文字の大きさ
大
中
小
477 / 1,396
第二十四章 お兄ちゃんの官僚としての忙しい日々
六百七十三話 緊急援助
閣僚とケーヒル伯爵様は集めた情報を元にして対策会議をするそうなので、僕も一緒に王城に向かいます。
その間に、スラちゃんが炊き出しと無料治療の助っ人を呼んでくるそうです。
大体の安全は確認できたので、恐らくエレノアとかがやってくるんじゃないかなって思っています。
「いやはや、これほどの罪を見抜けなかったとは。これは余にも罪があるな……」
積み上げられたカスバク子爵と男爵の罪状に、陛下も苦々しい表情をしていました。
罪状の数だけ、街の人が苦しめられた証拠でもあるんだよね。
「闇組織との関与抜きで取り潰しになるだけの罪状がある。統治不能の手続きをとり、当面は直轄地扱いにして住民救済にあたらせる。担当者の選別を行うように」
「はっ」
陛下が内務卿に指示を出したけど、僕も当面は貴族の統治はやめた方が良いと思うな。
住民の貴族アレルギーとかも起きそうだし、無難な統治が良いと思うよ。
「そして、簡易調査でもかなりの額を貯め込んでいるな。帳簿を元にして、市民に返還しないとならない」
屋敷と森にあった小屋から、かなりの額のお金を押収しています。
捜査の目が領地にいかないように税金はキチンと払っていたみたいだけど、それでもこの貯め込んでいた額にはビックリです。
没収したお金は、市民のために有効活用されるそうです。
「とにかく、目の前の食糧事情をどうにかしないとならない。王都でだぶついている食料の一部を回そう」
こうして、緊急の食糧援助をする事になりました。
王都から食料を積んだ馬車隊が、明日の朝一で現地に向かうそうです。
一日で馬車は着くから、今日をしのげは何とかなりそうですね。
「そして闇組織の残党がいるかもしれない。更に奴らに協力した者もおるだろう。軍も暫くは多めに駐留して、現地の兵と共に捜査と警戒に当たるように」
「「はっ」」
陛下の指示に、軍務卿とケーヒル伯爵様が答えていました。
闇組織がいなくなったとはいえ、当面の治安維持は喫緊の課題ですね。
飢餓輸出を主導した商会には兵が入っているけど、他にも怪しい人はいるだろうな。
こんな感じで会議は終了し、閣僚は担当者会議をするので僕は再びカスバク子爵領に戻りました。
「はーい、どーぞー」
「熱いですよー」
炊き出しの所では、ミカエルとブリットがニコニコしながらスープとかを配っていました。
更には、エレノアとアイビー様が治療を行っています。
手伝いの侍従を含めてかなりの人が集まっているけど、スラちゃんはどれだけの人を集めたのだろうか?
ここは、一番事情を知っていそうなティナおばあさまに話を聞いてみよう。
「スラちゃんが王城に行ってカスバク子爵領と男爵領の惨状を伝えたら大騒ぎになっちゃってね、急いで現地の人々へ対応しないとって事になったのよ」
カスバク子爵達がしていた悪事を知れば、そりゃ王城は大騒ぎになるだろうね。
王城では、王妃様とアリア様が色々と動いてくれているそうです。
「食料が豊富な辺境伯領とバザール子爵領で、緊急の買付を行う手続きをしているわ。明日には手続きを終えるはずよ」」
王都からの物資と辺境伯領とバザール子爵領からの物資で、当面の危機は脱するはずです。
因みに、ルーカスお兄様、ルーシーお姉様、サンディ、イヨはカスバク男爵領で活動しているそうです。
こうして夕方まで僕達は活動し、炊き出しの材料が無くなったのもあるので今日はこれで終了です。
明日からは本格的な救援活動を行う予定で、王都から追加の兵も来ます。
ジンさん達に任せっきりのバイザー子爵領が気がかりだけど、ジンさん達なら大丈夫だと思うしかないね。
その間に、スラちゃんが炊き出しと無料治療の助っ人を呼んでくるそうです。
大体の安全は確認できたので、恐らくエレノアとかがやってくるんじゃないかなって思っています。
「いやはや、これほどの罪を見抜けなかったとは。これは余にも罪があるな……」
積み上げられたカスバク子爵と男爵の罪状に、陛下も苦々しい表情をしていました。
罪状の数だけ、街の人が苦しめられた証拠でもあるんだよね。
「闇組織との関与抜きで取り潰しになるだけの罪状がある。統治不能の手続きをとり、当面は直轄地扱いにして住民救済にあたらせる。担当者の選別を行うように」
「はっ」
陛下が内務卿に指示を出したけど、僕も当面は貴族の統治はやめた方が良いと思うな。
住民の貴族アレルギーとかも起きそうだし、無難な統治が良いと思うよ。
「そして、簡易調査でもかなりの額を貯め込んでいるな。帳簿を元にして、市民に返還しないとならない」
屋敷と森にあった小屋から、かなりの額のお金を押収しています。
捜査の目が領地にいかないように税金はキチンと払っていたみたいだけど、それでもこの貯め込んでいた額にはビックリです。
没収したお金は、市民のために有効活用されるそうです。
「とにかく、目の前の食糧事情をどうにかしないとならない。王都でだぶついている食料の一部を回そう」
こうして、緊急の食糧援助をする事になりました。
王都から食料を積んだ馬車隊が、明日の朝一で現地に向かうそうです。
一日で馬車は着くから、今日をしのげは何とかなりそうですね。
「そして闇組織の残党がいるかもしれない。更に奴らに協力した者もおるだろう。軍も暫くは多めに駐留して、現地の兵と共に捜査と警戒に当たるように」
「「はっ」」
陛下の指示に、軍務卿とケーヒル伯爵様が答えていました。
闇組織がいなくなったとはいえ、当面の治安維持は喫緊の課題ですね。
飢餓輸出を主導した商会には兵が入っているけど、他にも怪しい人はいるだろうな。
こんな感じで会議は終了し、閣僚は担当者会議をするので僕は再びカスバク子爵領に戻りました。
「はーい、どーぞー」
「熱いですよー」
炊き出しの所では、ミカエルとブリットがニコニコしながらスープとかを配っていました。
更には、エレノアとアイビー様が治療を行っています。
手伝いの侍従を含めてかなりの人が集まっているけど、スラちゃんはどれだけの人を集めたのだろうか?
ここは、一番事情を知っていそうなティナおばあさまに話を聞いてみよう。
「スラちゃんが王城に行ってカスバク子爵領と男爵領の惨状を伝えたら大騒ぎになっちゃってね、急いで現地の人々へ対応しないとって事になったのよ」
カスバク子爵達がしていた悪事を知れば、そりゃ王城は大騒ぎになるだろうね。
王城では、王妃様とアリア様が色々と動いてくれているそうです。
「食料が豊富な辺境伯領とバザール子爵領で、緊急の買付を行う手続きをしているわ。明日には手続きを終えるはずよ」」
王都からの物資と辺境伯領とバザール子爵領からの物資で、当面の危機は脱するはずです。
因みに、ルーカスお兄様、ルーシーお姉様、サンディ、イヨはカスバク男爵領で活動しているそうです。
こうして夕方まで僕達は活動し、炊き出しの材料が無くなったのもあるので今日はこれで終了です。
明日からは本格的な救援活動を行う予定で、王都から追加の兵も来ます。
ジンさん達に任せっきりのバイザー子爵領が気がかりだけど、ジンさん達なら大丈夫だと思うしかないね。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。