文字の大きさ
大
中
小
613 / 1,396
第二十七章 ちびっ子たちの冒険者デビュー
八百九話 まだまだやる気満々のちびっ子軍団
辺境伯様からいつでも出発できると連絡があったので、僕は辺境伯領から辺境伯様と守備隊を呼び寄せました。
「皆さま、遅くなり申し訳ない」
「いやいや、ホーエンハイム辺境伯にもご足労をかけたのじゃ」
所長室に騎士服に軽量甲冑を身に着けた辺境伯様が姿を現し、先々代夫人が労をねぎらっていました。
今日は、辺境伯様自ら部隊を指揮するんだ。
すると、一階にいるミカエル達のお守りをしていたルシアさんも、所長室にやってきました。
「アレク君、一階は全部探し終えてスラちゃんに運んで貰ったよ。およ、お義父様もこっちに来たんだ」
「どうやら、子どもたちはやり終えたらしいな」
「いやあ、壺の中とか絵画の裏とかから色々と出てきましたよ。因みに、もう三人怪しい職員がいたからスラちゃんに運んで貰ったよ」
一階にいるミカエル達も証拠品を探しきったらしいけど、三人も捕まったとなると昨年入った新人職員二人以外全員捕まった事になるんじゃ。
この状況に、僕だけでなく他の人達も思わず溜息をついちゃいました。
「それでは、私も準備をしようかのう。たぬきをギャフンと言わせねばならぬからのう」
「年寄りの冷や水にならないように、程々にした方が良いぞ」
「ふふふ、そんな事にはならぬぞ。何せ、今の私はやる気に満ちいているからのう」
おお、先々代夫人がニース侯爵にニヤリと悪い顔をしていたよ。
ともあれ、先々代夫人様は着替える為に一旦屋敷に帰るそうです。
「ルシアさん、ミカエル達はどうすると言っていますか?」
「まだまだ宝探しをしたいと言っているよ。やる気満々だね」
「ふむ、それでは、我が家の捜索を手伝って貰おうかのう。」
やる気満々のミカエル達は、先々代夫人の配慮でサギー伯爵の屋敷を引き続き捜索する事になりました。
所長室の捜索を終えたリズ達もティナおばあさまが残って出発準備を手伝ってくれるそうなので、その間に僕がサギー伯爵家の屋敷にゲートを繋いで先々代夫人とルシアさんミカエル達を送っていきます。
「よーし、ここでもいっぱい探すぞ!」
「「「おー」」」
「ほほ、威勢が良いのう」
全員が屋敷の中に入ると、やる気満々のミカエルを先頭にちびっこ軍団が元気よく手を上げていました。
可愛いちびっこのやる気のある姿に先々代夫人も目を細めているけど、念の為にポッキー達の事も伝えておかないと。
「ミカエル、既にポッキー達とジンさんがある程度探しちゃっているよ」
「むう、まだまだポッキーには負けないよ!」
「「「負けないもん!」」」
ちびっこ軍団は、ミカエルを筆頭にまだまだ頑張ると意気込んでいました。
ジンさん達はサギー伯爵と一緒に執務室にいるそうなので、着替えに向かった先々代夫人と別れて僕達も執務室に向かいます。
ガチャ。
「ジン、来たよー!」
「「「来たー!」」」
「おっ、小さいのが沢山やってきたな」
ジンさんはサギー伯爵と共に応接セットに座っていて、ポッキーが見つけた書類に目を通していました。
レイナさん達は、ポッキーが見つけた書類を綺麗に整理しています。
「ジンさんは、このままサギー伯爵の屋敷に残りますか?」
「残った方が良いだろう。相手は闇ギルドだから、何かを仕掛けてくる可能性も考慮しないとならない」
ジンさんが考えている懸念を、僕も考えていました。
国の出向機関を含めて、闇ギルドが襲撃してくる可能性は否定できない。
戦力が分散されちゃうけど、ここはジンさん達はサギー伯爵領にいてもらった方が無難ですね。
「ねーねージン、どこを探せばいいの?」
「うーん、そうだな。どこがいいかな」
「それでは、捕まえた者の部屋に案内させます」
「「「頑張るぞ!」」」
こうして、ミカエル達はポッキーが捕まえたサギー伯爵家の使用人として潜入していた闇ギルドの構成員の部屋をお宝探しする事になりました。
ルシアさんの他にルリアンさんとナンシーさんもついてくれるので、何かあったとしても安心ですね。
「皆さま、遅くなり申し訳ない」
「いやいや、ホーエンハイム辺境伯にもご足労をかけたのじゃ」
所長室に騎士服に軽量甲冑を身に着けた辺境伯様が姿を現し、先々代夫人が労をねぎらっていました。
今日は、辺境伯様自ら部隊を指揮するんだ。
すると、一階にいるミカエル達のお守りをしていたルシアさんも、所長室にやってきました。
「アレク君、一階は全部探し終えてスラちゃんに運んで貰ったよ。およ、お義父様もこっちに来たんだ」
「どうやら、子どもたちはやり終えたらしいな」
「いやあ、壺の中とか絵画の裏とかから色々と出てきましたよ。因みに、もう三人怪しい職員がいたからスラちゃんに運んで貰ったよ」
一階にいるミカエル達も証拠品を探しきったらしいけど、三人も捕まったとなると昨年入った新人職員二人以外全員捕まった事になるんじゃ。
この状況に、僕だけでなく他の人達も思わず溜息をついちゃいました。
「それでは、私も準備をしようかのう。たぬきをギャフンと言わせねばならぬからのう」
「年寄りの冷や水にならないように、程々にした方が良いぞ」
「ふふふ、そんな事にはならぬぞ。何せ、今の私はやる気に満ちいているからのう」
おお、先々代夫人がニース侯爵にニヤリと悪い顔をしていたよ。
ともあれ、先々代夫人様は着替える為に一旦屋敷に帰るそうです。
「ルシアさん、ミカエル達はどうすると言っていますか?」
「まだまだ宝探しをしたいと言っているよ。やる気満々だね」
「ふむ、それでは、我が家の捜索を手伝って貰おうかのう。」
やる気満々のミカエル達は、先々代夫人の配慮でサギー伯爵の屋敷を引き続き捜索する事になりました。
所長室の捜索を終えたリズ達もティナおばあさまが残って出発準備を手伝ってくれるそうなので、その間に僕がサギー伯爵家の屋敷にゲートを繋いで先々代夫人とルシアさんミカエル達を送っていきます。
「よーし、ここでもいっぱい探すぞ!」
「「「おー」」」
「ほほ、威勢が良いのう」
全員が屋敷の中に入ると、やる気満々のミカエルを先頭にちびっこ軍団が元気よく手を上げていました。
可愛いちびっこのやる気のある姿に先々代夫人も目を細めているけど、念の為にポッキー達の事も伝えておかないと。
「ミカエル、既にポッキー達とジンさんがある程度探しちゃっているよ」
「むう、まだまだポッキーには負けないよ!」
「「「負けないもん!」」」
ちびっこ軍団は、ミカエルを筆頭にまだまだ頑張ると意気込んでいました。
ジンさん達はサギー伯爵と一緒に執務室にいるそうなので、着替えに向かった先々代夫人と別れて僕達も執務室に向かいます。
ガチャ。
「ジン、来たよー!」
「「「来たー!」」」
「おっ、小さいのが沢山やってきたな」
ジンさんはサギー伯爵と共に応接セットに座っていて、ポッキーが見つけた書類に目を通していました。
レイナさん達は、ポッキーが見つけた書類を綺麗に整理しています。
「ジンさんは、このままサギー伯爵の屋敷に残りますか?」
「残った方が良いだろう。相手は闇ギルドだから、何かを仕掛けてくる可能性も考慮しないとならない」
ジンさんが考えている懸念を、僕も考えていました。
国の出向機関を含めて、闇ギルドが襲撃してくる可能性は否定できない。
戦力が分散されちゃうけど、ここはジンさん達はサギー伯爵領にいてもらった方が無難ですね。
「ねーねージン、どこを探せばいいの?」
「うーん、そうだな。どこがいいかな」
「それでは、捕まえた者の部屋に案内させます」
「「「頑張るぞ!」」」
こうして、ミカエル達はポッキーが捕まえたサギー伯爵家の使用人として潜入していた闇ギルドの構成員の部屋をお宝探しする事になりました。
ルシアさんの他にルリアンさんとナンシーさんもついてくれるので、何かあったとしても安心ですね。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。