文字の大きさ
大
中
小
730 / 1,396
第二十八章 エマさんとオリビアさんの結婚
九百二十六話 結婚式とブーケプル
「それでは、神に新しい夫婦が誕生することを報告する」
司祭様が厳かに言葉を発すると、教会内が一斉に静まり返った。
もちろん、新郎新婦のキースさん、エマさん、オリビアさんも真剣な表情をしています。
来賓も、特に辺境伯様、イザベラ様、先々代夫人も真剣な表情で新郎新婦を見守っていた。
「汝、キース・サギーは、エマ・ホーエンハイム、オリビア・ホーエンハイムを妻とし、終生愛することを誓いますか?」
「誓います」
「エマ・ホーエンハイム、並びにオリビア・ホーエンハイムは、キース・サギーを夫とし、終生愛することを誓いますか?」
「「誓います」」
愛の宣誓が終わり、そしてお互いに指輪を交換します。
そして、いよいよメインイベントとなります。
「それでは、お互いに誓いの口づけを」
司祭様の言葉のあと、キースさんは新婦二人のベールを上げます。
そして、それぞれに誓いの口づけをしました。
「おお、ここに新しい夫婦が誕生しました。いま一度、盛大な拍手を」
パチパチパチ。
「「「おめでとー!」」」
一瞬照れた表情を見せたけど、新郎新婦は改めて気を引き締めて深々と一礼しました。
教会中から大きな歓声が上がり、同時に大きな拍手が教会内に鳴り響いた。
辺境伯様は表情を緩めて何度も頷いていて、イザベラ様はハンカチで目じりに浮かんだ涙を押さえていた。
先々代夫人はというと、号泣が止まらないのかハンカチではなくタオルみたいなもので顔を覆っていた。
そして、新郎の両腕に新婦が手を組み、ゆっくりと退場していきます。
再び大きな歓声が上がっているけど、中には新郎を冷やかしている人もいた。
何にせよ、これで無事に結婚式は終了です。
次は、お待ちかねのブーケトスなので、教会内から順に来賓が出て行った。
因みに、ブーケトスはもはや辺境伯領でお馴染みの形式になった。
「今回新婦が手にした二つのブーケは、辺境伯家の双子ちゃんも一生懸命に作りました。なので、ボロボロになると双子ちゃんが泣いちゃうかもしれません」
手先の器用さを生かしてリズがブーケを二つ作っていたけど、もはやブーケ職人としても生計を立てていけそうです。
もちろん双子ちゃんも一緒に花を選んだりしていたので、猛者たちがブーケを巡って争ってボロボロになったら双子ちゃんだけでなくレイカちゃんたちも大泣きは必死です。
なので、いつも通りブーケプルを行います。
しかも、今回はブーケが二つあるのでチャンスも二倍です。
独身男性もオッケーなのが辺境伯領のルールなので、せっかくということで多くの男性もブーケプルに参加します。
ちなみに、ローリーさんは結婚が決まっているので辞退していました。
準備が出来たところで、司会のアナウンスが開始を告げました。
「準備もできたみたいですね、それでは紐を引っ張って下さい」
「ああ、外れた」
「私も駄目だったわ」
「ははは、まあ外れるだろうな」
特に女性陣から大きな不満の声が聞こえてきた中、見事に当たった人が。
「あっ、当たったぞ!」
「おー! 俺もだ!」
何と、今回は二つとも男性が引き当てました。
うん、外れた独身女性の恨めしい視線が降り注いでいるけど、男性二人は仲間に手荒い祝福を受けていたので視線に気づく余裕が全くなかった。
「当たった方、おめでとうございます。幸せが訪れますように」
司会も、普通に終わりにしていました。
こればっかりは、運だから仕方ないですね。
では、今度は町中のパレードの準備です。
オープンタイプの馬車や騎馬隊などが、わらわらと準備を始めました。
司祭様が厳かに言葉を発すると、教会内が一斉に静まり返った。
もちろん、新郎新婦のキースさん、エマさん、オリビアさんも真剣な表情をしています。
来賓も、特に辺境伯様、イザベラ様、先々代夫人も真剣な表情で新郎新婦を見守っていた。
「汝、キース・サギーは、エマ・ホーエンハイム、オリビア・ホーエンハイムを妻とし、終生愛することを誓いますか?」
「誓います」
「エマ・ホーエンハイム、並びにオリビア・ホーエンハイムは、キース・サギーを夫とし、終生愛することを誓いますか?」
「「誓います」」
愛の宣誓が終わり、そしてお互いに指輪を交換します。
そして、いよいよメインイベントとなります。
「それでは、お互いに誓いの口づけを」
司祭様の言葉のあと、キースさんは新婦二人のベールを上げます。
そして、それぞれに誓いの口づけをしました。
「おお、ここに新しい夫婦が誕生しました。いま一度、盛大な拍手を」
パチパチパチ。
「「「おめでとー!」」」
一瞬照れた表情を見せたけど、新郎新婦は改めて気を引き締めて深々と一礼しました。
教会中から大きな歓声が上がり、同時に大きな拍手が教会内に鳴り響いた。
辺境伯様は表情を緩めて何度も頷いていて、イザベラ様はハンカチで目じりに浮かんだ涙を押さえていた。
先々代夫人はというと、号泣が止まらないのかハンカチではなくタオルみたいなもので顔を覆っていた。
そして、新郎の両腕に新婦が手を組み、ゆっくりと退場していきます。
再び大きな歓声が上がっているけど、中には新郎を冷やかしている人もいた。
何にせよ、これで無事に結婚式は終了です。
次は、お待ちかねのブーケトスなので、教会内から順に来賓が出て行った。
因みに、ブーケトスはもはや辺境伯領でお馴染みの形式になった。
「今回新婦が手にした二つのブーケは、辺境伯家の双子ちゃんも一生懸命に作りました。なので、ボロボロになると双子ちゃんが泣いちゃうかもしれません」
手先の器用さを生かしてリズがブーケを二つ作っていたけど、もはやブーケ職人としても生計を立てていけそうです。
もちろん双子ちゃんも一緒に花を選んだりしていたので、猛者たちがブーケを巡って争ってボロボロになったら双子ちゃんだけでなくレイカちゃんたちも大泣きは必死です。
なので、いつも通りブーケプルを行います。
しかも、今回はブーケが二つあるのでチャンスも二倍です。
独身男性もオッケーなのが辺境伯領のルールなので、せっかくということで多くの男性もブーケプルに参加します。
ちなみに、ローリーさんは結婚が決まっているので辞退していました。
準備が出来たところで、司会のアナウンスが開始を告げました。
「準備もできたみたいですね、それでは紐を引っ張って下さい」
「ああ、外れた」
「私も駄目だったわ」
「ははは、まあ外れるだろうな」
特に女性陣から大きな不満の声が聞こえてきた中、見事に当たった人が。
「あっ、当たったぞ!」
「おー! 俺もだ!」
何と、今回は二つとも男性が引き当てました。
うん、外れた独身女性の恨めしい視線が降り注いでいるけど、男性二人は仲間に手荒い祝福を受けていたので視線に気づく余裕が全くなかった。
「当たった方、おめでとうございます。幸せが訪れますように」
司会も、普通に終わりにしていました。
こればっかりは、運だから仕方ないですね。
では、今度は町中のパレードの準備です。
オープンタイプの馬車や騎馬隊などが、わらわらと準備を始めました。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。