130 / 1,334
第十六章 聖女様出迎え編
三百二十六話 皆でお昼ご飯
さて、お昼の時間になったのだが、お店前に閣僚や王妃様達の姿がない。
もしかしてと思って、お店の中を覗いてみた。
「おお、きたか!」
「もう全員の分を注文してありますわ」
「今日はもみじ鍋だそうですよ」
「「「……」」」
我慢できなくて、既に鍋を注文して食べ始めていた。
しかも近衛騎士とお世話の侍従がいるのに、ミカエルを除いて自分達で小鉢に盛り付けをしている。
僕達も席に着く事にした。
「にーに、おにくおいちぃ!」
「良かったね。いっぱい食べな」
「うん!」
ミカエルは既に王妃様にもみじ鍋から小鉢に盛ってもらっていて、満足そうにお肉を食べていた。
「にーに、じーじもおっきいおふろきた」
「じーじって、あそこに座っている人?」
「うん!」
ふと、ミカエルが宰相達を指差していた。
あの、あなた方はマロード男爵の屋敷でマイク様と話し合いをしていたのではないですか?
「折角温泉街にきたのだから、温泉に入らないとならないぞ」
「いやあ、生薬に回復魔法に湯治と、ここは治療の選択肢が多いな」
「軍人の治療所を作る計画があるそうだが、もう少し規模を拡大する事にしたぞ」
うん、温泉でも仕事をやったと言わんばかりに胸を張る宰相達。
まあ、ここの温泉は効能が良いらしいからなあ。
心なしか、王妃様やアリア様だけでなく、宰相達も肌艶が良い気がするぞ。
「王都と比較して空気も良いから、辺境伯領と連携して療養所を作る事にしたわ」
「ここならストレスも少ないし、様々な病気の治療に対応できるわね」
王妃様とアリア様も、しっかりと仕事をしたといった表情だ。
王国からマロード男爵領に補助金も降りるそうだ。
「それよりも、折角だからお鍋を食べましょう」
「こうして皆でワイワイとしながら食べるのは良いですね」
食事に話を戻す為に、アイビー様とカレン様が皆に話しかけていた。
気がついたら、近衛騎士とお世話の侍従も席について鍋を食べているぞ。
「今日は鹿肉ですね。出汁も効いていてとても旨いなあ」
「お兄ちゃん、もっととって!」
「エレノアも!」
「はいはい、待っていてね」
食いしん坊のリズとエレノアに促されて、小鉢にもみじ鍋をよそっていく。
閣僚のいる鍋は、既に締めの雑炊に入っている。
もう全員が大満足の顔になっているなあ。
「ふう、年甲斐もなく食べてしまったな」
「鍋はいい物ですな。日中でなければ、このオススメの米酒や焼酎を飲みたい物です」
「ついでだから買って行こう。焼酎はお湯割りでも氷を入れて水割りでも良いらしいぞ」
午後は全員王城に戻るので、お店でお酒を沢山買っていっている。
お店としたら、良い臨時収入だよね。
店員さんがホクホク顔で応対しているよ。
「おお、そうじゃ。アレクよ、儂を王城に送る前にジンの屋敷に連れて行ってくれ」
「私も頼む。ジンに話を聞いたら、今日は仕事がなくて屋敷にいるらしいからなあ」
あ、これは抜き打ちでレイナさんとカミラさんの様子を見に行くんだな。
休みというので、グータラしている姿が思い浮かぶぞ。
という事で、王城に皆を送り届けてからジンさんと宰相と商務卿と共にジンさんの屋敷に向かいます。
「お、おかえ……」
「早かった……」
食堂に向かうと、マロード男爵領で売っていたせんべいをバリバリと食べているレイナさんとカミラさんの姿があった。
レイナさんとカミラさんは、宰相と商務卿と視線があった瞬間せんべいを持ったまま固まってしまったのだ。
「レイナ、まさか本当にぐーたらしているとは思わなかったぞ」
「カミラよ、やる事がないのならアレク君の屋敷で赤ん坊のお世話の練習でもしなさい」
「「……はい」」
孫と娘の堕落ぶりにショックを受けた宰相と商務卿に言われて、レイナさんとカミラさんは隣にある僕の屋敷に移動していった。
「ジンよ、二人にはもう少し強く言っていいぞ」
「そろそろリリーを連れてこないとダメかな」
「「あはは……」」
宰相と商務卿の漏らした言葉に、僕とジンさんは空笑いをするしかなかった。
そして、僕とジンさんが教皇国に行く間、リリーさんがジンさんの屋敷にくる事が確定したのだった。
もしかしてと思って、お店の中を覗いてみた。
「おお、きたか!」
「もう全員の分を注文してありますわ」
「今日はもみじ鍋だそうですよ」
「「「……」」」
我慢できなくて、既に鍋を注文して食べ始めていた。
しかも近衛騎士とお世話の侍従がいるのに、ミカエルを除いて自分達で小鉢に盛り付けをしている。
僕達も席に着く事にした。
「にーに、おにくおいちぃ!」
「良かったね。いっぱい食べな」
「うん!」
ミカエルは既に王妃様にもみじ鍋から小鉢に盛ってもらっていて、満足そうにお肉を食べていた。
「にーに、じーじもおっきいおふろきた」
「じーじって、あそこに座っている人?」
「うん!」
ふと、ミカエルが宰相達を指差していた。
あの、あなた方はマロード男爵の屋敷でマイク様と話し合いをしていたのではないですか?
「折角温泉街にきたのだから、温泉に入らないとならないぞ」
「いやあ、生薬に回復魔法に湯治と、ここは治療の選択肢が多いな」
「軍人の治療所を作る計画があるそうだが、もう少し規模を拡大する事にしたぞ」
うん、温泉でも仕事をやったと言わんばかりに胸を張る宰相達。
まあ、ここの温泉は効能が良いらしいからなあ。
心なしか、王妃様やアリア様だけでなく、宰相達も肌艶が良い気がするぞ。
「王都と比較して空気も良いから、辺境伯領と連携して療養所を作る事にしたわ」
「ここならストレスも少ないし、様々な病気の治療に対応できるわね」
王妃様とアリア様も、しっかりと仕事をしたといった表情だ。
王国からマロード男爵領に補助金も降りるそうだ。
「それよりも、折角だからお鍋を食べましょう」
「こうして皆でワイワイとしながら食べるのは良いですね」
食事に話を戻す為に、アイビー様とカレン様が皆に話しかけていた。
気がついたら、近衛騎士とお世話の侍従も席について鍋を食べているぞ。
「今日は鹿肉ですね。出汁も効いていてとても旨いなあ」
「お兄ちゃん、もっととって!」
「エレノアも!」
「はいはい、待っていてね」
食いしん坊のリズとエレノアに促されて、小鉢にもみじ鍋をよそっていく。
閣僚のいる鍋は、既に締めの雑炊に入っている。
もう全員が大満足の顔になっているなあ。
「ふう、年甲斐もなく食べてしまったな」
「鍋はいい物ですな。日中でなければ、このオススメの米酒や焼酎を飲みたい物です」
「ついでだから買って行こう。焼酎はお湯割りでも氷を入れて水割りでも良いらしいぞ」
午後は全員王城に戻るので、お店でお酒を沢山買っていっている。
お店としたら、良い臨時収入だよね。
店員さんがホクホク顔で応対しているよ。
「おお、そうじゃ。アレクよ、儂を王城に送る前にジンの屋敷に連れて行ってくれ」
「私も頼む。ジンに話を聞いたら、今日は仕事がなくて屋敷にいるらしいからなあ」
あ、これは抜き打ちでレイナさんとカミラさんの様子を見に行くんだな。
休みというので、グータラしている姿が思い浮かぶぞ。
という事で、王城に皆を送り届けてからジンさんと宰相と商務卿と共にジンさんの屋敷に向かいます。
「お、おかえ……」
「早かった……」
食堂に向かうと、マロード男爵領で売っていたせんべいをバリバリと食べているレイナさんとカミラさんの姿があった。
レイナさんとカミラさんは、宰相と商務卿と視線があった瞬間せんべいを持ったまま固まってしまったのだ。
「レイナ、まさか本当にぐーたらしているとは思わなかったぞ」
「カミラよ、やる事がないのならアレク君の屋敷で赤ん坊のお世話の練習でもしなさい」
「「……はい」」
孫と娘の堕落ぶりにショックを受けた宰相と商務卿に言われて、レイナさんとカミラさんは隣にある僕の屋敷に移動していった。
「ジンよ、二人にはもう少し強く言っていいぞ」
「そろそろリリーを連れてこないとダメかな」
「「あはは……」」
宰相と商務卿の漏らした言葉に、僕とジンさんは空笑いをするしかなかった。
そして、僕とジンさんが教皇国に行く間、リリーさんがジンさんの屋敷にくる事が確定したのだった。
あなたにおすすめの小説
夫が私にそっくりな下の娘ばかりをかわいがるのですけど!
山科ひさき
恋愛
「子供達をお願い」 そう言い残して、私はこの世を去った。愛する夫が子供達に私の分も愛情を注いでくれると信じていたから、不安はなかった。けれど死後の世界から見ている夫は下の娘ばかりをかわいがり、上の娘をないがしろにしている。許せない。そんな時、私に不思議な声が呼びかけてきて……。
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有
恋愛
子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
よかった、わたくしは貴女みたいに美人じゃなくて
碧井 汐桜香
ファンタジー
美しくないが優秀な第一王子妃に嫌味ばかり言う国王。
美しい王妃と王子たちが守るものの、国の最高権力者だから咎めることはできない。
第二王子が美しい妃を嫁に迎えると、国王は第二王子妃を娘のように甘やかし、第二王子妃は第一王子妃を蔑むのだった。
本当に私で合ってたんですか? 転生してその日に死んだのですが
ボンボンP
ファンタジー
神様の適当なチョイスで小説の世界に来た私
『読者から転生する者を選んだのだ、それなのに…』
そんなこと言われても私は読者じゃないです…
ただ、妹が部屋に本を置いていっただけなのに…
あらすじも登場人物の誰一人知らないんだから、結果こうなりました
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
知らないうちに離婚されていた男爵令嬢は実家に帰ることにしました【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
結婚して1年。
元・貴族令嬢エヴェリナは、平民商人の夫にこき使われ、自分の時間すら奪われていた。
久しぶりの自由時間を楽しんで帰宅すると、門番が立ち塞がり──
「ここより先には立ち入れません」
夫が勝手に離婚届を偽造し、彼女を家から追放した。
さらに「不貞の証拠」として、エヴェリナのサインを悪用した偽装契約書まで作成。
名誉を守るため裁判へ挑むが、そこで明らかになったのは──
⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています。ご都合主義です。