文字の大きさ
大
中
小
382 / 1,396
第二十三章 ルルーさんの結婚式と新たな命の誕生
五百七十八話 パレード開始です
結婚式が終わったら屋敷で披露宴なんですけど、屋敷までは予定通りにオープン型の馬車で向かいます。
街の人に、領主がキチンと結婚しましたよとアピールする意味もあります。
教会から屋敷までは百メートルしか離れていませんが、それでも街道には多くの人が集まっていました。
「「ブルルッ」」
既に辺境伯領から持ってきたオープンタイプの馬車には馬が繋がれていて、いつでも出発可能となっています。
「わーい、こっちのるー」
「わたしもー」
そして、何故かポニさん達がよく引いているこども用馬車もあって、こちらもポニさん達がスタンバイしています。
ミカエル達に加えて、ブーケを手にしたレイカちゃん達も子ども用馬車に乗り込みました。
しかも子ども用馬車は二台あって、そっちにはリズ達やリルムが乗り込んでいます。
僕は、要人を屋敷に送る役割があって良かった。
「お兄ちゃんも一緒に乗ろう!」
要人を送るのは、馬車が行ってからだもんね。
僕は、物理的に馬車に乗らなくて済むのだ。
「アレクお兄ちゃんも、エレノアと一緒なの」
リズとエレノアが何かを言っているけど、ここは鉄の意志で断らないと。
ひょいと。
「えっ?」
「ほらほら、アレク君も馬車に乗らないと。私達は、スラちゃんが何回かに分けて屋敷まで送ってくれるって」
「ええっ!」
突然ひょいと脇を抱えられたので、振り返ったら笑顔のティナおばあさまがいました。
そして、触手をフリフリしているスラちゃんの姿も。
や、やられた……
僕はガクリとしながら、ティナおばあさまに持ち上げられたまま、リズ達のいる子ども用馬車に乗せられました。
因みに、ルーカスお兄様とアイビー様とカレン様、それにルーシーお姉様はちゃっかりと馬車に乗るのを回避していました。
「では、出発!」
「「「わあー!」」」
そして、兵の掛け声でパレードは始まりました。
街の人も、大きな歓声を上げていました。
「領主様、ご結婚おめでとうございます!」
「あの、救国の勇者様の実の妹君を嫁に貰ったそうだぞ」
「しかも、もう一人も公爵家の御令嬢だ。ブランターク男爵家も安泰だな」
街の人も、ランディさんが結婚した事を祝福しています。
ルルーさんとクラヴィーアさんは、なんだかんだ言って凄い人だもんね。
「わあ、とっても可愛いわ」
「王子様と王女様も一緒に乗っているそうよ」
「ブランターク男爵家は、王家との繋がりもあるのね」
街の人も、一生懸命に手を振っているルカちゃんとエドちゃんの事も知っているみたいですね。
二人はルルーさんとクラヴィーアさんが大好きだから、そのうちにブランターク男爵領に遊びに行くのは間違いないですね。
「双翼の天使様と勇敢な天使様もいらっしゃるそうよ」
「俺は魔物溢れの際に、双翼の天使様に治療して貰ったぞ」
うん、やはりというか、僕達の事も広く知れ渡っています。
このブランターク男爵領には、何回も来ているからね。
こうしてパレードはゆっくりと時間をかけて進み、無事に屋敷に到着しました。
街の人に、領主がキチンと結婚しましたよとアピールする意味もあります。
教会から屋敷までは百メートルしか離れていませんが、それでも街道には多くの人が集まっていました。
「「ブルルッ」」
既に辺境伯領から持ってきたオープンタイプの馬車には馬が繋がれていて、いつでも出発可能となっています。
「わーい、こっちのるー」
「わたしもー」
そして、何故かポニさん達がよく引いているこども用馬車もあって、こちらもポニさん達がスタンバイしています。
ミカエル達に加えて、ブーケを手にしたレイカちゃん達も子ども用馬車に乗り込みました。
しかも子ども用馬車は二台あって、そっちにはリズ達やリルムが乗り込んでいます。
僕は、要人を屋敷に送る役割があって良かった。
「お兄ちゃんも一緒に乗ろう!」
要人を送るのは、馬車が行ってからだもんね。
僕は、物理的に馬車に乗らなくて済むのだ。
「アレクお兄ちゃんも、エレノアと一緒なの」
リズとエレノアが何かを言っているけど、ここは鉄の意志で断らないと。
ひょいと。
「えっ?」
「ほらほら、アレク君も馬車に乗らないと。私達は、スラちゃんが何回かに分けて屋敷まで送ってくれるって」
「ええっ!」
突然ひょいと脇を抱えられたので、振り返ったら笑顔のティナおばあさまがいました。
そして、触手をフリフリしているスラちゃんの姿も。
や、やられた……
僕はガクリとしながら、ティナおばあさまに持ち上げられたまま、リズ達のいる子ども用馬車に乗せられました。
因みに、ルーカスお兄様とアイビー様とカレン様、それにルーシーお姉様はちゃっかりと馬車に乗るのを回避していました。
「では、出発!」
「「「わあー!」」」
そして、兵の掛け声でパレードは始まりました。
街の人も、大きな歓声を上げていました。
「領主様、ご結婚おめでとうございます!」
「あの、救国の勇者様の実の妹君を嫁に貰ったそうだぞ」
「しかも、もう一人も公爵家の御令嬢だ。ブランターク男爵家も安泰だな」
街の人も、ランディさんが結婚した事を祝福しています。
ルルーさんとクラヴィーアさんは、なんだかんだ言って凄い人だもんね。
「わあ、とっても可愛いわ」
「王子様と王女様も一緒に乗っているそうよ」
「ブランターク男爵家は、王家との繋がりもあるのね」
街の人も、一生懸命に手を振っているルカちゃんとエドちゃんの事も知っているみたいですね。
二人はルルーさんとクラヴィーアさんが大好きだから、そのうちにブランターク男爵領に遊びに行くのは間違いないですね。
「双翼の天使様と勇敢な天使様もいらっしゃるそうよ」
「俺は魔物溢れの際に、双翼の天使様に治療して貰ったぞ」
うん、やはりというか、僕達の事も広く知れ渡っています。
このブランターク男爵領には、何回も来ているからね。
こうしてパレードはゆっくりと時間をかけて進み、無事に屋敷に到着しました。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。