438 / 1,191
第二十四章 お兄ちゃんの官僚としての忙しい日々
六百三十四話 ルーシーお姉様と一緒に学園へ
しおりを挟む
早速事件の翌日から、ルーシーお姉様も宰相のお手伝いをする事に。
軍の方は捜査が続いているので、僕は来週から行く事になりました。
因みに卒園式も来週あるのだけど、そこはキッチリとスケジュールを確保しました。
「お兄ちゃん、行ってくるね」
「アレクお兄ちゃん、行ってくるの」
「アレク君、お仕事頑張ってね」
そして、何故かリズとエレノアはティナおばあさまと一緒に王城の中を移動するそうです。
しかも騎士服を着て。
何をするかは教えて貰えなかったので、帰って来たら教えてもらおう。
「はあ、行ってくる……」
「「おみやげ、かってきてー!」」
ジンさん達は、今日もスラちゃんと一緒に軍の諜報部と共に色々な所を捜査中です。
ルカちゃんとエドちゃんも、毎回の様にジンさんにお土産をねだっていました。
レイナさん達は無理やり執務官にされた怒りを、捜査対象にぶつけているそうです。
サンディはそろそろ貴族当主としての勉強を始めないとという事になり、何故かイヨも一緒に付き合わされています。
ぺらぺら、ぺらぺら。
かきかき、かきかき。
「ルーシーお姉様、こちらの書類は内務卿宛になります」
「ありがとう。ふう、書類整理だけでも大変ですね」
ルーシーお姉様は、丁寧に目の前の書類を処理していきます。
僕もルーシーお姉様の隣に座って、次々に運ばれる書類を処理していきます。
その中には、学園に関する物も入っています。
「えーっと、なになに? 卒園式の警備強化に関する報告だって」
「入園式で闇ギルドの魔獣騒ぎがあったし、仕方ないわね」
僕も入園式にいたけど、見た目は普通の人という新しいタイプの魔獣だったもんね。
でも、学園との警備強化の打ち合わせって今日になっているよ。
「えっと、確か宰相って午後は閣僚との打ち合わせが入っていましたよね」
「はい。ですので、宰相はルーシー殿下とアレク殿下に打ち合わせに出て欲しいと言っておりました」
「「えっ?」」
あの、宰相?
そういう重要な話は、僕にも教えて下さいよ。
職員から聞いた話で、僕もルーシーお姉様もビックリしちゃいました。
因みに、肝心の宰相は午前中も会議で執務室にはいません。
これはどうしようもないなと思いながら、僕はルーシーお姉様と午後の仕事の調整に入りました。
「という事で、午後は学園に行ってきます」
「私も一緒について行きますわ」
「そう、気をつけてね」
昼食時に午後の予定を皆に伝えると、王妃様が答えてくれました。
因みに、リズとエレノアとティナおばあさまは、まだ食堂に帰ってきません。
随分と気合を入れて、王城の中を回っているそうです。
「ルーシーは、自分が来年入学する際の警備の参考にもなるから、よく話を聞いてくるんだよ」
「はい、お母様」
そういえば、卒園式でエマさんとオリビアさんが学園を卒園するけど、来年は早くもルーシーお姉様が学園に入園するのか。
そう思うと、月日が経つのはとても早いですね。
軍の方は捜査が続いているので、僕は来週から行く事になりました。
因みに卒園式も来週あるのだけど、そこはキッチリとスケジュールを確保しました。
「お兄ちゃん、行ってくるね」
「アレクお兄ちゃん、行ってくるの」
「アレク君、お仕事頑張ってね」
そして、何故かリズとエレノアはティナおばあさまと一緒に王城の中を移動するそうです。
しかも騎士服を着て。
何をするかは教えて貰えなかったので、帰って来たら教えてもらおう。
「はあ、行ってくる……」
「「おみやげ、かってきてー!」」
ジンさん達は、今日もスラちゃんと一緒に軍の諜報部と共に色々な所を捜査中です。
ルカちゃんとエドちゃんも、毎回の様にジンさんにお土産をねだっていました。
レイナさん達は無理やり執務官にされた怒りを、捜査対象にぶつけているそうです。
サンディはそろそろ貴族当主としての勉強を始めないとという事になり、何故かイヨも一緒に付き合わされています。
ぺらぺら、ぺらぺら。
かきかき、かきかき。
「ルーシーお姉様、こちらの書類は内務卿宛になります」
「ありがとう。ふう、書類整理だけでも大変ですね」
ルーシーお姉様は、丁寧に目の前の書類を処理していきます。
僕もルーシーお姉様の隣に座って、次々に運ばれる書類を処理していきます。
その中には、学園に関する物も入っています。
「えーっと、なになに? 卒園式の警備強化に関する報告だって」
「入園式で闇ギルドの魔獣騒ぎがあったし、仕方ないわね」
僕も入園式にいたけど、見た目は普通の人という新しいタイプの魔獣だったもんね。
でも、学園との警備強化の打ち合わせって今日になっているよ。
「えっと、確か宰相って午後は閣僚との打ち合わせが入っていましたよね」
「はい。ですので、宰相はルーシー殿下とアレク殿下に打ち合わせに出て欲しいと言っておりました」
「「えっ?」」
あの、宰相?
そういう重要な話は、僕にも教えて下さいよ。
職員から聞いた話で、僕もルーシーお姉様もビックリしちゃいました。
因みに、肝心の宰相は午前中も会議で執務室にはいません。
これはどうしようもないなと思いながら、僕はルーシーお姉様と午後の仕事の調整に入りました。
「という事で、午後は学園に行ってきます」
「私も一緒について行きますわ」
「そう、気をつけてね」
昼食時に午後の予定を皆に伝えると、王妃様が答えてくれました。
因みに、リズとエレノアとティナおばあさまは、まだ食堂に帰ってきません。
随分と気合を入れて、王城の中を回っているそうです。
「ルーシーは、自分が来年入学する際の警備の参考にもなるから、よく話を聞いてくるんだよ」
「はい、お母様」
そういえば、卒園式でエマさんとオリビアさんが学園を卒園するけど、来年は早くもルーシーお姉様が学園に入園するのか。
そう思うと、月日が経つのはとても早いですね。
423
あなたにおすすめの小説
豊穣の巫女から追放されたただの村娘。しかし彼女の正体が予想外のものだったため、村は彼女が知らないうちに崩壊する。
下菊みこと
ファンタジー
豊穣の巫女に追い出された少女のお話。
豊穣の巫女に追い出された村娘、アンナ。彼女は村人達の善意で生かされていた孤児だったため、むしろお礼を言って笑顔で村を離れた。その感謝は本物だった。なにも持たない彼女は、果たしてどこに向かうのか…。
小説家になろう様でも投稿しています。
大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
冤罪で断罪されたら、魔王の娘に生まれ変わりました〜今度はやりたい放題します
みおな
ファンタジー
王国の公爵令嬢として、王太子殿下の婚約者として、私なりに頑張っていたつもりでした。
それなのに、聖女とやらに公爵令嬢の座も婚約者の座も奪われて、冤罪で処刑されました。
死んだはずの私が目覚めたのは・・・
結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。