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第二十八章 エマさんとオリビアさんの結婚
九百二十八話 披露宴の始まり
僕たちは、辺境伯家の席近くに用意された子ども用の席に座ります。
ルシアさんがみんなの面倒をみてくれるけど、子どもたちは仕事をやりきったとちょっと興奮気味です。
僕も、ちびっ子軍団の気持ちは分からなくもないけどね。
リズたちも、ちびっ子軍団の相手をしているのでとっても助かります。
僕はというと、何故かスラちゃんとプリンと共に司会席にいました。
というのも、入園式で僕の演説を聞いていた人たちなので、是非とも僕に司会をして欲しいそうです。
というか、僕も一分前に聞いたばっかりなんですけど……
「アレク君、適当にアドリブでやって構わんよ」
「そうそう、アレク君ならアドリブでも全く問題ないわ」
辺境伯夫妻からありがたーいお言葉を頂いたけど、だいたいこういうのは順番がある気がするよ。
でも幸いな事に、ジンさんの時の結婚で司会をしているから、初めてではないんだよね。
これで初めて結婚の司会をしたら、絶対に緊張すると思うよ。
係の人と簡単な打ち合わせをして、さっそく披露宴を始めましょう。
「皆さま、教会での結婚式に参加して頂きありがとうございます。披露宴の司会を務めます、アレクサンダーです。不慣れなところもありますが、どうぞ宜しくお願いします。エマさんとオリビアさんは僕にとっても恩人なので、お二人の晴れの舞台を見ることができて僕も幸せです」
僕の挨拶を聞いて、特に辺境伯夫妻がうんうんと感慨深そうに頷いていました。
リズも思うところがあるのか、思わずニコリとしていました。
そして、会場からは大きな拍手が起きていました。
何だかジーンとくるけど、係の人が僕に合図を送ってきました。
「それでは、新郎新婦のお色直しも終わりましたので披露宴を開始します。大きな拍手で、三人をお迎え下さい」
再び会場中から大きな拍手が送られる中、新郎新婦が姿を現しました。
純白のウェディングドレスから、鮮やかな赤と青のドレスに着替えています。
三人はゆっくりと来賓に挨拶しながら進んでいき、用意された席について深く一礼しました。
さて、次は辺境伯様の挨拶って思ったら、何か結婚にまつわるエピソードを話してくれと係の人から言われちゃった。
でも、このことしか話しようがないんだよね。
「実は、僕は辺境伯様から大事な話があると言われて初めてエマさんとオリビアさんの結婚を知りました。しかし、良く思えばサギー男爵領の復興の際に三人が仲良く話をしていたり、辺境伯様と先々代夫人様が何か打ち合わせをしていたのを思い出しました。僕が復興対策でとても大変な目にあっていた裏側でそんなことが起きていたなんて、とってもびっくりしました」
三人の結婚の裏話をすると、会場からはそんなことがあったのかとか、キース様がうまくやりやがったとかが話されていました。
もちろん、辺境伯様と先々代夫人も苦笑いをしていました。
では、さっさと続きをしちゃいましょう。
「それでは、乾杯の発声をホーエンハイム辺境伯様にお願いします」
僕が辺境伯様に振ると、辺境伯様も少し咳払いしながら立ち上がった。
全員が、グラスを手にしています。
「アレクサンダー様の素晴らしい司会を頂き、感謝申し上げます。補足しますが、私と先々代夫人様はキチンと復興作業の支援をした上で三人の縁談の話をしておりました。本格的に話をしたのも、復興作業が完了してからですのでご心配なく」
「「「ははは」」」
辺境伯様がチャーミングに話したら、会場から少し笑いが起きていました。
実際に物資の手配とかはバッチリだったし、確かにキチンと仕事はしていました。
「まだまだ未熟な三人ですので、どうぞ変わらぬご支援を賜りますようお願いします。長い挨拶は嫌われますので、この辺にしておきましょう。それでは、乾杯といたします。乾杯!」
「「「乾杯!」」」
「「「かんぱーい!」」」
会場中で乾杯が行われたけど、ちびっ子軍団は元気に声を上げて一気にジュースを飲み干していた。
頑張ったから、喉が渇いたんですね。
ウェディングケーキ入場までちょっと時間があるから、僕も出された食事を食べようっと。
ルシアさんがみんなの面倒をみてくれるけど、子どもたちは仕事をやりきったとちょっと興奮気味です。
僕も、ちびっ子軍団の気持ちは分からなくもないけどね。
リズたちも、ちびっ子軍団の相手をしているのでとっても助かります。
僕はというと、何故かスラちゃんとプリンと共に司会席にいました。
というのも、入園式で僕の演説を聞いていた人たちなので、是非とも僕に司会をして欲しいそうです。
というか、僕も一分前に聞いたばっかりなんですけど……
「アレク君、適当にアドリブでやって構わんよ」
「そうそう、アレク君ならアドリブでも全く問題ないわ」
辺境伯夫妻からありがたーいお言葉を頂いたけど、だいたいこういうのは順番がある気がするよ。
でも幸いな事に、ジンさんの時の結婚で司会をしているから、初めてではないんだよね。
これで初めて結婚の司会をしたら、絶対に緊張すると思うよ。
係の人と簡単な打ち合わせをして、さっそく披露宴を始めましょう。
「皆さま、教会での結婚式に参加して頂きありがとうございます。披露宴の司会を務めます、アレクサンダーです。不慣れなところもありますが、どうぞ宜しくお願いします。エマさんとオリビアさんは僕にとっても恩人なので、お二人の晴れの舞台を見ることができて僕も幸せです」
僕の挨拶を聞いて、特に辺境伯夫妻がうんうんと感慨深そうに頷いていました。
リズも思うところがあるのか、思わずニコリとしていました。
そして、会場からは大きな拍手が起きていました。
何だかジーンとくるけど、係の人が僕に合図を送ってきました。
「それでは、新郎新婦のお色直しも終わりましたので披露宴を開始します。大きな拍手で、三人をお迎え下さい」
再び会場中から大きな拍手が送られる中、新郎新婦が姿を現しました。
純白のウェディングドレスから、鮮やかな赤と青のドレスに着替えています。
三人はゆっくりと来賓に挨拶しながら進んでいき、用意された席について深く一礼しました。
さて、次は辺境伯様の挨拶って思ったら、何か結婚にまつわるエピソードを話してくれと係の人から言われちゃった。
でも、このことしか話しようがないんだよね。
「実は、僕は辺境伯様から大事な話があると言われて初めてエマさんとオリビアさんの結婚を知りました。しかし、良く思えばサギー男爵領の復興の際に三人が仲良く話をしていたり、辺境伯様と先々代夫人様が何か打ち合わせをしていたのを思い出しました。僕が復興対策でとても大変な目にあっていた裏側でそんなことが起きていたなんて、とってもびっくりしました」
三人の結婚の裏話をすると、会場からはそんなことがあったのかとか、キース様がうまくやりやがったとかが話されていました。
もちろん、辺境伯様と先々代夫人も苦笑いをしていました。
では、さっさと続きをしちゃいましょう。
「それでは、乾杯の発声をホーエンハイム辺境伯様にお願いします」
僕が辺境伯様に振ると、辺境伯様も少し咳払いしながら立ち上がった。
全員が、グラスを手にしています。
「アレクサンダー様の素晴らしい司会を頂き、感謝申し上げます。補足しますが、私と先々代夫人様はキチンと復興作業の支援をした上で三人の縁談の話をしておりました。本格的に話をしたのも、復興作業が完了してからですのでご心配なく」
「「「ははは」」」
辺境伯様がチャーミングに話したら、会場から少し笑いが起きていました。
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「「「乾杯!」」」
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頑張ったから、喉が渇いたんですね。
ウェディングケーキ入場までちょっと時間があるから、僕も出された食事を食べようっと。
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