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第三十章 入園前準備
九百九十二話 いよいよ冒険者体験スタートです
そのまま持ち物講習も行いますが、これは学園生にとっても必要なことです。
「皆さんは、冒険者活動以外でも地方に行ったり軍に入って魔物の討伐をすることが考えられます。どういう荷物が必要なのか、良く考えて荷物の準備をしましょう。何でもかんでも用意すれば良いという訳ではありません、マジックバッグやアイテムボックスが使えなければ持てる荷物は有限です」
魔法が使えるなら魔法使い用のマジックバッグを買えばいいのだけど、魔法が使えない人は高価な汎用のマジックバッグを買わないとならない。
一人で移動する、馬に乗る、馬車に乗るで違ってくるけど、この辺りはとても大切です。
「何よりも大切になるのが水です。でも、水はとても重いので行く先々でどうやって水を確保するかを考えましょう。テントがなくても、土魔法が使えたらドームを作ることができますし、テントもかさばります。食材もどうするか、色々考えましょう」
僕たちは水魔法が使える人が多いのもあるけど、他の人はそうとは限らない。
こういうのって、意外と見落としがちですね。
こうして、短縮版だけど無事に講習は終了です。
学園生以外の新人冒険者はこのあと実技をと思ったけど、学園生が一緒にやろうと誘っていました。
この状況で別れてとは言えないですね……
「じゃあ、お兄ちゃん行ってくるね!」
「「「いってきまーす!」」」
そして、各自担当となるところに向かっていった。
新たにエリちゃんたちの子守という仕事が追加されたけど、侍従希望の学園生が向かった。
なんとか人数がバラけてくれて、ホッと一安心です。
「じゃあ、今日は俺が回ってくるからアレクは冒険者ギルドで待機な」
ジンさんのありがたいお言葉に、僕はそのまま冒険者ギルドに残りました。
食堂担当の学園生は、仕込みの手伝いをしたり配膳をしたりしていました。
暫くは、食堂担当の学園生を眺めていよう。
「グルル」
「ドラちゃん、ありがとうね。ついでだから、これも持っていってね」
ドラちゃんは、またもや受付のお姉さんのお手伝いをしていました。
ドラちゃんも、何も問題なく普通に対応していますね。
薬草採取に行くと特訓が待っているし、荷物運びの方が良いそうです。
僕も席に座ると、さっそく学園生がメニューを聞きに来た。
「アレク君、何にしますか?」
「あっ、じゃあオレンジジュースをお願いします」
「畏まりました」
エプロンを付けて、楽しそうに注文していますね。
その間に通信用魔導具を取り出して、ポチポチと連絡事項と返信をします。
えーっと、「無事に実習が始まりました」と。
すると、なぜか食堂では誰が僕にジュースを持っていくかで揉めていました。
これには、食堂のおじさんとおばさんも苦笑いです。
すっ、スタスタ。
「グルル」
「あっ、ドラちゃんありがとうね」
「「「あー!」」」
ドラちゃんが器用にお盆を持って僕にジュースを持ってきました。
まさかドラちゃんに掠め取られるなんてと思わず、学園生はビックリした声を上げていました。
その後も、ドラちゃんは注文をメモしたり配膳をしていました。
えーっと、ドラちゃんって飛竜だよね?
学園生も、ドラちゃんに負けじど頑張っていました。
何だか不思議な光景を見つつ、僕は通信用魔導具でお仕事をしていました。
「えーっと、これがこれで、こっちがこれで……」
その後も、僕はジュースを飲みながら通信用魔導具とにらめっこしていました。
今のところジンさんたちからなにも報告はなさそうだし、順調みたいですね。
「やっぱりアレク君って、大人が化けているんじゃないかな。一時間で一日分の仕事をしているよ」
「アレク君がいれば、どんな仕事も直ぐにできそうだよね」
「でも、来年学園生になるんだよね。本当に凄いよね」
僕が仕事をしている横で、食堂を手伝っている学園生がひそひそ話をしていました。
だから、僕は大人が化けているのではないですよ。
そう苦笑しながら、引き続き通信用魔導具をポチポチとしていました。
「皆さんは、冒険者活動以外でも地方に行ったり軍に入って魔物の討伐をすることが考えられます。どういう荷物が必要なのか、良く考えて荷物の準備をしましょう。何でもかんでも用意すれば良いという訳ではありません、マジックバッグやアイテムボックスが使えなければ持てる荷物は有限です」
魔法が使えるなら魔法使い用のマジックバッグを買えばいいのだけど、魔法が使えない人は高価な汎用のマジックバッグを買わないとならない。
一人で移動する、馬に乗る、馬車に乗るで違ってくるけど、この辺りはとても大切です。
「何よりも大切になるのが水です。でも、水はとても重いので行く先々でどうやって水を確保するかを考えましょう。テントがなくても、土魔法が使えたらドームを作ることができますし、テントもかさばります。食材もどうするか、色々考えましょう」
僕たちは水魔法が使える人が多いのもあるけど、他の人はそうとは限らない。
こういうのって、意外と見落としがちですね。
こうして、短縮版だけど無事に講習は終了です。
学園生以外の新人冒険者はこのあと実技をと思ったけど、学園生が一緒にやろうと誘っていました。
この状況で別れてとは言えないですね……
「じゃあ、お兄ちゃん行ってくるね!」
「「「いってきまーす!」」」
そして、各自担当となるところに向かっていった。
新たにエリちゃんたちの子守という仕事が追加されたけど、侍従希望の学園生が向かった。
なんとか人数がバラけてくれて、ホッと一安心です。
「じゃあ、今日は俺が回ってくるからアレクは冒険者ギルドで待機な」
ジンさんのありがたいお言葉に、僕はそのまま冒険者ギルドに残りました。
食堂担当の学園生は、仕込みの手伝いをしたり配膳をしたりしていました。
暫くは、食堂担当の学園生を眺めていよう。
「グルル」
「ドラちゃん、ありがとうね。ついでだから、これも持っていってね」
ドラちゃんは、またもや受付のお姉さんのお手伝いをしていました。
ドラちゃんも、何も問題なく普通に対応していますね。
薬草採取に行くと特訓が待っているし、荷物運びの方が良いそうです。
僕も席に座ると、さっそく学園生がメニューを聞きに来た。
「アレク君、何にしますか?」
「あっ、じゃあオレンジジュースをお願いします」
「畏まりました」
エプロンを付けて、楽しそうに注文していますね。
その間に通信用魔導具を取り出して、ポチポチと連絡事項と返信をします。
えーっと、「無事に実習が始まりました」と。
すると、なぜか食堂では誰が僕にジュースを持っていくかで揉めていました。
これには、食堂のおじさんとおばさんも苦笑いです。
すっ、スタスタ。
「グルル」
「あっ、ドラちゃんありがとうね」
「「「あー!」」」
ドラちゃんが器用にお盆を持って僕にジュースを持ってきました。
まさかドラちゃんに掠め取られるなんてと思わず、学園生はビックリした声を上げていました。
その後も、ドラちゃんは注文をメモしたり配膳をしていました。
えーっと、ドラちゃんって飛竜だよね?
学園生も、ドラちゃんに負けじど頑張っていました。
何だか不思議な光景を見つつ、僕は通信用魔導具でお仕事をしていました。
「えーっと、これがこれで、こっちがこれで……」
その後も、僕はジュースを飲みながら通信用魔導具とにらめっこしていました。
今のところジンさんたちからなにも報告はなさそうだし、順調みたいですね。
「やっぱりアレク君って、大人が化けているんじゃないかな。一時間で一日分の仕事をしているよ」
「アレク君がいれば、どんな仕事も直ぐにできそうだよね」
「でも、来年学園生になるんだよね。本当に凄いよね」
僕が仕事をしている横で、食堂を手伝っている学園生がひそひそ話をしていました。
だから、僕は大人が化けているのではないですよ。
そう苦笑しながら、引き続き通信用魔導具をポチポチとしていました。
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