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第三十一章 五歳の祝い
千七十五話 ルーカスお兄様の考え
入園式の警備の問題について、学園の授業が終わって王城に帰ってきたルーカスお兄様にも話をすることになった。
ちなみに、卒業間近の最上級生は卒業後の進路が決まっていない人以外はお昼前に授業終了です。
その為、最近のルーカスお兄様は学園終わりに着替えたら国王執務室の僕の隣の席でお仕事をしています。
「うーん、私も実際に入園試験の実技試験で相手をしたから分かるが、何もかもがあまりにも酷いものだった。そういうものは、時として予想もつかないことをするからなあ……」
ルーカスお兄様は、腕を組みながらうーんと悩んでしまった。
あのぽっちゃり君たちは、入園試験の実技試験でよりによってルーカスお兄様に改造した木剣で挑むほどなんだよなあ。
親も説明会の時に受付で大騒ぎしていたし、父親の元ガッシュ男爵に至っては軍の視察団に喧嘩を売って強制当主交代になったもんなあ。
本当にギリギリ貴族でいられるレベルなのに、なんでそんなに威張っていられるのか本当に不思議です。
「式典中に問題を起こして体育館から摘出したとしても、入口で大騒ぎをするのは目に見えている。いっそのこと入園式出禁にしても、後々で揉めてくる。何をしても揉める未来しか想像つかない」
「そうですわね。私たちの同級生にはいないタイプですわ」
ルーカスお兄様が苦笑しながら未来予想を語ったけど、一緒にいるアイビー様も同じく苦笑しながら意見を言いました。
つまり、どうしようもならないというのが答えみたいです。
それじゃ駄目じゃんと思ったけど、あることを思いつきました。
「えーっと、確か回復魔法の一種に興奮を沈静化させるものがあったはずです。その魔法を、こっそりと関係者にかけるってのはどうでしょうか」
「アレクのは、一案として考慮しよう。問題は、式典中どうやってその沈静化をする魔法をあの連中にかけるかだな」
陛下も一案として考えてくれたけど、僕やリズが席を移動して魔法を放つ訳にはいきません。
どうしようかなと思ったら、ビシッと触手を上げたスライムがいました。
「そっか、スラちゃんなら式典中でもこっそりと移動できるもんね」
スラちゃんは、その特殊な魔法の修得まで任せろと意気込んでいました。
対して、攻撃魔法しか使えないプリンはかなり悔しそうにしていました。
スラちゃんは睡眠魔法も習得済みなので、場合によってはこっそりと眠らせることもできます。
しかし、それは最終手段としておきましょう。
そして、卒園式を入園式の警備のテストとすることも決定しました。
「普通は、ルーカスお兄様の卒園式の方が警戒すべき事案なんですけどね」
「こればかりは仕方ないだろう。とにかく、警備の良い事例としてやるだけのことはやろう」
ルーカスお兄様も、もはやお手上げって素振りをしていました。
僕としては、警備の方針が決まっただけでも安心材料になります。
ということで、昼食時にリズとエレノアにも話をすることにしました。
「そういう新魔法なら、リズも直ぐに覚えられそうだよ!」
「エレノアもなの。新しい魔法を覚えるよ」
二人とも、新魔法を覚える気満々ですね。
状態異常回復魔法の一種なので、特に治療の名手でもあるリズは直ぐに覚えると思います。
すると、この子たちも新魔法を覚えると元気よく手を上げていました。
「僕も、魔法を覚えるよ!」
「「「覚える!」」」
ミカエルにブリット、それにルカちゃんとエドちゃんの回復魔法の使い手もやる気満々でした。
危険な魔法ではないし、王妃様とアリア様も特に問題ないと言ってくれました。
「というか、騒いだらそのものをこっそりとゲート魔法でどこか別の場所に飛ばすのもありね」
「貴族家取り潰しにリーチがかかっているのですから、ゲート魔法で牢屋に送っても良さそうですわ」
というか、王妃様とアリア様が一番過激な方法を考えていた。
ゲート魔法だったら、スラちゃんでなくてもポッキーとかが使えます。
いずれにせよ、こういう魔法が使わなくて済むことを祈るばかりです。
ちなみに、卒業間近の最上級生は卒業後の進路が決まっていない人以外はお昼前に授業終了です。
その為、最近のルーカスお兄様は学園終わりに着替えたら国王執務室の僕の隣の席でお仕事をしています。
「うーん、私も実際に入園試験の実技試験で相手をしたから分かるが、何もかもがあまりにも酷いものだった。そういうものは、時として予想もつかないことをするからなあ……」
ルーカスお兄様は、腕を組みながらうーんと悩んでしまった。
あのぽっちゃり君たちは、入園試験の実技試験でよりによってルーカスお兄様に改造した木剣で挑むほどなんだよなあ。
親も説明会の時に受付で大騒ぎしていたし、父親の元ガッシュ男爵に至っては軍の視察団に喧嘩を売って強制当主交代になったもんなあ。
本当にギリギリ貴族でいられるレベルなのに、なんでそんなに威張っていられるのか本当に不思議です。
「式典中に問題を起こして体育館から摘出したとしても、入口で大騒ぎをするのは目に見えている。いっそのこと入園式出禁にしても、後々で揉めてくる。何をしても揉める未来しか想像つかない」
「そうですわね。私たちの同級生にはいないタイプですわ」
ルーカスお兄様が苦笑しながら未来予想を語ったけど、一緒にいるアイビー様も同じく苦笑しながら意見を言いました。
つまり、どうしようもならないというのが答えみたいです。
それじゃ駄目じゃんと思ったけど、あることを思いつきました。
「えーっと、確か回復魔法の一種に興奮を沈静化させるものがあったはずです。その魔法を、こっそりと関係者にかけるってのはどうでしょうか」
「アレクのは、一案として考慮しよう。問題は、式典中どうやってその沈静化をする魔法をあの連中にかけるかだな」
陛下も一案として考えてくれたけど、僕やリズが席を移動して魔法を放つ訳にはいきません。
どうしようかなと思ったら、ビシッと触手を上げたスライムがいました。
「そっか、スラちゃんなら式典中でもこっそりと移動できるもんね」
スラちゃんは、その特殊な魔法の修得まで任せろと意気込んでいました。
対して、攻撃魔法しか使えないプリンはかなり悔しそうにしていました。
スラちゃんは睡眠魔法も習得済みなので、場合によってはこっそりと眠らせることもできます。
しかし、それは最終手段としておきましょう。
そして、卒園式を入園式の警備のテストとすることも決定しました。
「普通は、ルーカスお兄様の卒園式の方が警戒すべき事案なんですけどね」
「こればかりは仕方ないだろう。とにかく、警備の良い事例としてやるだけのことはやろう」
ルーカスお兄様も、もはやお手上げって素振りをしていました。
僕としては、警備の方針が決まっただけでも安心材料になります。
ということで、昼食時にリズとエレノアにも話をすることにしました。
「そういう新魔法なら、リズも直ぐに覚えられそうだよ!」
「エレノアもなの。新しい魔法を覚えるよ」
二人とも、新魔法を覚える気満々ですね。
状態異常回復魔法の一種なので、特に治療の名手でもあるリズは直ぐに覚えると思います。
すると、この子たちも新魔法を覚えると元気よく手を上げていました。
「僕も、魔法を覚えるよ!」
「「「覚える!」」」
ミカエルにブリット、それにルカちゃんとエドちゃんの回復魔法の使い手もやる気満々でした。
危険な魔法ではないし、王妃様とアリア様も特に問題ないと言ってくれました。
「というか、騒いだらそのものをこっそりとゲート魔法でどこか別の場所に飛ばすのもありね」
「貴族家取り潰しにリーチがかかっているのですから、ゲート魔法で牢屋に送っても良さそうですわ」
というか、王妃様とアリア様が一番過激な方法を考えていた。
ゲート魔法だったら、スラちゃんでなくてもポッキーとかが使えます。
いずれにせよ、こういう魔法が使わなくて済むことを祈るばかりです。
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