文字の大きさ
大
中
小
112 / 1,396
第十六章 聖女様出迎え編
三百八話 皆んなで温泉
さて、皆で温泉に入る事になったのだが、前回温泉に入った際に僕は女子更衣室に連れていかれたのだ。
なので今回僕は、ジンさんとルーカスお兄様とマイク様の後をこっそりとついていく。
ついていくのだが……
がし。
「お兄ちゃんはこっちだよ!」
「一緒に着替えようね!」
「……はい……」
更衣室の前に着いたら、リズとエレノアに僕の両脇をがしっと掴まれていた。
ジンさんとルーカスお兄様とマイク様が、僕の事をご愁傷様って顔で見ていた。
因みにスラちゃんとプリンは巻き込まれない為に、ちゃっかりとジンさんの腕の中に収まっていた。
僕は全てを諦めて、リズとエレノアに拘束されたまま女子更衣室に向かっていった。
「にーに、ぬぐー」
「はいはい、ちょっと待っててね」
温泉が待ち遠しいのか、早速ミカエルが服を脱ぎ出した。
あっという間にすっぽんぽんになるのだけど、一人で温泉に向かわない様に近衛騎士のジェリルさんとランカーさんが見ていてくれた。
「お兄ちゃん、服脱ぐの手伝って!」
「エレノアも!」
「はいはい、今行きますよ」
前回と同じくまたしてもリズとエレノアが服を脱ぐのに手間取っているので、僕は二人の服を脱がせていく。
そんな僕の様子を、カレン様とジェリルさんとランカーさんが見つめていた。
「アレク様は、本当に優しいお兄ちゃんですね」
「その代わりに何でも一人でこなしてしまうのです」
「近衛騎士としてお世話をする機会があまりないんですよ」
あの、僕に言いたい事は分かったので、三人とも水着を着てから話をしてくれませんか?
僕は服を脱がされない様に、チャチャっと着替えていきます。
「にーに、いこ!」
「転ばない様に、手を繋ごうね」
「うん!」
早く温泉に入りたいミカエルの手を繋いで、浴場に向かっていきます。
でも、温泉に入る前に体を洗わないと。
ここで、とある人から声がかかった。
「アレク君、久しぶりに体を洗ってあげるね」
「ミカエルちゃんもキレイキレイにしてあげるよ」
「あい!」
エマさんとオリビアさんが僕の体を洗ってくれる事に。
お互い辺境伯様の屋敷にいた頃は、良く一緒にお風呂に入っていたっけ。
ミカエルも一緒になって体を洗ってもらいます。
「アレク君、昔に比べて大きくなったね」
「本当だね。背も大きくなったね」
エマさんとオリビアさんは僕が三歳の頃と比べていたけど、流石に五歳になったのだから大きくなっているよ。
「ミカエルちゃんは昔のアレク君みたいだね」
「アレク君が小さかったから、ちょうどこんな感じだったよね」
「うー」
ミカエルは頭を洗われているから目を閉じているけど、昔の僕やリズは小さかったよね。
今のミカエルと同じくらいだったのか。
そう思うと、僕も大きくなったんだね。
「リズちゃんは私が洗いますわ」
「わーい、じゃあお返しにリズがアイビーお姉ちゃんを洗ってあげる!」
女性陣はワイワイと体を洗いっこしている様だ。
うん、あそこにはあえて近づかない様にしよう。
「ふいー」
体を洗い終えた僕とミカエルは、早速温泉に入った。
何だかミカエルが温泉が気持ち良くておじいさんの様な声を出しているのが面白い。
「とっても気持ち良い温泉ですね」
「美肌などにも効果があるらしいですわよ」
「そんな効果があるのですね」
そしてカレン様とアイビー様は仲良く温泉の効能について話をしている。
でも、何でこの世界の女性向けの水着ってビキニしかないんだろうか?
カレン様は年齢の割にお胸が大きいから、それは凄い事になっている。
勿論似合っているけどね。
「今日はのんびりとするぞ」
「ジンさん、おじいちゃんみたい」
「おお。良いな、じいさん。今日は温泉に浸かって、枯れた身と心を癒したいぞ」
最近色々とあったジンさんが、気持ちよさそうな表情で温泉に浸かっている。
リズに何か言われても、もうどうでも良いようだ。
「にーに、ごはんなに?」
「何だろう? 何が出てくるかな? そろそろのぼせちゃうから、温泉から出ようね」
「あい!」
ミカエルの気持ちは夕食に向いているな。
でも、顔も良い色になってきたから温泉から出ないと。
がし。
「じゃあ、私達がお着替えをお手伝いしますね」
「お手伝いしますね」
「……はい」
ここぞとばかりに、ジェリルさんとランカーさんが僕の肩を掴んだ。
しかも、とっても良い笑顔で。
僕は断ることができず、一緒に更衣室に向かっていたのだった。
なので今回僕は、ジンさんとルーカスお兄様とマイク様の後をこっそりとついていく。
ついていくのだが……
がし。
「お兄ちゃんはこっちだよ!」
「一緒に着替えようね!」
「……はい……」
更衣室の前に着いたら、リズとエレノアに僕の両脇をがしっと掴まれていた。
ジンさんとルーカスお兄様とマイク様が、僕の事をご愁傷様って顔で見ていた。
因みにスラちゃんとプリンは巻き込まれない為に、ちゃっかりとジンさんの腕の中に収まっていた。
僕は全てを諦めて、リズとエレノアに拘束されたまま女子更衣室に向かっていった。
「にーに、ぬぐー」
「はいはい、ちょっと待っててね」
温泉が待ち遠しいのか、早速ミカエルが服を脱ぎ出した。
あっという間にすっぽんぽんになるのだけど、一人で温泉に向かわない様に近衛騎士のジェリルさんとランカーさんが見ていてくれた。
「お兄ちゃん、服脱ぐの手伝って!」
「エレノアも!」
「はいはい、今行きますよ」
前回と同じくまたしてもリズとエレノアが服を脱ぐのに手間取っているので、僕は二人の服を脱がせていく。
そんな僕の様子を、カレン様とジェリルさんとランカーさんが見つめていた。
「アレク様は、本当に優しいお兄ちゃんですね」
「その代わりに何でも一人でこなしてしまうのです」
「近衛騎士としてお世話をする機会があまりないんですよ」
あの、僕に言いたい事は分かったので、三人とも水着を着てから話をしてくれませんか?
僕は服を脱がされない様に、チャチャっと着替えていきます。
「にーに、いこ!」
「転ばない様に、手を繋ごうね」
「うん!」
早く温泉に入りたいミカエルの手を繋いで、浴場に向かっていきます。
でも、温泉に入る前に体を洗わないと。
ここで、とある人から声がかかった。
「アレク君、久しぶりに体を洗ってあげるね」
「ミカエルちゃんもキレイキレイにしてあげるよ」
「あい!」
エマさんとオリビアさんが僕の体を洗ってくれる事に。
お互い辺境伯様の屋敷にいた頃は、良く一緒にお風呂に入っていたっけ。
ミカエルも一緒になって体を洗ってもらいます。
「アレク君、昔に比べて大きくなったね」
「本当だね。背も大きくなったね」
エマさんとオリビアさんは僕が三歳の頃と比べていたけど、流石に五歳になったのだから大きくなっているよ。
「ミカエルちゃんは昔のアレク君みたいだね」
「アレク君が小さかったから、ちょうどこんな感じだったよね」
「うー」
ミカエルは頭を洗われているから目を閉じているけど、昔の僕やリズは小さかったよね。
今のミカエルと同じくらいだったのか。
そう思うと、僕も大きくなったんだね。
「リズちゃんは私が洗いますわ」
「わーい、じゃあお返しにリズがアイビーお姉ちゃんを洗ってあげる!」
女性陣はワイワイと体を洗いっこしている様だ。
うん、あそこにはあえて近づかない様にしよう。
「ふいー」
体を洗い終えた僕とミカエルは、早速温泉に入った。
何だかミカエルが温泉が気持ち良くておじいさんの様な声を出しているのが面白い。
「とっても気持ち良い温泉ですね」
「美肌などにも効果があるらしいですわよ」
「そんな効果があるのですね」
そしてカレン様とアイビー様は仲良く温泉の効能について話をしている。
でも、何でこの世界の女性向けの水着ってビキニしかないんだろうか?
カレン様は年齢の割にお胸が大きいから、それは凄い事になっている。
勿論似合っているけどね。
「今日はのんびりとするぞ」
「ジンさん、おじいちゃんみたい」
「おお。良いな、じいさん。今日は温泉に浸かって、枯れた身と心を癒したいぞ」
最近色々とあったジンさんが、気持ちよさそうな表情で温泉に浸かっている。
リズに何か言われても、もうどうでも良いようだ。
「にーに、ごはんなに?」
「何だろう? 何が出てくるかな? そろそろのぼせちゃうから、温泉から出ようね」
「あい!」
ミカエルの気持ちは夕食に向いているな。
でも、顔も良い色になってきたから温泉から出ないと。
がし。
「じゃあ、私達がお着替えをお手伝いしますね」
「お手伝いしますね」
「……はい」
ここぞとばかりに、ジェリルさんとランカーさんが僕の肩を掴んだ。
しかも、とっても良い笑顔で。
僕は断ることができず、一緒に更衣室に向かっていたのだった。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。