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第三十四章 三年生
千四百九話 たくさん薬草が採れたかな?
道中話しながら森に到着すると、さっそくこの動物が僕たちの前に姿を現しました。
ガサガサ、ガサ。
「「「ガルル」」」
「「「「「クマちゃんだ!」」」」」
「「えっ!?」
ちびっ子たちと仲のよいクマの家族が茂みから現れ、ちびっ子たちはさっそくクマのところにダッシュしていきました。
双子の兄妹は、何が何だか分からないでいますね。
「あのクマは、辺境伯領と今は国が統治しているバイザー伯爵領との森に住んでいる有名なクマだ。辺境伯領兵も知っているし、商隊を襲う盗賊を倒したりもするぞ」
「「信じられません……」」
仲良くクマと遊ぶちびっ子たちを見ても、双子の兄妹はまだ困惑していました。
まあ、普通では考えられないもんね。
「薬草採取に限らず、郊外で行う活動は危険がつきものだ。クマに限らず、ウルフやイノシシなども襲ってくる。シカの角も驚異的だ。お前ら、あのクマに勝てるか?」
「「無理です……」」
冒険者ギルドで既に色々と怒られ、トドメに巨大なフォレストベアの登場です。
どうやら、双子の兄妹の自信はポッキリと折れてしまったみたいですね。
でも、やることはやらないと。
「これから薬草採取をしますが、森の中なので薬草採取をする人と周囲を観察する人に分かれます。やってみると分かりますが、薬草採取は手元を見るので周囲の状況に気が付きません。今日は、僕やジンさんたちが周囲の監視をします」
「薬草の採り方は、薬草採取名人のリズが教えるよ! スラちゃんも一緒に教えるね」
「「「「「はい!」」」」」
ということで、さっそく薬草採取を始めます。
説明するために、セオちゃんと双子の兄妹は近い位置で薬草採取をしてもらいます。
「これが薬草なんだよ。ある程度集めたら、この専用の紐でまとめるんだ。辺境伯領は冬でも暖かいから薬草が採れるし、今の時期は薬草不足だから高く売れるんだよ!」
「「「へぇー!」」」
リズとスラちゃんが採った薬草を、セオちゃんと双子の兄妹はしげしげと眺めていました。
いっぱい薬草が生えているので、今日は初心者だとしても短い時間でたくさん採れそうです。
バキッ、ドカッ!
「「グルッ……」」
そして、街道ではドラちゃんとクマの手合わせが行われています。
ドラちゃんもだいぶ強くなったけど、流石にクマには勝てないみたいですね。
今では、ドラちゃんは治癒師のイメージだし。
端から見ると、とんでもない光景ですけどね。
「それじゃあ、やるぞ。今持てる全力でこい」
「どんどんと来ていいわよ」
「「はい!」」
二時間ほど薬草採取をし、十分採れたところで双子の兄妹との手合わせを行います。
ジンさんとレイナさんにどれだけ打ち込めるか、僕たちも興味津々です。
「「えーい!」」
ブオン、ブオン。
「「「「「がんばれー!」」」」」
ちびっ子たちの応援が飛ぶ中、双子の兄妹は一生懸命剣を振るいます。
今まで剣の訓練をしていたみたいで、僕から見てもそこそこの腕はありそうです。
リズもティナおばあさまも、真剣に二人の剣技を分析しています。
「そこまで」
「「はあはあはあ……」」
審判役のカミラさんの合図で、手合せは終了です。
二人の息は荒いけど、何とか頑張ったって感じですね。
「じゃあ、息を整えたら改善点を言うぞ」
「あっ、リズも言うよ」
「エレノアもなの」
ということで、みんなで気になった点を双子の兄妹に教えます。
あれこれみんなで指摘しつつ、実際に剣を振るってもらいます。
更に、毎日の剣の訓練方法を教えて臨時の剣技講座は終了です。
「二人とも素質はある。その素質を良くするのも駄目にするのも、自分自身の心がけ次第だ」
「色々とありがとうございます。自分たちの実力がまだまだだと、改めて実感しました」
「自分が、のぼせ上がっていたと分かりました」
最後にジンさんがしめて、この場は終了です。
一生懸命頑張れば、二人はいい冒険者になりそうですね。
でも、薬草採取はまだまだ終わりではありません。
ということで、みんなで森から町に戻ります。
「「「「「ばいばーい」」」」」
「「「「「グルル」」」」」
ちびっ子たちとクマの親子も、お互いに挨拶をしています。
本当に、あのクマは頭がいいよね。
そして、冒険者ギルドについて、みんなで集めた薬草を提出します。
ドサッ。
「ほら、今日の報酬だ。薬草は不足気味だから、また集めろよ」
「「は、はい!」」
卸担当の職員から受け取った予想外の報酬に、双子の兄妹もとてもいい顔です。
もちろん、セオちゃんもたくさんの報酬を得ることができました。
僕が作ったマジックバッグに、大切に報酬をしまっていますね。
ということで、今日の薬草採取は終了です。
まだ昼食まで早いので、僕の屋敷に集まることになりました。
「おかーさん、いっぱいやくそうとったよ!」
「あら、それは良かったわね。これからも頑張るのよ」
「うん!」
セオちゃんは、母親であるミカエルの専属侍従にいい笑顔で報告していました。
これからは、勉強をしつつ簡単な依頼をしていきましょうね。
「わーい!」
「ブルル」
そして、屋敷の庭ではハーデスちゃんがポニさんに乗っていてとても上機嫌です。
スラちゃんも一緒に乗っているので、ハーデスちゃんがポニさんから落ちる心配もありません。
昼食までの間、屋敷の庭ではとても楽しい声が響いていそうですね。
ガサガサ、ガサ。
「「「ガルル」」」
「「「「「クマちゃんだ!」」」」」
「「えっ!?」
ちびっ子たちと仲のよいクマの家族が茂みから現れ、ちびっ子たちはさっそくクマのところにダッシュしていきました。
双子の兄妹は、何が何だか分からないでいますね。
「あのクマは、辺境伯領と今は国が統治しているバイザー伯爵領との森に住んでいる有名なクマだ。辺境伯領兵も知っているし、商隊を襲う盗賊を倒したりもするぞ」
「「信じられません……」」
仲良くクマと遊ぶちびっ子たちを見ても、双子の兄妹はまだ困惑していました。
まあ、普通では考えられないもんね。
「薬草採取に限らず、郊外で行う活動は危険がつきものだ。クマに限らず、ウルフやイノシシなども襲ってくる。シカの角も驚異的だ。お前ら、あのクマに勝てるか?」
「「無理です……」」
冒険者ギルドで既に色々と怒られ、トドメに巨大なフォレストベアの登場です。
どうやら、双子の兄妹の自信はポッキリと折れてしまったみたいですね。
でも、やることはやらないと。
「これから薬草採取をしますが、森の中なので薬草採取をする人と周囲を観察する人に分かれます。やってみると分かりますが、薬草採取は手元を見るので周囲の状況に気が付きません。今日は、僕やジンさんたちが周囲の監視をします」
「薬草の採り方は、薬草採取名人のリズが教えるよ! スラちゃんも一緒に教えるね」
「「「「「はい!」」」」」
ということで、さっそく薬草採取を始めます。
説明するために、セオちゃんと双子の兄妹は近い位置で薬草採取をしてもらいます。
「これが薬草なんだよ。ある程度集めたら、この専用の紐でまとめるんだ。辺境伯領は冬でも暖かいから薬草が採れるし、今の時期は薬草不足だから高く売れるんだよ!」
「「「へぇー!」」」
リズとスラちゃんが採った薬草を、セオちゃんと双子の兄妹はしげしげと眺めていました。
いっぱい薬草が生えているので、今日は初心者だとしても短い時間でたくさん採れそうです。
バキッ、ドカッ!
「「グルッ……」」
そして、街道ではドラちゃんとクマの手合わせが行われています。
ドラちゃんもだいぶ強くなったけど、流石にクマには勝てないみたいですね。
今では、ドラちゃんは治癒師のイメージだし。
端から見ると、とんでもない光景ですけどね。
「それじゃあ、やるぞ。今持てる全力でこい」
「どんどんと来ていいわよ」
「「はい!」」
二時間ほど薬草採取をし、十分採れたところで双子の兄妹との手合わせを行います。
ジンさんとレイナさんにどれだけ打ち込めるか、僕たちも興味津々です。
「「えーい!」」
ブオン、ブオン。
「「「「「がんばれー!」」」」」
ちびっ子たちの応援が飛ぶ中、双子の兄妹は一生懸命剣を振るいます。
今まで剣の訓練をしていたみたいで、僕から見てもそこそこの腕はありそうです。
リズもティナおばあさまも、真剣に二人の剣技を分析しています。
「そこまで」
「「はあはあはあ……」」
審判役のカミラさんの合図で、手合せは終了です。
二人の息は荒いけど、何とか頑張ったって感じですね。
「じゃあ、息を整えたら改善点を言うぞ」
「あっ、リズも言うよ」
「エレノアもなの」
ということで、みんなで気になった点を双子の兄妹に教えます。
あれこれみんなで指摘しつつ、実際に剣を振るってもらいます。
更に、毎日の剣の訓練方法を教えて臨時の剣技講座は終了です。
「二人とも素質はある。その素質を良くするのも駄目にするのも、自分自身の心がけ次第だ」
「色々とありがとうございます。自分たちの実力がまだまだだと、改めて実感しました」
「自分が、のぼせ上がっていたと分かりました」
最後にジンさんがしめて、この場は終了です。
一生懸命頑張れば、二人はいい冒険者になりそうですね。
でも、薬草採取はまだまだ終わりではありません。
ということで、みんなで森から町に戻ります。
「「「「「ばいばーい」」」」」
「「「「「グルル」」」」」
ちびっ子たちとクマの親子も、お互いに挨拶をしています。
本当に、あのクマは頭がいいよね。
そして、冒険者ギルドについて、みんなで集めた薬草を提出します。
ドサッ。
「ほら、今日の報酬だ。薬草は不足気味だから、また集めろよ」
「「は、はい!」」
卸担当の職員から受け取った予想外の報酬に、双子の兄妹もとてもいい顔です。
もちろん、セオちゃんもたくさんの報酬を得ることができました。
僕が作ったマジックバッグに、大切に報酬をしまっていますね。
ということで、今日の薬草採取は終了です。
まだ昼食まで早いので、僕の屋敷に集まることになりました。
「おかーさん、いっぱいやくそうとったよ!」
「あら、それは良かったわね。これからも頑張るのよ」
「うん!」
セオちゃんは、母親であるミカエルの専属侍従にいい笑顔で報告していました。
これからは、勉強をしつつ簡単な依頼をしていきましょうね。
「わーい!」
「ブルル」
そして、屋敷の庭ではハーデスちゃんがポニさんに乗っていてとても上機嫌です。
スラちゃんも一緒に乗っているので、ハーデスちゃんがポニさんから落ちる心配もありません。
昼食までの間、屋敷の庭ではとても楽しい声が響いていそうですね。
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