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第三十二章 新入生
千百二十二話 質問タイムです
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「では、質問タイムに入ります。訓練場だけでなく、学園生活のことでも質問を受け付けます」
「何でも答えるよー!」
「「「はい!」」」
僕だけでなくリズも質問に答えると言うと、見学者は元気よく手を挙げました。
しかし、質問の内容は僕もビックリするものでした。
「あの、アレク先輩とリズ先輩は『双翼の天使様』っていうのは本当ですか?」
「アレク様は、現役の副宰相って本当ですか?」
「お兄様に聞いたのですけど、お二人が本気で戦うと学園が崩壊するって本当ですか?」
まさかの、僕とリズに関する質問ばっかりでした。
何でも質問していいと言ったけど、うーんどうしようかな?
「あのね、全部本当だよ! リズとお兄ちゃんは、小さい頃からそんな二つ名で呼ばれていたよ。お兄ちゃんは、学園担当の副宰相なんだ。それで、リズとお兄ちゃんが本気出すと、多分学園は一瞬で壊れちゃうかも……」
「「「おおー!」」」
どうしようかなと思っていたら、リズが普通に答えちゃいました。
見学者はリズの返答に大盛り上がりだけど、もう少し説明しないと。
「あの、僕とリズの話ではなくて訓練場や学園生活の質問をお願いします」
「「「えー」」」
あの、何で他の質問にって言うと、リズとスラちゃんも混じってブーイングするのよ……
結局、色々な説明をして次のところに行ってもらいました。
そして、その後にやってきた見学者も、何故か僕とリズのことについて質問してきました。
付き添いの生徒会役員曰く、他のところでは普通に質問しているそうです。
何でだろうって思ったら、一番最後にやってきたイヨが色々と教えてくれた。
「アレクとリズに、みんな興味津々。目の前に、憧れの『双翼の天使様』がいるから。私も、いっぱい質問された」
「「「うんうん」」」
イヨの返事に一緒にいた見学者が激しく同意していたけど、どうやら僕とリズは貴族子弟や平民関係なく憧れの対象らしいです。
なので、僕とリズが学園に通っているから今年は見学者が多くなったそうです。
これには、ティナおばあさまとオカマさんも思わず苦笑いしています。
「私にも、いっぱい質問きたよ。昔アレク君とリズちゃんが私を助けてくれたと言ったら、凄い羨ましいって言われちゃった」
そういえば、ポートコールの町でミリアのことを救出したもんね。
まるでお姫様を救出したと言っている人がいるけど、ミリアは常人離れした美人だからそう思われるかもしれないね。
そして、見学者は総じて良い人ばっかりだった。
中にはいきがっているのもいたけど、この程度なら全然許容範囲内です。
僕たちの時のぽっちゃり君みたいに、大問題を起こす訳じゃないもんね。
こうして、何とか今日の説明は終わり、僕とリズとサンディは後片付けをしてから体育館に戻りました。
すると、体育館に戻った見学者からこんな質問がありました。
「その、アレク先輩はどのくらい頭が良いんですか?」
うーん、中々答え難い質問ですね。
どうしようかと考えていたら、またまた他の人が答えてくれた。
「お兄ちゃんは、この前のテスト全教科満点だったよ。先生みたいに詳しいんだよ」
「弟くんは、最上級生の勉強もできるわ。そもそも官僚試験に合格しているし、大人と対等に渡り合えるわよ」
「「「おおー!」」」
リズとルーシーお姉様が普通に返答したら、またまた見学者から大きな声が上がっていた。
せめて、リズやエレノアもどうですかって聞かないと。
その後も何故か僕に関する質問ばかりで、しかも全部他の人が返事していました。
こうして、見学会は何とかおわったのだけど、僕は精神的に疲れちゃいました。
まさか、ここまで僕に質問がくるとは思いませんでした。
でも、せっかく慕ってくれるのだから、無下にはできないもんね。
「何でも答えるよー!」
「「「はい!」」」
僕だけでなくリズも質問に答えると言うと、見学者は元気よく手を挙げました。
しかし、質問の内容は僕もビックリするものでした。
「あの、アレク先輩とリズ先輩は『双翼の天使様』っていうのは本当ですか?」
「アレク様は、現役の副宰相って本当ですか?」
「お兄様に聞いたのですけど、お二人が本気で戦うと学園が崩壊するって本当ですか?」
まさかの、僕とリズに関する質問ばっかりでした。
何でも質問していいと言ったけど、うーんどうしようかな?
「あのね、全部本当だよ! リズとお兄ちゃんは、小さい頃からそんな二つ名で呼ばれていたよ。お兄ちゃんは、学園担当の副宰相なんだ。それで、リズとお兄ちゃんが本気出すと、多分学園は一瞬で壊れちゃうかも……」
「「「おおー!」」」
どうしようかなと思っていたら、リズが普通に答えちゃいました。
見学者はリズの返答に大盛り上がりだけど、もう少し説明しないと。
「あの、僕とリズの話ではなくて訓練場や学園生活の質問をお願いします」
「「「えー」」」
あの、何で他の質問にって言うと、リズとスラちゃんも混じってブーイングするのよ……
結局、色々な説明をして次のところに行ってもらいました。
そして、その後にやってきた見学者も、何故か僕とリズのことについて質問してきました。
付き添いの生徒会役員曰く、他のところでは普通に質問しているそうです。
何でだろうって思ったら、一番最後にやってきたイヨが色々と教えてくれた。
「アレクとリズに、みんな興味津々。目の前に、憧れの『双翼の天使様』がいるから。私も、いっぱい質問された」
「「「うんうん」」」
イヨの返事に一緒にいた見学者が激しく同意していたけど、どうやら僕とリズは貴族子弟や平民関係なく憧れの対象らしいです。
なので、僕とリズが学園に通っているから今年は見学者が多くなったそうです。
これには、ティナおばあさまとオカマさんも思わず苦笑いしています。
「私にも、いっぱい質問きたよ。昔アレク君とリズちゃんが私を助けてくれたと言ったら、凄い羨ましいって言われちゃった」
そういえば、ポートコールの町でミリアのことを救出したもんね。
まるでお姫様を救出したと言っている人がいるけど、ミリアは常人離れした美人だからそう思われるかもしれないね。
そして、見学者は総じて良い人ばっかりだった。
中にはいきがっているのもいたけど、この程度なら全然許容範囲内です。
僕たちの時のぽっちゃり君みたいに、大問題を起こす訳じゃないもんね。
こうして、何とか今日の説明は終わり、僕とリズとサンディは後片付けをしてから体育館に戻りました。
すると、体育館に戻った見学者からこんな質問がありました。
「その、アレク先輩はどのくらい頭が良いんですか?」
うーん、中々答え難い質問ですね。
どうしようかと考えていたら、またまた他の人が答えてくれた。
「お兄ちゃんは、この前のテスト全教科満点だったよ。先生みたいに詳しいんだよ」
「弟くんは、最上級生の勉強もできるわ。そもそも官僚試験に合格しているし、大人と対等に渡り合えるわよ」
「「「おおー!」」」
リズとルーシーお姉様が普通に返答したら、またまた見学者から大きな声が上がっていた。
せめて、リズやエレノアもどうですかって聞かないと。
その後も何故か僕に関する質問ばかりで、しかも全部他の人が返事していました。
こうして、見学会は何とかおわったのだけど、僕は精神的に疲れちゃいました。
まさか、ここまで僕に質問がくるとは思いませんでした。
でも、せっかく慕ってくれるのだから、無下にはできないもんね。
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