文字の大きさ
大
中
小
117 / 1,442
第十六章 聖女様出迎え編
三百十三話 カレン様のリハビリ炊き出し
マロード男爵領で処方された生薬の効果もあり、カレン様はだいぶ調子を取り戻した。
少しずつ活動を再開するとの事で、先ずは炊き出しを行う事になった。
たが、王都で炊き出しをするとかなりの人が集まって大変なので、そこそこの人が集まる辺境伯領で炊き出しを行う事になったのだ。
「いやあ、久々に動けるわ」
「体がなまっていたんだよね」
「あの二人とも、屋敷の家事を手伝ってくれても良いんだよ?」
ジンさんの心からの呟きを無視して、レイナさんとカミラさんが軽く体を動かしている。
今日はルリアンさんとナンシーさんも炊き出しに参加する様だ。
「ソフィアさんも参加するんですね」
「私がエマとオリビアを妊娠していた時は、もう少し先までは外で動いていたわ」
今日はソフィアさんも炊き出しに参加するので、まだ学校が休みのエマさんとオリビアさんと談笑していた。
しかし、流石はイザベラ様。
双子を産んだ先輩として、色々と判断している様だ。
「ブッチー、護衛よろしくね」
「ヒヒーン」
念の為という事で、ポニさん達も一緒に着いてくる事になった。
ポニさん達は聖女様襲撃事件の現場にもいたし、事情もわかっていてやる気満々になっている。
王城からはルーカスお兄様とアイビー様にルーシーお姉様とエレノアが参加。
大人達は会議があるので不参加です。
とはいえ近衛騎士もいるし、このメンバーならゴブリンキングが現れても瞬殺しそうだな。
妊婦さんが何人もいるので、教会まではゲートを使わないで皆で歩いていきます。
となると、街の人から普通に僕達に声がかかってきます。
「お、アレク君か。久々だな」
「リズちゃんも大きくなったわね」
この辺はまだいい。
僕達はこの街の住人なのだから。
「ルーカス様も婚約者と一緒か」
「相変わらず仲が良いわね」
「領主様とジンの所は、もう少ししたら赤ん坊が生まれるな」
「子どもが生まれたら、皆でお祝いしましょうね」
ルーカスお兄様達もこの街によく来るので、街の人からも好意的に見られている。
更に今年は出産ラッシュになりそうなので、辺境伯領はお祭り騒ぎになりそうだ。
「良い街ですね。適度な距離で、街の人が私達に接してくれています」
「私にも良くしてくれますわ。とても居心地が良いですの」
すっかり仲良しになったカレン様とイザベラ様が、並びながらにこやかに談笑していた。
僕とリズが王族だと分かってもこの街の人は普通に接してくれているから、恐らく聖女様が来たと分かっても普通に接してくれるだろう。
教会に着くと、司祭様と手伝ってくれる女性陣が集まっていた。
炊き出しに必要なある程度の準備はしてくれている様だ。
「聖女様、ようこそいらして下さいました」
「聖女様を心より歓迎いたします」
「司祭様、シスター、本日はよろしくお願いします」
司祭様とシスターが、カレン様と挨拶をしている。
その間に、僕達は炊き出しの準備を進めて行きます。
「今日は私も炊き出しをしようかな?」
「包丁を持つのも久々ですね」
何故かレイナさんとカミラさんが、包丁を取り出している。
レイナさんとカミラさんが包丁を持つのを見て、ジンさんとたまたま治療にきていた冒険者が慌ててレイナさんとカミラさんを止めに入った。
「お前ら、包丁持って何するんだ!」
「王都での惨劇は俺も聞いているぞ!」
「また、まな板ごとぶった斬る気かよ!」
「「えー」」
レイナさんとカミラさんはかなり不満そうにしているけど、ジンさんと冒険者の判断は正解だと思う。
レイナさんとカミラさんは、しぶしぶ包丁をしまって治療の方に移動して行った。
レイナさんとカミラさんがいたスペースに、僕とスラちゃんが移動する。
そして、野菜を切り出していく。
「二人とも、まだ小さいアレクとスライム以下の包丁さばきはどうかと思うぞ」
「スラちゃんは魔法使っているけど、二人はそれ以前の問題だな」
「「はい……」」
レイナさんとカミラさんは、治療の方に移っても女性の冒険者から色々と言われていた。
ナンシーさんとルリアンさんはある程度包丁が使えるし、ソフィアさんは料理がとても上手。
なので、余計にレイナさんとカミラさんの包丁さばきの酷さが分かってしまうのだ。
「お待たせしました。あれ? 何でレイナ様とカミラ様があんなに落ち込んでいるのですか?」
「特に気にしなくて良いですよ」
「はあ」
司祭様との話が終わってカレン様がこちらに来たけど、どうも落ち込んでいるレイナさんとカミラさんの事が気になる様だ。
ジンさんが軽く流したので、多分大丈夫だと思いたい。
ともあれ、炊き出しと治療を開始します。
今回は、治療に魔法だけでなく生薬も使って行きます。
「辺境伯領での炊き出しは、とても機能的ですわ」
「役割分担をキチンと決めておりますので。それに炊き出しにくる方は困っている人が多いので、兵や行政官がどんな事に困っているか意見を聞いております」
「とても素晴らしい事ですわ。教皇国でも、是非参考にいたします」
辺境伯領での炊き出しは、行政も一枚噛んでいるからな。
直ぐに、治療に生薬を使い始めたのが良い例だろう。
どの様な症例にどの様な治療が効果的かの情報収集もしている。
イザベラ様の説明に、カレン様はとても感心していた。
「リズちゃんの聖魔法は私よりも高威力ですし、ここに生薬を併用したら大抵の怪我や病は治せそうですね」
「リズちゃんがいつも炊き出しの時にいる訳ではないので、できるだけリズちゃんに依存しない様にしております。とはいえリズちゃんは自ら積極的に治療を行うので、リズちゃんがいる時は治療の効果が高いのは事実ですわ」
僕達は公務で不在の時もあるから、教会や他の人が治療する事もある。
だけどリズは人当たりも良いから、喜んで治療するんだよね。
こうして無事に炊き出しは終了して、治療時のデータも結構取れた様だ。
「お前らは包丁を使わない料理から始めないと。子どもにお菓子を作るのが目標だな」
「「頑張ります……」」
因みにレイナさんとカミラさんは料理の勉強の一環としてお菓子作りをする事が決定した。
お菓子はキチンと分量を計れば間違いなくできるはずだから、きっとレイナさんとカミラさんでもできるはず。
先生役はソフィアさんがしてくれる事になったので、生まれてくる子どもの為にも頑張ってほしい。
少しずつ活動を再開するとの事で、先ずは炊き出しを行う事になった。
たが、王都で炊き出しをするとかなりの人が集まって大変なので、そこそこの人が集まる辺境伯領で炊き出しを行う事になったのだ。
「いやあ、久々に動けるわ」
「体がなまっていたんだよね」
「あの二人とも、屋敷の家事を手伝ってくれても良いんだよ?」
ジンさんの心からの呟きを無視して、レイナさんとカミラさんが軽く体を動かしている。
今日はルリアンさんとナンシーさんも炊き出しに参加する様だ。
「ソフィアさんも参加するんですね」
「私がエマとオリビアを妊娠していた時は、もう少し先までは外で動いていたわ」
今日はソフィアさんも炊き出しに参加するので、まだ学校が休みのエマさんとオリビアさんと談笑していた。
しかし、流石はイザベラ様。
双子を産んだ先輩として、色々と判断している様だ。
「ブッチー、護衛よろしくね」
「ヒヒーン」
念の為という事で、ポニさん達も一緒に着いてくる事になった。
ポニさん達は聖女様襲撃事件の現場にもいたし、事情もわかっていてやる気満々になっている。
王城からはルーカスお兄様とアイビー様にルーシーお姉様とエレノアが参加。
大人達は会議があるので不参加です。
とはいえ近衛騎士もいるし、このメンバーならゴブリンキングが現れても瞬殺しそうだな。
妊婦さんが何人もいるので、教会まではゲートを使わないで皆で歩いていきます。
となると、街の人から普通に僕達に声がかかってきます。
「お、アレク君か。久々だな」
「リズちゃんも大きくなったわね」
この辺はまだいい。
僕達はこの街の住人なのだから。
「ルーカス様も婚約者と一緒か」
「相変わらず仲が良いわね」
「領主様とジンの所は、もう少ししたら赤ん坊が生まれるな」
「子どもが生まれたら、皆でお祝いしましょうね」
ルーカスお兄様達もこの街によく来るので、街の人からも好意的に見られている。
更に今年は出産ラッシュになりそうなので、辺境伯領はお祭り騒ぎになりそうだ。
「良い街ですね。適度な距離で、街の人が私達に接してくれています」
「私にも良くしてくれますわ。とても居心地が良いですの」
すっかり仲良しになったカレン様とイザベラ様が、並びながらにこやかに談笑していた。
僕とリズが王族だと分かってもこの街の人は普通に接してくれているから、恐らく聖女様が来たと分かっても普通に接してくれるだろう。
教会に着くと、司祭様と手伝ってくれる女性陣が集まっていた。
炊き出しに必要なある程度の準備はしてくれている様だ。
「聖女様、ようこそいらして下さいました」
「聖女様を心より歓迎いたします」
「司祭様、シスター、本日はよろしくお願いします」
司祭様とシスターが、カレン様と挨拶をしている。
その間に、僕達は炊き出しの準備を進めて行きます。
「今日は私も炊き出しをしようかな?」
「包丁を持つのも久々ですね」
何故かレイナさんとカミラさんが、包丁を取り出している。
レイナさんとカミラさんが包丁を持つのを見て、ジンさんとたまたま治療にきていた冒険者が慌ててレイナさんとカミラさんを止めに入った。
「お前ら、包丁持って何するんだ!」
「王都での惨劇は俺も聞いているぞ!」
「また、まな板ごとぶった斬る気かよ!」
「「えー」」
レイナさんとカミラさんはかなり不満そうにしているけど、ジンさんと冒険者の判断は正解だと思う。
レイナさんとカミラさんは、しぶしぶ包丁をしまって治療の方に移動して行った。
レイナさんとカミラさんがいたスペースに、僕とスラちゃんが移動する。
そして、野菜を切り出していく。
「二人とも、まだ小さいアレクとスライム以下の包丁さばきはどうかと思うぞ」
「スラちゃんは魔法使っているけど、二人はそれ以前の問題だな」
「「はい……」」
レイナさんとカミラさんは、治療の方に移っても女性の冒険者から色々と言われていた。
ナンシーさんとルリアンさんはある程度包丁が使えるし、ソフィアさんは料理がとても上手。
なので、余計にレイナさんとカミラさんの包丁さばきの酷さが分かってしまうのだ。
「お待たせしました。あれ? 何でレイナ様とカミラ様があんなに落ち込んでいるのですか?」
「特に気にしなくて良いですよ」
「はあ」
司祭様との話が終わってカレン様がこちらに来たけど、どうも落ち込んでいるレイナさんとカミラさんの事が気になる様だ。
ジンさんが軽く流したので、多分大丈夫だと思いたい。
ともあれ、炊き出しと治療を開始します。
今回は、治療に魔法だけでなく生薬も使って行きます。
「辺境伯領での炊き出しは、とても機能的ですわ」
「役割分担をキチンと決めておりますので。それに炊き出しにくる方は困っている人が多いので、兵や行政官がどんな事に困っているか意見を聞いております」
「とても素晴らしい事ですわ。教皇国でも、是非参考にいたします」
辺境伯領での炊き出しは、行政も一枚噛んでいるからな。
直ぐに、治療に生薬を使い始めたのが良い例だろう。
どの様な症例にどの様な治療が効果的かの情報収集もしている。
イザベラ様の説明に、カレン様はとても感心していた。
「リズちゃんの聖魔法は私よりも高威力ですし、ここに生薬を併用したら大抵の怪我や病は治せそうですね」
「リズちゃんがいつも炊き出しの時にいる訳ではないので、できるだけリズちゃんに依存しない様にしております。とはいえリズちゃんは自ら積極的に治療を行うので、リズちゃんがいる時は治療の効果が高いのは事実ですわ」
僕達は公務で不在の時もあるから、教会や他の人が治療する事もある。
だけどリズは人当たりも良いから、喜んで治療するんだよね。
こうして無事に炊き出しは終了して、治療時のデータも結構取れた様だ。
「お前らは包丁を使わない料理から始めないと。子どもにお菓子を作るのが目標だな」
「「頑張ります……」」
因みにレイナさんとカミラさんは料理の勉強の一環としてお菓子作りをする事が決定した。
お菓子はキチンと分量を計れば間違いなくできるはずだから、きっとレイナさんとカミラさんでもできるはず。
先生役はソフィアさんがしてくれる事になったので、生まれてくる子どもの為にも頑張ってほしい。
感想 311
あなたにおすすめの小説
32歳の行き遅れ令嬢ですが、婚約破棄に1番喜んだのは私です
18年間待ち続けた婚約者から、32歳になった夜会の席で婚約破棄を告げられた侯爵令嬢オリヴィア。周囲が同情する中、彼女は笑顔で拍手した。
「おめでとうございます。わたくし、この日をずっと待っておりました」
――しかも婚約契約により、慰謝料は金貨1万8,000枚!
自由と資金を手に入れたオリヴィアは、封じられていた領地経営の才を発揮し、女性のためのブティックを開業。店は大繁盛し、ついには侯爵家の後継者へ!
一方、彼女を捨てた元婚約者は成功を知って今さら復縁を迫ってくるが――もう遅い。
オリヴィアの隣には、15年間ずっと彼女を支えてきた侍従エリオットがいた。
婚約破棄から人生大逆転! 遅咲き令嬢の痛快お仕事&溺愛ラブストーリー!
無能スキルと追放された第三王子ですが、母様の再婚を成功させたら辺境伯を継がされそうです
五歳のスキル授与式で「無能スキル」と判定された第三王子レイニード。
その結果、俺は母様と一緒に王宮を追放された。
だが、正直に言おう。
むしろ大歓迎である。
王宮では母様も俺も冷遇されていたのだから。
こうして辿り着いた辺境伯領で、俺はある決意をした。
――母様を幸せにしよう。
実は辺境伯は昔から母様に想いを寄せているらしい。
ならば息子として全力で応援するしかない。
一方、無能と言われた俺のスキルは全然無能ではなかった。
【カタログ通販】【ヒャッキーン】【錬金術】
便利な道具や生活用品を次々と生み出し、さらに光・土・空間・生活魔法まで使えるため、辺境はどんどん発展していく。
ついでに世間から無能扱いされていた人材たちを集めてみたら、なぜか有能な人ばかりだった。
異母兄である第一王子は次期国王に。
第二王子は騎士団長に。
俺は二人を陰ながら支えながら、のんびり暮らしたいだけなのに――。
「レイニード、次の辺境伯はお前だ」
「嫌です」
「駄目だ」
「嫌です」
母様の再婚を成功させたら、なぜか辺境伯を継がされそうです。
これは、家族大好きな元・無能王子が、大切な人たちを幸せにしながら平穏な生活を目指す、ほのぼの辺境発展ファンタジー。
魔道師長のまかない係~身寄りのない幼児だけどがんばって美味しいご飯つくりましゅ!~
現代社会でかけだしの料理アシスタントだったのに、気が付いたら幼児に異世界転生しちゃってた。しかも、育児放棄っぽい感じで色々と訳ありのわたし。ふとしたことで拾ってもらったお城の魔道師長様(訳ありの呪いもち)の呪いを解くために一緒に旅をしつつ、時々は王宮に戻ったり。魔道師長様と一緒にいるために、とりあえず「魔道師長のまかない係」という役職をもらって、毎日、ルーしゃま(魔道師長)のご飯を作って、お城に居場所を作ってもらってましゅ!(あ、噛んだ) 自分でもただの捨てられた幼児だと思っていたら、なんだかあれよあれよという間に、ハイスペックのスキル持ちだったらしいことが判明・・・。お城ではガチムチのストイックな騎士団長様やお姫様に囲まれて幸せに暮らしてた所に、なんと突然父様と母様が現れた!でも、ここもなんかむちゃくちゃ事情ありな感じ。どうして、みんなそんなに訳ありなんでしゅか! なろう様でも投稿中。カクヨムも近日中に投稿予定。
離縁された俺、これから没落するらしい
妻との離縁が決まった、その瞬間。
俺は前世の記憶を思い出した。
「……え? 俺、この後、没落するんじゃね?」
原作では、俺は散財ばかりする最低な侯爵令息。
妻のエレノアを追い出し、愛人のミレイアと結ばれた挙げ句、最後は炭鉱送りになる。
……いや、待て。
今回の俺、そんなに酷くないぞ?
そもそも流行病も起きてないし、両親も生きている。
しかも領地は普通に安定している。
俺が子供の頃に何気なく言ったことが、どうやら色々と役に立っていたらしい。
「これが……シナリオ強制力ってやつか?」
原作と同じ離縁をしたはずなのに、なぜか何もかも違っている。
これは、没落するはずだった侯爵令息が、人生をやり直す話――のはずだった。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
婚約破棄ですか? まずご両親にお話しください――前世は三児の母。公爵令嬢は冷徹な王弟公爵と人生をやり直す
大夜会の真ん中で、王太子から婚約破棄を宣言された公爵令嬢クラリッサ。
本来なら泣き崩れるはずだったその瞬間、彼女は三人の子を育て上げた四十九歳の前世を思い出す。
「殿下。そのお話、ご両親には通してありますの?」
国王にも王妃にも、双方の家にも無断。おまけに「真実の愛」の相手は、王太子を好きでも王太子妃になる気などなかった。
クラリッサの一言で公開婚約破棄は無効となり、暴走した王太子には即日仮処分が下る。
三か月後の正式審議まで、クラリッサは自分の名誉を取り戻すため社交季の仕事を続けることに。
恋に浮かれた令息、悪辣な婚約者、条件を知らされない令嬢たちを、前世の生活力と貴族令嬢の実務能力で救っていく。
そして彼女の隣には、冷徹と恐れられる王弟公爵レオナールがいた。
役割ではなく一人の女性として見てくれる彼との距離は、仕事を重ねるたび静かに近づいていく。
だが、誰かのためにと差し伸べた手が、相手の選択を奪ってしまった時――。
「あなたは、私のお母様ではありません」
これは、正しいつもりで間違えた大人の女性が、責任を引き受け、自分自身の恋と人生も選び直す物語。
王太子との復縁なし。公的責任あり。年の差の大人恋愛、ハッピーエンド。全40話完結。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。