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第三十四章 三年生
千五百三話 午後は王都で冒険者活動します
午後からは、王都の冒険者ギルドで活動する事になりました。
というのも、どうやら特殊な依頼があるそうです。
僕達は、屋敷から王都の冒険者ギルドへゲートを繋いで向かいました。
「実は、治療の為に屋敷から動きたくないという方がおりまして、しかもAランク冒険者がいるパーティではないと申しております」
受付のお姉さん曰く、とある貴族のおばあさんだそうです。
教会の聖職者の派遣も断っていて、家族としても何とか治療を受けさせたいみたいです。
そこで、聞き出した条件がAランク冒険者がいる事みたいです。
僕達にはAランク冒険者のジンさんがいるので、この点はクリアしていますね。
すると、更に条件があるそうです。
「有名な二つ名持ちの冒険者を希望するそうです。貴族かどうかは関係ないとの事です」
僕達のメンバーは二つ名持ちが多いから、余裕でクリアできますね。
ということで、一度王城に行って馬車に乗って現地に向かいました。
「ティナおばあさま、こんな条件を出す依頼もあるんですね」
「何かが原因で、他者からの治療を拒絶する事があるわ。難癖つけて治療を拒否しようとするケースもあるけど、相手もまさか条件をクリアするとは思ってもいないはずね」
どんな状況か分からないので、本人に話を聞かないと分からないとティナおばあさまも言っていました。
では、その本人に話を聞いてみましょう。
「王国王女、エレノアです。依頼を受けに来ました」
「は、はい!? す、直ぐに対応します!」
やってきたのはとある子爵家で、門番はいきなり馬車から王女様が顔を出して驚いていました。
そして、屋敷の中に入ると更に驚いている人がいました。
「ま、まさかティナ様? そ、それに【双翼の天使】様までいるなんて……」
中年の子爵は、玄関ホールで僕達を出迎えるなり思わず固まってしまいました。
ティナおばあさま、リズ、エレノア、ちびっ子達でおばあさんを治療する事になり、僕とジンさんが応接室で子爵から話を聞く事になりました。
「その、父は教会や冒険者などを呼んで治療を受けました。しかし、治療の甲斐なく亡くなりました。そのため、母は常日頃から自分は病気になっても治療を受けないと言って降りました。しかし、息子の私としては何とか治療を受けて欲しいと思っておりまして……」
子爵が話したのは、何となくそうじゃないかなという理由でした。
単に治療を受けないのではなく、大きな理由があると思いました。
「それで、無理難題だけど依頼を出したら俺達が依頼を受けたと。前にも似たような話があったが、意外と探せば依頼基準に達するものはいるぞ」
「私も、とてもびっくりしております。ただ、よく考えれば皆様は冒険者としても偉大な実績を残しておられます」
ジンさんもだけど、僕達もそれなりに冒険者として実績を積んでいます。
だからこそ、ある程度の事には対応できますね。
ガチャ。
「ふう、何とか治療を終えましたわ。たまたまだったけど、彼女は学園の同級生だったのよ。もう二十年早くリズちゃん達に会えればと、思わず涙していたわ」
あっさりと治療を終えたらしく、ティナおばあさまも直ぐに応接室にやってきました。
おばあさんは治療の後で寝ているそうで、ティナおばあさまも話ができて良かったと言っていました。
「ティナ様、アレク様、ジン様、本当にありがとうございます。きっと、父も喜んでいると思います」
子爵は、席から立ち上がって深々と頭を下げました。
息子としては、母親に長生きしてもらいたいもんね。
こうして、僕達は子爵家の屋敷を後にしました。
その後も、難題の治療依頼を五件こなしました。
みんな、色々な思いがあって治療を受けないと思っている人でした。
それでも、何とか治療ができて本当に良かったです。
「皆様のおかげで、多くの人を治療できました。本当にありがとうございます」
受付のお姉さんも、かなりホッとした表情でした。
無理難題な依頼だったから、どうしようかと迷っていたはずですね。
すると、予想外の事が待っていました。
「ルカリオ様、エドガー様はEランクに、エリン様もFランクに上がります」
「「「わあ!」」」
王家のちびっ子三人が、揃って冒険者ランクが上がったのです。
三人とも、とても嬉しそうにしていますね。
王城に連絡すると、今夜は三人の冒険者ランクが上がったお祝いをすることになりました。
きっと、みんな盛り上がるのは間違いないですね。
というのも、どうやら特殊な依頼があるそうです。
僕達は、屋敷から王都の冒険者ギルドへゲートを繋いで向かいました。
「実は、治療の為に屋敷から動きたくないという方がおりまして、しかもAランク冒険者がいるパーティではないと申しております」
受付のお姉さん曰く、とある貴族のおばあさんだそうです。
教会の聖職者の派遣も断っていて、家族としても何とか治療を受けさせたいみたいです。
そこで、聞き出した条件がAランク冒険者がいる事みたいです。
僕達にはAランク冒険者のジンさんがいるので、この点はクリアしていますね。
すると、更に条件があるそうです。
「有名な二つ名持ちの冒険者を希望するそうです。貴族かどうかは関係ないとの事です」
僕達のメンバーは二つ名持ちが多いから、余裕でクリアできますね。
ということで、一度王城に行って馬車に乗って現地に向かいました。
「ティナおばあさま、こんな条件を出す依頼もあるんですね」
「何かが原因で、他者からの治療を拒絶する事があるわ。難癖つけて治療を拒否しようとするケースもあるけど、相手もまさか条件をクリアするとは思ってもいないはずね」
どんな状況か分からないので、本人に話を聞かないと分からないとティナおばあさまも言っていました。
では、その本人に話を聞いてみましょう。
「王国王女、エレノアです。依頼を受けに来ました」
「は、はい!? す、直ぐに対応します!」
やってきたのはとある子爵家で、門番はいきなり馬車から王女様が顔を出して驚いていました。
そして、屋敷の中に入ると更に驚いている人がいました。
「ま、まさかティナ様? そ、それに【双翼の天使】様までいるなんて……」
中年の子爵は、玄関ホールで僕達を出迎えるなり思わず固まってしまいました。
ティナおばあさま、リズ、エレノア、ちびっ子達でおばあさんを治療する事になり、僕とジンさんが応接室で子爵から話を聞く事になりました。
「その、父は教会や冒険者などを呼んで治療を受けました。しかし、治療の甲斐なく亡くなりました。そのため、母は常日頃から自分は病気になっても治療を受けないと言って降りました。しかし、息子の私としては何とか治療を受けて欲しいと思っておりまして……」
子爵が話したのは、何となくそうじゃないかなという理由でした。
単に治療を受けないのではなく、大きな理由があると思いました。
「それで、無理難題だけど依頼を出したら俺達が依頼を受けたと。前にも似たような話があったが、意外と探せば依頼基準に達するものはいるぞ」
「私も、とてもびっくりしております。ただ、よく考えれば皆様は冒険者としても偉大な実績を残しておられます」
ジンさんもだけど、僕達もそれなりに冒険者として実績を積んでいます。
だからこそ、ある程度の事には対応できますね。
ガチャ。
「ふう、何とか治療を終えましたわ。たまたまだったけど、彼女は学園の同級生だったのよ。もう二十年早くリズちゃん達に会えればと、思わず涙していたわ」
あっさりと治療を終えたらしく、ティナおばあさまも直ぐに応接室にやってきました。
おばあさんは治療の後で寝ているそうで、ティナおばあさまも話ができて良かったと言っていました。
「ティナ様、アレク様、ジン様、本当にありがとうございます。きっと、父も喜んでいると思います」
子爵は、席から立ち上がって深々と頭を下げました。
息子としては、母親に長生きしてもらいたいもんね。
こうして、僕達は子爵家の屋敷を後にしました。
その後も、難題の治療依頼を五件こなしました。
みんな、色々な思いがあって治療を受けないと思っている人でした。
それでも、何とか治療ができて本当に良かったです。
「皆様のおかげで、多くの人を治療できました。本当にありがとうございます」
受付のお姉さんも、かなりホッとした表情でした。
無理難題な依頼だったから、どうしようかと迷っていたはずですね。
すると、予想外の事が待っていました。
「ルカリオ様、エドガー様はEランクに、エリン様もFランクに上がります」
「「「わあ!」」」
王家のちびっ子三人が、揃って冒険者ランクが上がったのです。
三人とも、とても嬉しそうにしていますね。
王城に連絡すると、今夜は三人の冒険者ランクが上がったお祝いをすることになりました。
きっと、みんな盛り上がるのは間違いないですね。
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