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第十六章 聖女様出迎え編
三百十五話 歓迎式典の打ち合わせ
カレン様がだいぶ動ける様になったので、ようやく歓迎式典を行う事になった。
カレン様本人としては派手な式典は好まないそうなのだが、王国としたら外国の要人だもんね。
カレン様の意をくんで、立食形式の式典にする事が決まったのだ。
問題は参加者の事だった。
「大人数では行わないが、それなりに貴族を呼ばないとならないな」
会議室で陛下がはあっと溜息をついていた。
というのも、貴族主義派の貴族が聖女様に会いたいとしつこく要望を出しているのだ。
聖女様の知見を得て勢力回復を狙っているのが見え見えなんだよね。
「研究に関わる貴族や部局の者は呼ぶ事にする。辺境伯は全てだな」
「問題は貴族主義の連中の誰を呼ぶかですね」
「「「うーん」」」
おいおい、僕が貴族主義の誰を呼ぶかを発言したら、会議に出ている全員が考え込んでしまったぞ。
そりゃ、頭を抱えたくなる問題だからなあ。
「ベストール侯爵は式典に呼ぶ事にしよう。今の当主は真面目だし、当主の妹が研究にも携わっている」
「となると、若干でも研究に携わっている貴族を招くのが良いのでは?」
「そうするか。招く基準を明確にしておいた方が良いだろう。幸いにしてうるさいのも含まれるから、満足するだろうな」
という事で、ベストール侯爵家以外では貴族主義からは六つの貴族が呼ばれる事になった。
招待状には、余計な事はするなと念を押して書いておく事にした。
うーん、今までの経緯からすると、あの連中は絶対に余計な事をしそうだよな。
「そうですか。そんな事があったのですね。私も気をつけます」
会議の後、僕達はルカちゃんとエドちゃんのいる部屋に移動します。
カレン様が、ルカちゃんとエドちゃんを愛でているのだ。
当の二人は、すやすやと眠っています。
会議の結果をカレン様に伝えたけど、意外と冷静に受けとめていた。
襲撃事件もあった様に、今までにも危険な事があったのだろうな。
「カレンお姉ちゃんはリズが守るよ!」
「ありがとうね、リズちゃん」
何かあったとしても、僕やリズもいるしルーカスお兄様とアイビー様も側にいるから大丈夫だろう。
今日はアイビー様の従姉妹のメアリも王城に来ていたので、リズと一緒になってカレン様を守ると言っていた。
「ミカエルちゃんも参加してね」
「うん! ぱーちーたのしみ!」
そしてすっかりカレン様のお気に入りになったミカエルも、歓迎式典に参加する事になった。
ミカエルはバイザー子爵家の当主だし、辺境伯領で行う研究にも参加するから子どもなだけで普通に参加しても問題はない。
「ミカエルにとっては、バイザー家当主として初めての公式の場になるのか」
「折角だから、綺麗なお洋服を作りましょうね」
「やたー!」
どうやら王妃様もアリア様もティナおばあさまも、ミカエルの服を作るつもりでいた様だ。
恐らく採寸も終わっているのだろうな。
そうとは知らずに、ミカエルは新しい服を着る事ができるので、両手を上げて喜んでいた。
「では、聖女様と一緒にミカエルも回りましょう」
「聖女様に子どもがセットでいれば、流石の貴族主義の連中も大人しくするでしょう」
王妃様とアリア様の提案に、僕も賛成だ。
いくらなんでもミカエルが側にいる所で、貴族主義の連中が暴走しないと思いたい。
「カレといしょ!」
「そうね、一緒ね」
ミカエルはカレン様と一緒になる事が嬉しそうだけどね。
カレン様本人としては派手な式典は好まないそうなのだが、王国としたら外国の要人だもんね。
カレン様の意をくんで、立食形式の式典にする事が決まったのだ。
問題は参加者の事だった。
「大人数では行わないが、それなりに貴族を呼ばないとならないな」
会議室で陛下がはあっと溜息をついていた。
というのも、貴族主義派の貴族が聖女様に会いたいとしつこく要望を出しているのだ。
聖女様の知見を得て勢力回復を狙っているのが見え見えなんだよね。
「研究に関わる貴族や部局の者は呼ぶ事にする。辺境伯は全てだな」
「問題は貴族主義の連中の誰を呼ぶかですね」
「「「うーん」」」
おいおい、僕が貴族主義の誰を呼ぶかを発言したら、会議に出ている全員が考え込んでしまったぞ。
そりゃ、頭を抱えたくなる問題だからなあ。
「ベストール侯爵は式典に呼ぶ事にしよう。今の当主は真面目だし、当主の妹が研究にも携わっている」
「となると、若干でも研究に携わっている貴族を招くのが良いのでは?」
「そうするか。招く基準を明確にしておいた方が良いだろう。幸いにしてうるさいのも含まれるから、満足するだろうな」
という事で、ベストール侯爵家以外では貴族主義からは六つの貴族が呼ばれる事になった。
招待状には、余計な事はするなと念を押して書いておく事にした。
うーん、今までの経緯からすると、あの連中は絶対に余計な事をしそうだよな。
「そうですか。そんな事があったのですね。私も気をつけます」
会議の後、僕達はルカちゃんとエドちゃんのいる部屋に移動します。
カレン様が、ルカちゃんとエドちゃんを愛でているのだ。
当の二人は、すやすやと眠っています。
会議の結果をカレン様に伝えたけど、意外と冷静に受けとめていた。
襲撃事件もあった様に、今までにも危険な事があったのだろうな。
「カレンお姉ちゃんはリズが守るよ!」
「ありがとうね、リズちゃん」
何かあったとしても、僕やリズもいるしルーカスお兄様とアイビー様も側にいるから大丈夫だろう。
今日はアイビー様の従姉妹のメアリも王城に来ていたので、リズと一緒になってカレン様を守ると言っていた。
「ミカエルちゃんも参加してね」
「うん! ぱーちーたのしみ!」
そしてすっかりカレン様のお気に入りになったミカエルも、歓迎式典に参加する事になった。
ミカエルはバイザー子爵家の当主だし、辺境伯領で行う研究にも参加するから子どもなだけで普通に参加しても問題はない。
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「折角だから、綺麗なお洋服を作りましょうね」
「やたー!」
どうやら王妃様もアリア様もティナおばあさまも、ミカエルの服を作るつもりでいた様だ。
恐らく採寸も終わっているのだろうな。
そうとは知らずに、ミカエルは新しい服を着る事ができるので、両手を上げて喜んでいた。
「では、聖女様と一緒にミカエルも回りましょう」
「聖女様に子どもがセットでいれば、流石の貴族主義の連中も大人しくするでしょう」
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いくらなんでもミカエルが側にいる所で、貴族主義の連中が暴走しないと思いたい。
「カレといしょ!」
「そうね、一緒ね」
ミカエルはカレン様と一緒になる事が嬉しそうだけどね。
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