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第三十一章 五歳の祝い
千六十二話 帝国と共和国に挨拶に行きます
一通りお話が終わったところで、僕たちは各国に向かいます。
今までは必ず大人が付いていたけど、今日はなんとルーカスお兄様が僕たちの代表となりました。
学園を卒業したらルーカスお兄様が主体で色々と動くことが増えるので、練習の意味合いも兼ねているそうです。
「まあ、アレクがいるから私の負担はそこまでないけどね」
ルーカスお兄様、僕に色々と振らないで下さいね。
そこは、アイビー様と協力して乗り切って下さい。
ちなみに、エリちゃんは王城でお留守番です。
流石にまだ小さいから、アリア様が一緒でないと許可が降りませんでした。
ということで、さっそく最初の訪問地の帝国にゲートを繋げて向かいます。
シュン。
「リズちゃん、エレノアちゃん!」
「「リルムちゃん!」」
帝国に着くと、仲良し三人がひしっと再会を祝って抱き合っていた。
そして、リルムが先導しながら僕たちを応接室に案内してくれた。
皇家の面々も集まっていて、小さい子どもなどはミカエルたちと抱き合って再会を喜んでいた。
「皇帝陛下、新年おめでとうございます」
「おめでとう。ルーカス殿下が挨拶をする立場になられたか。時が経つのは早いのう」
ルーカスお兄様と皇帝陛下がにこやかに挨拶をしているけど、皇帝陛下もルーカスお兄様の立場を理解しているみたいですね。
そして、話は僕たちの学園のことになりました。
「ふふ、アレク君もリズちゃんもいよいよ学園に通うのね。あの小さくて可愛らしかった二人も、こんなにも大きくなったなんてね」
「そうですわね。小さい頃からとても賢くて優しいお二人なので、きっと学園の人気者になるでしょうね」
皇妃様とケイリさんが昔を懐かしむように話をしていたけど、初めてお二人とあった時から随分と時間が経ったもんね。
リルムも初めてあった時は三歳の誕生日パーティーだったけど今年十歳になるし、本当に大きくなりました。
あまり時間を取ってはいけないので、ここで次の国に行くことになりました。
みんなもっとお話したいと言っていたけど、こればっかりはしょうがないですね。
では、皇族の方々に挨拶をして次の国にゲートを繋げます。
「ルーシー様、お久しぶりです」
「ええ、お久しぶりですわ!」
次の国の共和国に行くと、何だか熱々の光景が起きていた。
ルーシー様が、婚約者のジェットさんと手を取り合って見つめ合っていたのだ。
みんないい雰囲気だねと、ニコニコしながら眺めていた。
「嗚呼、私の王子様はいったいどこに……」
ジェットさんのお姉さんで、今や共和国を代表する政治家であるクレイモアさんが、ちょっと、いやかなりどよーんとしながら弟とその婚約者を見つめていた。
ルーカスお兄様は、思わず苦笑しながらサンラインさんと挨拶をしました。
「サンライン様、新年おめでとうございます」
「お久しぶりですな、ルーカス殿下。新年おめでとう」
サンラインさんも、ルーカスお兄様とガッチリと握手をしていました。
そして、僕もルーカスお兄様と加わってサンラインさんと話をすることになり、その他の人たちはルーシーお姉様とジェットさんのところに集まっています。
あっ、アイビー様だけはクレイモアさんのところに行って話をしていますね。
そんな中、ビックリすることをサンラインさんから告げられました。
「私は、もうそろそろ後進に道を譲る予定だ。もちろん政治家は辞めないが、私がずっとトップにいることにより弊害が出てくるのだよ」
世代交代をすることで、新陳代謝を促すことをするそうです。
将来国王になる予定のルーカスお兄様も、まさに他人事ではない話です。
近い内に、正式表明する予定だそうです。
「王国は、若く未来のある人材が揃っている。しかし、目先の利益にとらわれずに長期的な視点で政治を行うことが大切だ。私から言えるのは、このくらいだな」
「サンライン様のお言葉、心に刻みます」
サンラインさんは、にこやかに話していました。
共和国も、新たな段階に来ているんだ。
今はブッフォンのような危険分子はいないし、活発に意見が交わされているそうです。
そして、その後も色々なことをサンラインさんから教えてもらいました。
僕にとっても、とても貴重なお話でした。
「クレイモアさんなら、きっとまだ大丈夫ですわ」
「そう言われて、もう幾年。未だに相手が……」
そして、アイビー様とクレイモアさんの話は、全然纏まる気配がなかった。
とにかく、クレイモアさんに良縁があることを願うしかなかった。
今までは必ず大人が付いていたけど、今日はなんとルーカスお兄様が僕たちの代表となりました。
学園を卒業したらルーカスお兄様が主体で色々と動くことが増えるので、練習の意味合いも兼ねているそうです。
「まあ、アレクがいるから私の負担はそこまでないけどね」
ルーカスお兄様、僕に色々と振らないで下さいね。
そこは、アイビー様と協力して乗り切って下さい。
ちなみに、エリちゃんは王城でお留守番です。
流石にまだ小さいから、アリア様が一緒でないと許可が降りませんでした。
ということで、さっそく最初の訪問地の帝国にゲートを繋げて向かいます。
シュン。
「リズちゃん、エレノアちゃん!」
「「リルムちゃん!」」
帝国に着くと、仲良し三人がひしっと再会を祝って抱き合っていた。
そして、リルムが先導しながら僕たちを応接室に案内してくれた。
皇家の面々も集まっていて、小さい子どもなどはミカエルたちと抱き合って再会を喜んでいた。
「皇帝陛下、新年おめでとうございます」
「おめでとう。ルーカス殿下が挨拶をする立場になられたか。時が経つのは早いのう」
ルーカスお兄様と皇帝陛下がにこやかに挨拶をしているけど、皇帝陛下もルーカスお兄様の立場を理解しているみたいですね。
そして、話は僕たちの学園のことになりました。
「ふふ、アレク君もリズちゃんもいよいよ学園に通うのね。あの小さくて可愛らしかった二人も、こんなにも大きくなったなんてね」
「そうですわね。小さい頃からとても賢くて優しいお二人なので、きっと学園の人気者になるでしょうね」
皇妃様とケイリさんが昔を懐かしむように話をしていたけど、初めてお二人とあった時から随分と時間が経ったもんね。
リルムも初めてあった時は三歳の誕生日パーティーだったけど今年十歳になるし、本当に大きくなりました。
あまり時間を取ってはいけないので、ここで次の国に行くことになりました。
みんなもっとお話したいと言っていたけど、こればっかりはしょうがないですね。
では、皇族の方々に挨拶をして次の国にゲートを繋げます。
「ルーシー様、お久しぶりです」
「ええ、お久しぶりですわ!」
次の国の共和国に行くと、何だか熱々の光景が起きていた。
ルーシー様が、婚約者のジェットさんと手を取り合って見つめ合っていたのだ。
みんないい雰囲気だねと、ニコニコしながら眺めていた。
「嗚呼、私の王子様はいったいどこに……」
ジェットさんのお姉さんで、今や共和国を代表する政治家であるクレイモアさんが、ちょっと、いやかなりどよーんとしながら弟とその婚約者を見つめていた。
ルーカスお兄様は、思わず苦笑しながらサンラインさんと挨拶をしました。
「サンライン様、新年おめでとうございます」
「お久しぶりですな、ルーカス殿下。新年おめでとう」
サンラインさんも、ルーカスお兄様とガッチリと握手をしていました。
そして、僕もルーカスお兄様と加わってサンラインさんと話をすることになり、その他の人たちはルーシーお姉様とジェットさんのところに集まっています。
あっ、アイビー様だけはクレイモアさんのところに行って話をしていますね。
そんな中、ビックリすることをサンラインさんから告げられました。
「私は、もうそろそろ後進に道を譲る予定だ。もちろん政治家は辞めないが、私がずっとトップにいることにより弊害が出てくるのだよ」
世代交代をすることで、新陳代謝を促すことをするそうです。
将来国王になる予定のルーカスお兄様も、まさに他人事ではない話です。
近い内に、正式表明する予定だそうです。
「王国は、若く未来のある人材が揃っている。しかし、目先の利益にとらわれずに長期的な視点で政治を行うことが大切だ。私から言えるのは、このくらいだな」
「サンライン様のお言葉、心に刻みます」
サンラインさんは、にこやかに話していました。
共和国も、新たな段階に来ているんだ。
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そして、その後も色々なことをサンラインさんから教えてもらいました。
僕にとっても、とても貴重なお話でした。
「クレイモアさんなら、きっとまだ大丈夫ですわ」
「そう言われて、もう幾年。未だに相手が……」
そして、アイビー様とクレイモアさんの話は、全然纏まる気配がなかった。
とにかく、クレイモアさんに良縁があることを願うしかなかった。
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