文字の大きさ
大
中
小
630 / 1,396
第二十七章 ちびっ子たちの冒険者デビュー
八百二十六話 ご褒美が決定
翌日も炊き出しは行うけど、治療に訪れる人は大分少なくなりました。
とはいっても、まだまだちびっ子軍団のやる気は止まりません。
「ちゃんと、エマさんとオリビアさんの言う事をちゃんと聞くんだよ」
「「「はーい」」」
ちびっ子の手綱をしっかり握ってくれる人がいるので、僕としてもとても安心です。
今日はリズ達も炊き出しと治療に参加しているので、一緒に様子を見てくれるそうです。
地方への荷運びも三日目を迎えて、街の商店や市場も活気が戻ってきました。
冒険者の活動も活発になり、冒険者が採取した素材も並び始めているそうです。
代官も実質的な統治を始めたので、屋敷の中も忙しく動き始めています。
これなら、もう大丈夫ですね。
「じゃあ、僕は王城に行ってお仕事してきますね」
「お兄ちゃん、頑張ってね」
「「「頑張ってね!」」」
僕は炊き出しと治療班に見送られながら、王城の宰相の執務室に向かいました。
宰相の執務室に行くと、今日は王城にいるニース侯爵が応接セットに座ってのんびりと紅茶を飲んでいました。
連日サギー男爵家で色々と対応してくれたので、僕としても少しのんびりして欲しいです。
「そうそうアレク君、補助金申請は全部通ったぞ。近い内に、代官宛に資金が送られる予定じゃ」
「良かったです。これで押収した金品を精査して資金にできれば、サギー男爵領は一先ず安泰ですね」
「うむ。まあ肝心の男爵の処分や恒久的にどうするかはまだ決まっていないが、それも内務卿を中心にして一か月以内に決まるだろう」
ニース侯爵がお菓子を食べながら僕に話してくれたけど、色々な問題も解決しそうです。
後は、捕まえたドクターを始めとする闇ギルドの構成員への聴取ですね。
「といっても、ドクターは話には応じるけど肝心な事は一切話さない。まあ、予想していた事だがのう」
「まあ大幹部ですから、自分たちが不利になる情報は流さないですよね」
「そういう事じゃ。まあ、既に死刑が決まっておるものだし、最期まで口は割らないじゃろう」
一緒に捕まえた闇ギルドの構成員の方が、色々と情報を喋りそうです。
軍もその事を分かっていて、押収物の分析と構成員の聴取を強化しているそうです。
更に、魔導船による空からの各地の巡回も強化していて、怪しい動きがないか調べているそうです。
何か少しでも良い情報が手に入れば良いですね。
「あっ宰相、書類ができたので確認お願いします」
ドン。
「ははは、相変わらずアレク君は仕事が早いな。話をしている間も、手を動かしていたとは」
宰相が苦笑しながら話をしているけど、昨日頑張ったのであんまり書類の量はありません。
こうして午前中の業務は終わったけど、ここにエリちゃんを抱いたアリア様がやってきました。
もちろん、飛天虎の子どもも一緒です。
体の大きさ的には大人みたいだけど、中身はまだやんちゃ盛りです。
一緒にサギー男爵家に向かう事に。
「あっ、おかーさんだ!」
「おかーさん!」
「あらあら、二人とも頑張っているみたいね」
アリア様達と一緒に屋敷の庭に着くと、直ぐにルカちゃんとエドちゃんがアリア様に抱きついていきました。
二人は、今日も治療で大活躍していたみたいですね。
さてさて、エリちゃんはというと飛天虎の子どもと一緒にクマの方にとことこと歩いていた。
「あうー」
「ガウッ」
「ガウガウ」
うん、喧嘩もすることなく仲良くしていますね。
傍からみると赤ちゃんがトラとクマに襲われている様にも見えるけど、ただ遊んでいるだけですよ。
「みんな頑張ったから、今度の安息日にホーエンハイム辺境伯領で薬草採取を行いましょうか?」
「「「やったー!」」」
そして、アリア様の提案に、ちびっ子軍団だけでなくリズ達も大喜びです。
みんな色々なところで頑張ったから、そのご褒美ですね。
何気にクマも手を上げているけど、これは一緒についてくる気です。
まあ、あのクマだったら問題ないでしょう。
こうしてご褒美が決まったちびっ子軍団は、お昼寝の時間まで元気はつらつって感じでお手伝いをしていました。
とはいっても、まだまだちびっ子軍団のやる気は止まりません。
「ちゃんと、エマさんとオリビアさんの言う事をちゃんと聞くんだよ」
「「「はーい」」」
ちびっ子の手綱をしっかり握ってくれる人がいるので、僕としてもとても安心です。
今日はリズ達も炊き出しと治療に参加しているので、一緒に様子を見てくれるそうです。
地方への荷運びも三日目を迎えて、街の商店や市場も活気が戻ってきました。
冒険者の活動も活発になり、冒険者が採取した素材も並び始めているそうです。
代官も実質的な統治を始めたので、屋敷の中も忙しく動き始めています。
これなら、もう大丈夫ですね。
「じゃあ、僕は王城に行ってお仕事してきますね」
「お兄ちゃん、頑張ってね」
「「「頑張ってね!」」」
僕は炊き出しと治療班に見送られながら、王城の宰相の執務室に向かいました。
宰相の執務室に行くと、今日は王城にいるニース侯爵が応接セットに座ってのんびりと紅茶を飲んでいました。
連日サギー男爵家で色々と対応してくれたので、僕としても少しのんびりして欲しいです。
「そうそうアレク君、補助金申請は全部通ったぞ。近い内に、代官宛に資金が送られる予定じゃ」
「良かったです。これで押収した金品を精査して資金にできれば、サギー男爵領は一先ず安泰ですね」
「うむ。まあ肝心の男爵の処分や恒久的にどうするかはまだ決まっていないが、それも内務卿を中心にして一か月以内に決まるだろう」
ニース侯爵がお菓子を食べながら僕に話してくれたけど、色々な問題も解決しそうです。
後は、捕まえたドクターを始めとする闇ギルドの構成員への聴取ですね。
「といっても、ドクターは話には応じるけど肝心な事は一切話さない。まあ、予想していた事だがのう」
「まあ大幹部ですから、自分たちが不利になる情報は流さないですよね」
「そういう事じゃ。まあ、既に死刑が決まっておるものだし、最期まで口は割らないじゃろう」
一緒に捕まえた闇ギルドの構成員の方が、色々と情報を喋りそうです。
軍もその事を分かっていて、押収物の分析と構成員の聴取を強化しているそうです。
更に、魔導船による空からの各地の巡回も強化していて、怪しい動きがないか調べているそうです。
何か少しでも良い情報が手に入れば良いですね。
「あっ宰相、書類ができたので確認お願いします」
ドン。
「ははは、相変わらずアレク君は仕事が早いな。話をしている間も、手を動かしていたとは」
宰相が苦笑しながら話をしているけど、昨日頑張ったのであんまり書類の量はありません。
こうして午前中の業務は終わったけど、ここにエリちゃんを抱いたアリア様がやってきました。
もちろん、飛天虎の子どもも一緒です。
体の大きさ的には大人みたいだけど、中身はまだやんちゃ盛りです。
一緒にサギー男爵家に向かう事に。
「あっ、おかーさんだ!」
「おかーさん!」
「あらあら、二人とも頑張っているみたいね」
アリア様達と一緒に屋敷の庭に着くと、直ぐにルカちゃんとエドちゃんがアリア様に抱きついていきました。
二人は、今日も治療で大活躍していたみたいですね。
さてさて、エリちゃんはというと飛天虎の子どもと一緒にクマの方にとことこと歩いていた。
「あうー」
「ガウッ」
「ガウガウ」
うん、喧嘩もすることなく仲良くしていますね。
傍からみると赤ちゃんがトラとクマに襲われている様にも見えるけど、ただ遊んでいるだけですよ。
「みんな頑張ったから、今度の安息日にホーエンハイム辺境伯領で薬草採取を行いましょうか?」
「「「やったー!」」」
そして、アリア様の提案に、ちびっ子軍団だけでなくリズ達も大喜びです。
みんな色々なところで頑張ったから、そのご褒美ですね。
何気にクマも手を上げているけど、これは一緒についてくる気です。
まあ、あのクマだったら問題ないでしょう。
こうしてご褒美が決まったちびっ子軍団は、お昼寝の時間まで元気はつらつって感じでお手伝いをしていました。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。