文字の大きさ
大
中
小
323 / 1,396
第二十一章 ちょっと平和な日々
五百十九話 ポッキーの実力
朝の訓練の後は、少し勉強をしてから薬草採取に出かけます。
実は、今日がマジカルラットの子ども達の実戦デビューになります。
動物や魔物が出てくるか分からないけど、経験を踏むのはとても大切な事です。
特にメイちゃんとリラちゃんが冒険者デビューする事を考えても、準備はしておいた方が良いですね。
しかし、今日はジンさん達が用事があって参加できないので、クラヴィーアさんとルシアさんとククリさんが僕達と一緒に参加する事になっています。
ミカエル達も今日は勉強の日なので、薬草採取には参加しません。
スラちゃんは執務官の仕事があるし、プリンもミカエル達の護衛についています。
うーん、今日はメンバー的に何だかとっても不安な気持ちでいっぱいです。
「「「グルルルル」」」
「早速ウルフがお出迎えね」
「マジカルラットの子ども達の相手として、丁度いいですね」
森に入ると、僕達の匂いを嗅ぎつけたウルフが三頭現れました。
クラヴィーアさんと意見も一致したので、マジカルラットの一行に倒して貰いましょう。
「キュー!」
ズドン、ぶち。
「「あっ」」
「流石はポッキーちゃんね。綺麗に頭だけ潰しているわ」
「キュキュ」
そう思ったのに、ルシアさんのマジカルラットのポッキーが重力魔法で三頭のウルフの頭を潰してしまい、僕とクラヴィーアさんは思わず顔を見合わせてしまいました。
とっても手際が良いしキチンと頭だけ狙っているのは良いのですが、当初の目的が潰れてしまいました。
「ルシア、今度ウルフとかが現れたら他のマジカルラットに倒させるのよ」
「ふふふ、ポッキーちゃんは皆のバックアップね。ポッキーちゃん、皆の為に頑張るのよ!」
「キュキュー!」
うん、ポッキーも両手をあげて任せろとアピールしていました。
まあ、ポッキーの実力が凄いから大丈夫だろうと思いつつ、皆で薬草採取を始めます。
「「「むしゃむしゃむしゃ」」」
「皆で薬草を食べているよ!」
「とっても可愛いね」
「ほっぺが真ん丸だ」
時折マジカルラット達が薬草を頬張っていて、リズ達はマジカルラットを見つめてほっこりとしています。
薬草を食べるといっても数枚位なので、収穫量に問題はありません。
「ポッキーちゃん、これも仕舞ってね」
「キュキュー」
一方、ルシアさんはもくもくと薬草採取を行っていて、採取した薬草はポッキーがアイテムボックスに仕舞っていました。
というか、ポッキーは脇目もふらずに薬草を採っているけど、他のマジカルラットの様に薬草をおやつにしてないんだよね。
「お屋敷のご飯の方が美味しいから、ポッキーちゃんも後でいっぱい食べるんだって」
「キュキュ」
「それに薬草をいっぱい採って、市場で美味しい果物を買うんだって」
「キュー」
まさかの現実的な意見に、僕もクラヴィーアさんもびっくりです。
ごちそうの為に頑張り始めたルシアさんとポッキーを見て、他のマジカルラットも沢山の薬を採り始めました。
おかげで、予想以上の薬草が採れて買い取り額もかなりの物になりました。
「ポッキー、沢山のドライバナナを買えて良かったね」
「キュー!」
そして市場でドライバナナを手に入れたルシアさんとポッキーは、屋敷に帰りながら美味しそうに食べていました。
結局他のウルフが現れなかったので他のマジカルラットの子どもの魔法テストは次回になったけど、ポッキーの凄い実力が分かっただけでも大きな収穫になりました。
実は、今日がマジカルラットの子ども達の実戦デビューになります。
動物や魔物が出てくるか分からないけど、経験を踏むのはとても大切な事です。
特にメイちゃんとリラちゃんが冒険者デビューする事を考えても、準備はしておいた方が良いですね。
しかし、今日はジンさん達が用事があって参加できないので、クラヴィーアさんとルシアさんとククリさんが僕達と一緒に参加する事になっています。
ミカエル達も今日は勉強の日なので、薬草採取には参加しません。
スラちゃんは執務官の仕事があるし、プリンもミカエル達の護衛についています。
うーん、今日はメンバー的に何だかとっても不安な気持ちでいっぱいです。
「「「グルルルル」」」
「早速ウルフがお出迎えね」
「マジカルラットの子ども達の相手として、丁度いいですね」
森に入ると、僕達の匂いを嗅ぎつけたウルフが三頭現れました。
クラヴィーアさんと意見も一致したので、マジカルラットの一行に倒して貰いましょう。
「キュー!」
ズドン、ぶち。
「「あっ」」
「流石はポッキーちゃんね。綺麗に頭だけ潰しているわ」
「キュキュ」
そう思ったのに、ルシアさんのマジカルラットのポッキーが重力魔法で三頭のウルフの頭を潰してしまい、僕とクラヴィーアさんは思わず顔を見合わせてしまいました。
とっても手際が良いしキチンと頭だけ狙っているのは良いのですが、当初の目的が潰れてしまいました。
「ルシア、今度ウルフとかが現れたら他のマジカルラットに倒させるのよ」
「ふふふ、ポッキーちゃんは皆のバックアップね。ポッキーちゃん、皆の為に頑張るのよ!」
「キュキュー!」
うん、ポッキーも両手をあげて任せろとアピールしていました。
まあ、ポッキーの実力が凄いから大丈夫だろうと思いつつ、皆で薬草採取を始めます。
「「「むしゃむしゃむしゃ」」」
「皆で薬草を食べているよ!」
「とっても可愛いね」
「ほっぺが真ん丸だ」
時折マジカルラット達が薬草を頬張っていて、リズ達はマジカルラットを見つめてほっこりとしています。
薬草を食べるといっても数枚位なので、収穫量に問題はありません。
「ポッキーちゃん、これも仕舞ってね」
「キュキュー」
一方、ルシアさんはもくもくと薬草採取を行っていて、採取した薬草はポッキーがアイテムボックスに仕舞っていました。
というか、ポッキーは脇目もふらずに薬草を採っているけど、他のマジカルラットの様に薬草をおやつにしてないんだよね。
「お屋敷のご飯の方が美味しいから、ポッキーちゃんも後でいっぱい食べるんだって」
「キュキュ」
「それに薬草をいっぱい採って、市場で美味しい果物を買うんだって」
「キュー」
まさかの現実的な意見に、僕もクラヴィーアさんもびっくりです。
ごちそうの為に頑張り始めたルシアさんとポッキーを見て、他のマジカルラットも沢山の薬を採り始めました。
おかげで、予想以上の薬草が採れて買い取り額もかなりの物になりました。
「ポッキー、沢山のドライバナナを買えて良かったね」
「キュー!」
そして市場でドライバナナを手に入れたルシアさんとポッキーは、屋敷に帰りながら美味しそうに食べていました。
結局他のウルフが現れなかったので他のマジカルラットの子どもの魔法テストは次回になったけど、ポッキーの凄い実力が分かっただけでも大きな収穫になりました。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。