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第三十四章 三年生
千四百六十二話 初日から波乱の展開に
あっ、そうだ。
僕も、念の為に聞いてみよう。
「陛下、宰相、僕は研修で何をすればいいんですか? 掃除とかでも何でもやりますよ」
「アレク向けの研修、うーん」
「何がいいのだろうか……」
あの、陛下も宰相も腕組みをしながらもの凄く悩んでいますよ。
ルーカスお兄様も、思わず苦笑していますね。
「では、アレクは二人に書類の確認の仕方を教えてやるように」
あの、研修中の僕が同じ研修中のサキさんとレシステンシアさんに色々教えるんですか?
陛下も宰相も、疑問の表情の僕にうんうんと頷いていました。
ちょうど確認が必要な書類も無くなったし、ランさんとローリーさんと一緒に二人に色々教えることになりました。
僕は、椅子を持ってプリンと一緒に二人の席に移動します。
「宜しくお願いします。その、確認する書類が溜まったら急いで済ませちゃいますので」
「「宜しくお願いします」」
改めてサキさんとレシステンシアさんに挨拶するけど、基本はランさんが教えてくれます。
なので、僕は時々補足するだけでいいみたいですね。
「はあ、これだけの事をアレク様は学園に入られる前にやられていたんですよね」
「入園試験免除になるだけの学力があるとは知っておりましたが、とんでもないレベルだと改めて実感しましたわ……」
サキさんとレシステンシアさんは、書類を手にしながらそんな事を呟いていました。
確かに、学園に入る結構前から色々な事をやっていたもんね。
では、良いタイミングで書類が来たので一緒に確認しましょう。
「えーっと、うん? 何だこの申請書は?」
たまたま手にした補助金の申請書が、何だかとっても怪しい内容でした。
金額は手で書き直した形跡もあるし、申請額も桁数を増やした跡があります。
ランさんにも見てもらったけど明らかに怪しくて、ルーカスお兄様に見てもらったけど同様におかしいと言っています。
「ダメ男爵か。アレクは、カンニングをした受験生の実家だと言えば分かるな」
「もしかして、説明会で馬鹿なことを言っていた人ですか?」
「ああ、そうだ。これは、申請内容のミス云々以前の問題だな」
陛下も、書類を手にしながら厳しい表情をしていました。
そして、直ぐにダメ男爵の過去の申請なども調べられ始めました。
サキさんとレシステンシアさんも、一緒に調べています。
「最新は二年前ですね。この補助金は五年に一回の屋敷の修繕に関するものです。しかも同じ場所なので、普通に却下するべき内容ですね」
「そうか……」
ランさんの報告を聞き、陛下は腕を組んで考え込みました。
そして、ある指示を出しました。
「金額も大きいから、却下ではなく現場視察とする。その上で、施設に問題がなければ補助金の虚偽申請で強制捜査を行う」
逆に、問題がある可能性が高いダメ男爵家に入る口実になる。
僕も、そっちの方が良いと思った。
「最初はアレクで行く。補助金申請の不正が確認されたのなら、ルーカスを追加派遣する」
「「はい!」」
こうして、図らずともカンニングをした受験生の実家へ強制捜査を行うことになった。
短期研修一日目なのに、いきなり波乱の展開ですね。
僕も、念の為に聞いてみよう。
「陛下、宰相、僕は研修で何をすればいいんですか? 掃除とかでも何でもやりますよ」
「アレク向けの研修、うーん」
「何がいいのだろうか……」
あの、陛下も宰相も腕組みをしながらもの凄く悩んでいますよ。
ルーカスお兄様も、思わず苦笑していますね。
「では、アレクは二人に書類の確認の仕方を教えてやるように」
あの、研修中の僕が同じ研修中のサキさんとレシステンシアさんに色々教えるんですか?
陛下も宰相も、疑問の表情の僕にうんうんと頷いていました。
ちょうど確認が必要な書類も無くなったし、ランさんとローリーさんと一緒に二人に色々教えることになりました。
僕は、椅子を持ってプリンと一緒に二人の席に移動します。
「宜しくお願いします。その、確認する書類が溜まったら急いで済ませちゃいますので」
「「宜しくお願いします」」
改めてサキさんとレシステンシアさんに挨拶するけど、基本はランさんが教えてくれます。
なので、僕は時々補足するだけでいいみたいですね。
「はあ、これだけの事をアレク様は学園に入られる前にやられていたんですよね」
「入園試験免除になるだけの学力があるとは知っておりましたが、とんでもないレベルだと改めて実感しましたわ……」
サキさんとレシステンシアさんは、書類を手にしながらそんな事を呟いていました。
確かに、学園に入る結構前から色々な事をやっていたもんね。
では、良いタイミングで書類が来たので一緒に確認しましょう。
「えーっと、うん? 何だこの申請書は?」
たまたま手にした補助金の申請書が、何だかとっても怪しい内容でした。
金額は手で書き直した形跡もあるし、申請額も桁数を増やした跡があります。
ランさんにも見てもらったけど明らかに怪しくて、ルーカスお兄様に見てもらったけど同様におかしいと言っています。
「ダメ男爵か。アレクは、カンニングをした受験生の実家だと言えば分かるな」
「もしかして、説明会で馬鹿なことを言っていた人ですか?」
「ああ、そうだ。これは、申請内容のミス云々以前の問題だな」
陛下も、書類を手にしながら厳しい表情をしていました。
そして、直ぐにダメ男爵の過去の申請なども調べられ始めました。
サキさんとレシステンシアさんも、一緒に調べています。
「最新は二年前ですね。この補助金は五年に一回の屋敷の修繕に関するものです。しかも同じ場所なので、普通に却下するべき内容ですね」
「そうか……」
ランさんの報告を聞き、陛下は腕を組んで考え込みました。
そして、ある指示を出しました。
「金額も大きいから、却下ではなく現場視察とする。その上で、施設に問題がなければ補助金の虚偽申請で強制捜査を行う」
逆に、問題がある可能性が高いダメ男爵家に入る口実になる。
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「最初はアレクで行く。補助金申請の不正が確認されたのなら、ルーカスを追加派遣する」
「「はい!」」
こうして、図らずともカンニングをした受験生の実家へ強制捜査を行うことになった。
短期研修一日目なのに、いきなり波乱の展開ですね。
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