文字の大きさ
大
中
小
710 / 1,396
第二十八章 エマさんとオリビアさんの結婚
九百六話 デンバー男爵家への処分案
翌日、念の為に陛下と宰相に昨日の辺境伯家での話の件を伝えたらオッケーが貰えたので、今日はブライトさんとシダーさんとレアさん、それにレイナさんとカミラさんたちがデンバー男爵家に向かいました。
特別調査チームは今はやる事がないので、リズたちも一緒にデンバー男爵家に向かいました。
僕はというと普通にお仕事があるし、ジンさんも軍の方で色々あるのでスラちゃんと共に向かいました。
「うーん、やはり断絶は免れないか……」
「過去に闇ギルドに加担した貴族家も軒並み潰れましたし、今回は関与の度合いが酷いですよね」
「ここで手を緩めると、他の貴族に示しがつかない。まあ、ブライトはしっかりしているし、貴族の子弟としての扱いは続くみたいだな」
宰相と内務部局から上がってきたデンバー男爵家への仮処分案を確認しているけど、デンバー男爵家からの資金提供を受けた犯罪組織が、王都で犯罪を複数犯していたのも確認された。
主人と側室殺しの罪もあるので、特に主犯の正妻は厳罰に処されるでしょう。
そして、現在は正妻の実家の捜索をしているのですが、今は実家が正妻の罪に加担した証拠はないそうです。
でも宰相曰く、正妻のせいでデンバー男爵家が潰れたに等しいので、正妻の実家はブライトさんに多額の慰謝料を払わないとならないそうです。
側室の殺害容疑もあるけど、正妻の保有している金品で慰謝料が払えるか微妙ですね……
そして、近いうちに側室の実家とブライトさんが会うことになっています。
側室の父親がまだ現役の当主で、ブライトさんは実の孫に当たります。
祖父も、デンバー男爵家に思うところは沢山ありそうです。
「とにかく、無事に葬儀を終えてから処分をすることになる。貴族を集めて処分内容を伝えないとならないし、本当に面倒くさいことになったな」
「同感です。目的を達成するなら手段を選ばないなんて、あってはならないです。欲にまみれると、ろくな事が起きないですね」
「過去にも跡目を巡って争いはあったが、ここまで酷いのはなかった。王国史にも残るレベルだろう」
僕は正妻のやることを理解できなかったし、真には理解できないと思った。
欲にとらわれて視野が狭くなり、結果として人の命を奪ったのだから。
こうして、仮処分案は問題ないと内務卿に戻されました。
「あたしは信じられないよ。自分の欲の為に、子どもたちを争わせるなんて。そこまでして金が欲しかったのかね」
「うーん、何か理由がありそうですけど、それにしても酷いですわね」
シーラさんとローリーさんも、正妻のやったことは思わず首を傾げるレベルだった。
特に母親でもあるシーラさんは、かなりの憤りを感じるレベルだった。
この辺は、事情聴取が進んで明らかになるはずです。
そして、カミラさんから僕の通信用魔導具に連絡が入り、無事に葬儀の日程と参加者が決まったそうです。
五日後の予定で、王都にあるデンバー男爵家と縁のある教会が快く引き受けてくれたそうです。
また、やはり当主が捕まったデンバー子爵家などは葬儀に参加しないそうです。
無事に決まって、何よりですね。
葬儀費用は、ブライトさんが冒険者として貯めたお金を出すことになりました。
これは、ブライトさんが譲らなかったそうです。
葬儀日程が決まれば、処分を下す日程も組むことができます。
聴取の結果如何ですけど、葬儀が終わって一週間後に裁判が開かれるそうです。
既に物的証拠も押さえているので、言い逃れはできないそうです。
特別調査チームは今はやる事がないので、リズたちも一緒にデンバー男爵家に向かいました。
僕はというと普通にお仕事があるし、ジンさんも軍の方で色々あるのでスラちゃんと共に向かいました。
「うーん、やはり断絶は免れないか……」
「過去に闇ギルドに加担した貴族家も軒並み潰れましたし、今回は関与の度合いが酷いですよね」
「ここで手を緩めると、他の貴族に示しがつかない。まあ、ブライトはしっかりしているし、貴族の子弟としての扱いは続くみたいだな」
宰相と内務部局から上がってきたデンバー男爵家への仮処分案を確認しているけど、デンバー男爵家からの資金提供を受けた犯罪組織が、王都で犯罪を複数犯していたのも確認された。
主人と側室殺しの罪もあるので、特に主犯の正妻は厳罰に処されるでしょう。
そして、現在は正妻の実家の捜索をしているのですが、今は実家が正妻の罪に加担した証拠はないそうです。
でも宰相曰く、正妻のせいでデンバー男爵家が潰れたに等しいので、正妻の実家はブライトさんに多額の慰謝料を払わないとならないそうです。
側室の殺害容疑もあるけど、正妻の保有している金品で慰謝料が払えるか微妙ですね……
そして、近いうちに側室の実家とブライトさんが会うことになっています。
側室の父親がまだ現役の当主で、ブライトさんは実の孫に当たります。
祖父も、デンバー男爵家に思うところは沢山ありそうです。
「とにかく、無事に葬儀を終えてから処分をすることになる。貴族を集めて処分内容を伝えないとならないし、本当に面倒くさいことになったな」
「同感です。目的を達成するなら手段を選ばないなんて、あってはならないです。欲にまみれると、ろくな事が起きないですね」
「過去にも跡目を巡って争いはあったが、ここまで酷いのはなかった。王国史にも残るレベルだろう」
僕は正妻のやることを理解できなかったし、真には理解できないと思った。
欲にとらわれて視野が狭くなり、結果として人の命を奪ったのだから。
こうして、仮処分案は問題ないと内務卿に戻されました。
「あたしは信じられないよ。自分の欲の為に、子どもたちを争わせるなんて。そこまでして金が欲しかったのかね」
「うーん、何か理由がありそうですけど、それにしても酷いですわね」
シーラさんとローリーさんも、正妻のやったことは思わず首を傾げるレベルだった。
特に母親でもあるシーラさんは、かなりの憤りを感じるレベルだった。
この辺は、事情聴取が進んで明らかになるはずです。
そして、カミラさんから僕の通信用魔導具に連絡が入り、無事に葬儀の日程と参加者が決まったそうです。
五日後の予定で、王都にあるデンバー男爵家と縁のある教会が快く引き受けてくれたそうです。
また、やはり当主が捕まったデンバー子爵家などは葬儀に参加しないそうです。
無事に決まって、何よりですね。
葬儀費用は、ブライトさんが冒険者として貯めたお金を出すことになりました。
これは、ブライトさんが譲らなかったそうです。
葬儀日程が決まれば、処分を下す日程も組むことができます。
聴取の結果如何ですけど、葬儀が終わって一週間後に裁判が開かれるそうです。
既に物的証拠も押さえているので、言い逃れはできないそうです。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。