思うようにしよう」
ということで、僕の二時間の業務はやりすぎというだけで特に何も問題になりませんでした。
そして、僕はヘロヘロになっていたリズたちと共に屋敷に帰りました。
因みに、王妃様がまた僕に陛下の執務室での業務を頼むと言い、陛下は勘弁してと言っていたのでした。
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