文字の大きさ
大
中
小
461 / 1,396
第二十四章 お兄ちゃんの官僚としての忙しい日々
六百五十七話 午後は軍でのお仕事です
「お兄ちゃん、午後もお仕事なんだよね?」
「お仕事だよ。どうかしたの?」
「リズも一緒に行っていいって、おばあちゃんが言ったんだ!」
昼食時にリズが僕の午後の予定を聞いてきたけど、これは絶対に僕の仕事についてくるつもりだな。
良く見ると、エレノアも僕の事をじっと見ていた。
サンディとイヨも僕の事を見ていたので、大人数で軍の駐屯地に行くのは間違いなさそうです。
「僕の行く会計部隊はとっても重要な所だから、ルーカスお兄様とアイビー様の所から離れないでね」
「「「はーい」」」
リズ達もちゃんと分かってくれたので、これで一安心です。
因みにルーシーお姉様は午前中の学園の話し合いの関係で、まだお仕事があるそうです。
という事で、午後は皆で軍の駐屯地に向かいました。
「ルーカスお兄様、アイビー様、リズ達を宜しくお願いします」
「特にやる事もないけど、分かったよ」
「アレク君は、自分の仕事を頑張って下さいな」
軍の駐屯地に着いたら、僕は皆と別れて会計部隊に向かいます。
ルーカスお兄様とアイビー様にリズ達をお願いしたけど、今日は結構大変な報告会だって聞いていたよ。
リズ達が音を上げないかちょっと心配になりながらも、僕は頑張ってとしか言えないもんね。
「すみません、お待たせしました」
「いえいえ、殿下もお忙しい所申し訳ありません」
会計部隊に着くと、エブリンさんが出迎えてくれました。
卒園生は、他の職員の元で研修中です。
さあ、僕も仕事を始めよう。
カリカリペラペラ。
カリカリペラペラ。
「はい、これもチェックお願いします」
「あ、アレク君書類整理速いですね……」
「凄い勢いです……」
「僕は毎日いられる訳じゃないので、出来る時に一生懸命にやります」
僕がどんどんと書類整理をすると、休憩中の卒園生がビックリしていました。
二人の卒園生はエマさんとオリビアさん経由で会った事があるし、とっても優秀な人なので僕も安心です。
二時間もすれば、取り敢えずの書類整理が終わりました。
「会計の大切さを知ることができて、僕も凄い勉強になりました」
「そう言って頂けると、我々も非常に心強いです。どんな部局でも、会計が正しく機能する事で組織を健全にする事ができます」
休憩中にエブリンさんと色々と話をしました。
発注管理とか予算管理とか色々とやる事があるので、ちょっとの間だけだけど会計部隊にいてとっても勉強になっています。
カチャ。
「あっ、お兄ちゃん発見!」
「わっ、リズか」
不意に会計部隊のドアが開いたと思ったら、リズが僕に抱きついてきた。
どうも会議が終わった様です。
「あー、リズちゃんズルいよ。私も!」
「わっ、エレノアもいきなり抱きつかないの」
「ふふふ、皆さんとっても仲が良いですね」
エレノアもリズに対抗して抱きついてきたので、エブリンさんに笑われてしまったよ。
「ルーカスお兄様、リズ達は邪魔をしなかったですか?」
「全然大丈夫だよ。寧ろ、改善点とかを指摘してくれたから、凄い役に立ったよ」
「「えっへん!」」
僕が抱きつかれているのを見て苦笑しているルーカスお兄様だけど、皆やる事はやったみたいですね。
因みに一番指摘していたのは、アイビー様だそうです。
「お兄ちゃんは、もう少しお仕事やるの?」
「やるよ。まだまだやる事があるよ」
あと二時間はお仕事する予定だけど、何かあったのかな?
「じゃあ、リズ達もお仕事してくる!」
「お掃除のお仕事があるの」
うん、リズとエレノアの言っていることがアバウト過ぎて分からない。
ここは、サンディに通訳して貰おう。
「宿舎とかが結構汚れていたので、掃除をして綺麗にしたらどうかと意見が出たんです。それで、時間があるならとお二人がやる気になっていまして……」
「この時間だと、洗濯は無理」
イヨも付け足してくれたけど、待遇改善策の中に掃除があるのね。
「私がついていますから、仕事が終わるまでやらせてきますわ。軍務卿にも、許可を取ってありますわよ」
おお、アイビー様仕事が早い。
という事で、リズ達も仕事をしに向かいました。
「ずっと勉強ばかりで退屈していたんですね」
「まあ、私も気持ちは分かるよ。学園でも勉強ばかりだからね」
意気揚々と掃除をする為に向かっていった女性陣を、僕とルーカスお兄様は苦笑しながら見送りました。
書類整理をルーカスお兄様も手伝ってくれたのでとても助かったのだけど、リズ達も徹底的に宿舎を綺麗にしていたので、また僕が会計部隊に来る時はリズ達も一緒にくる事になりました。
「お仕事だよ。どうかしたの?」
「リズも一緒に行っていいって、おばあちゃんが言ったんだ!」
昼食時にリズが僕の午後の予定を聞いてきたけど、これは絶対に僕の仕事についてくるつもりだな。
良く見ると、エレノアも僕の事をじっと見ていた。
サンディとイヨも僕の事を見ていたので、大人数で軍の駐屯地に行くのは間違いなさそうです。
「僕の行く会計部隊はとっても重要な所だから、ルーカスお兄様とアイビー様の所から離れないでね」
「「「はーい」」」
リズ達もちゃんと分かってくれたので、これで一安心です。
因みにルーシーお姉様は午前中の学園の話し合いの関係で、まだお仕事があるそうです。
という事で、午後は皆で軍の駐屯地に向かいました。
「ルーカスお兄様、アイビー様、リズ達を宜しくお願いします」
「特にやる事もないけど、分かったよ」
「アレク君は、自分の仕事を頑張って下さいな」
軍の駐屯地に着いたら、僕は皆と別れて会計部隊に向かいます。
ルーカスお兄様とアイビー様にリズ達をお願いしたけど、今日は結構大変な報告会だって聞いていたよ。
リズ達が音を上げないかちょっと心配になりながらも、僕は頑張ってとしか言えないもんね。
「すみません、お待たせしました」
「いえいえ、殿下もお忙しい所申し訳ありません」
会計部隊に着くと、エブリンさんが出迎えてくれました。
卒園生は、他の職員の元で研修中です。
さあ、僕も仕事を始めよう。
カリカリペラペラ。
カリカリペラペラ。
「はい、これもチェックお願いします」
「あ、アレク君書類整理速いですね……」
「凄い勢いです……」
「僕は毎日いられる訳じゃないので、出来る時に一生懸命にやります」
僕がどんどんと書類整理をすると、休憩中の卒園生がビックリしていました。
二人の卒園生はエマさんとオリビアさん経由で会った事があるし、とっても優秀な人なので僕も安心です。
二時間もすれば、取り敢えずの書類整理が終わりました。
「会計の大切さを知ることができて、僕も凄い勉強になりました」
「そう言って頂けると、我々も非常に心強いです。どんな部局でも、会計が正しく機能する事で組織を健全にする事ができます」
休憩中にエブリンさんと色々と話をしました。
発注管理とか予算管理とか色々とやる事があるので、ちょっとの間だけだけど会計部隊にいてとっても勉強になっています。
カチャ。
「あっ、お兄ちゃん発見!」
「わっ、リズか」
不意に会計部隊のドアが開いたと思ったら、リズが僕に抱きついてきた。
どうも会議が終わった様です。
「あー、リズちゃんズルいよ。私も!」
「わっ、エレノアもいきなり抱きつかないの」
「ふふふ、皆さんとっても仲が良いですね」
エレノアもリズに対抗して抱きついてきたので、エブリンさんに笑われてしまったよ。
「ルーカスお兄様、リズ達は邪魔をしなかったですか?」
「全然大丈夫だよ。寧ろ、改善点とかを指摘してくれたから、凄い役に立ったよ」
「「えっへん!」」
僕が抱きつかれているのを見て苦笑しているルーカスお兄様だけど、皆やる事はやったみたいですね。
因みに一番指摘していたのは、アイビー様だそうです。
「お兄ちゃんは、もう少しお仕事やるの?」
「やるよ。まだまだやる事があるよ」
あと二時間はお仕事する予定だけど、何かあったのかな?
「じゃあ、リズ達もお仕事してくる!」
「お掃除のお仕事があるの」
うん、リズとエレノアの言っていることがアバウト過ぎて分からない。
ここは、サンディに通訳して貰おう。
「宿舎とかが結構汚れていたので、掃除をして綺麗にしたらどうかと意見が出たんです。それで、時間があるならとお二人がやる気になっていまして……」
「この時間だと、洗濯は無理」
イヨも付け足してくれたけど、待遇改善策の中に掃除があるのね。
「私がついていますから、仕事が終わるまでやらせてきますわ。軍務卿にも、許可を取ってありますわよ」
おお、アイビー様仕事が早い。
という事で、リズ達も仕事をしに向かいました。
「ずっと勉強ばかりで退屈していたんですね」
「まあ、私も気持ちは分かるよ。学園でも勉強ばかりだからね」
意気揚々と掃除をする為に向かっていった女性陣を、僕とルーカスお兄様は苦笑しながら見送りました。
書類整理をルーカスお兄様も手伝ってくれたのでとても助かったのだけど、リズ達も徹底的に宿舎を綺麗にしていたので、また僕が会計部隊に来る時はリズ達も一緒にくる事になりました。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。