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第三十二章 新入生
千百二十五話 二ヵ所で奉仕活動開始!
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翌日、僕たちは一旦王城に集まってから大教会に向かいました。
ミカエルたちが大教会で奉仕活動をするので、最初に集まりました。
実は、サキさんたちも大教会での炊き出しを手伝ってくれることになったので、結構人手は増えました。
なので、ルーカスお兄様たちも僕たちと一緒にスラム街の教会での奉仕活動を行うことになりました。
ちなみに、スラちゃんたちは昨晩の調査で怪しいところを複数見つけたそうなので、今朝も少し休んだら再び偵察活動に入るそうです。
そのため、僕たちも少し派手に奉仕活動を行って人の目を集めることで、スラちゃんたちが偵察しやすいようにします。
もちろん、職員による情報収集も行うけどね。
シュイン、ぴかー!
「グルル……」
「はあ? 飛竜が回復魔法を使ったぞ?」
「「「おおー!」」」
そして、別の意味で驚くことがありました。
なんと、飛竜のドラちゃんが回復魔法を使っていたのです。
これには、治療を受けていた冒険者も見守っていたミカエルたちも思わずびっくりしていました。
しかし、ドラちゃんが治療するとなると迫力が全然違います。
町の人も、まさか飛竜が回復魔法を使うとは思わないもんね。
もっとも、ドラちゃん自身はいつもマジカルラットに怒られている姿が有名になっています。
それに、ティナおばあさまに加えてアリア様も手伝ってくれることになったので、保護者役もバッチリです。
「じゃあ、何かあったらティナおばあさまかアリア様に言うんだよ」
「「「はーい!」」」
ということで、僕たちはスラム街の教会にゲートを繋いで向かいました。
ティナおばあさまとアリア様も、ここは任せてと言ってくれました。
僕たちも、スラム街の教会に着いたら早速奉仕活動の準備を始めます。
「今日は話を聞くのも重要なお仕事だから、みんなも頑張ってね」
「「「はい!」」」
僕は炊き出しの準備をしながら、サンディたちに声をかけました。
軍の新兵も来ているので、研修を兼ねてスラム街の人から情報を集めます。
リズとエレノアは既に治療を開始していて、アイビー様も一緒にスラム街の人の治療をしています。
ルーカスお兄様はとても器用なので、兵に指示を出しながら炊き出しの準備をしています。
トトトトトトン、トトトトトトン。
「相変わらず、弟くんは凄いわね。一人で炊き出しの準備を終えちゃいそうだよ」
聞き込み班のルーシーお姉様が、身体能力強化魔法を全開にして料理をしている僕のことを苦笑しながら見ていました。
このくらいなら、スラちゃんでもできそうな気がするよ。
ちなみに犯罪者確保のための遊撃班も、ポニさんたちを中心に活動しています。
大教会でも稼働しているけど、特に重犯罪者を中心に捕まえています。
そして、スラム街で奉仕活動を行えばこんなことも起きます。
「お腹すいた……」
「あら、ご家族はいるかしら?」
「誰もいない……」
スラム街に住んでいる孤児が、食事を求めてやってきました。
とはいえ、このくらいは予測済みなので直ぐにルーシーお姉様が対応してくれました。
大教会の孤児院に空きがあるので、体を生活魔法で綺麗にしたら後ほどまとめてゲートで大教会に送ります。
「それにしても、スラム街の廃墟が段々少なくなってきましたね」
「衛星都市に住み始めている者も増えてきたからな。こうして、スラム街も徐々に規模を縮小しているのは治安の面からも好ましいことだ」
僕とルーカスお兄様は、スラム街を見渡しながら炊き出しの仕込み作業を続けていました。
一気にスラム街がなくなるわけじゃないけど、こうして徐々に住みやすい町になるのは良いことですね。
ポニさんたちも張り切って悪い人たちを見つけていたけど、思ったよりも数は多くありません。
こんな感じで、午前中は何事もなく進んで行きました。
ミカエルたちが大教会で奉仕活動をするので、最初に集まりました。
実は、サキさんたちも大教会での炊き出しを手伝ってくれることになったので、結構人手は増えました。
なので、ルーカスお兄様たちも僕たちと一緒にスラム街の教会での奉仕活動を行うことになりました。
ちなみに、スラちゃんたちは昨晩の調査で怪しいところを複数見つけたそうなので、今朝も少し休んだら再び偵察活動に入るそうです。
そのため、僕たちも少し派手に奉仕活動を行って人の目を集めることで、スラちゃんたちが偵察しやすいようにします。
もちろん、職員による情報収集も行うけどね。
シュイン、ぴかー!
「グルル……」
「はあ? 飛竜が回復魔法を使ったぞ?」
「「「おおー!」」」
そして、別の意味で驚くことがありました。
なんと、飛竜のドラちゃんが回復魔法を使っていたのです。
これには、治療を受けていた冒険者も見守っていたミカエルたちも思わずびっくりしていました。
しかし、ドラちゃんが治療するとなると迫力が全然違います。
町の人も、まさか飛竜が回復魔法を使うとは思わないもんね。
もっとも、ドラちゃん自身はいつもマジカルラットに怒られている姿が有名になっています。
それに、ティナおばあさまに加えてアリア様も手伝ってくれることになったので、保護者役もバッチリです。
「じゃあ、何かあったらティナおばあさまかアリア様に言うんだよ」
「「「はーい!」」」
ということで、僕たちはスラム街の教会にゲートを繋いで向かいました。
ティナおばあさまとアリア様も、ここは任せてと言ってくれました。
僕たちも、スラム街の教会に着いたら早速奉仕活動の準備を始めます。
「今日は話を聞くのも重要なお仕事だから、みんなも頑張ってね」
「「「はい!」」」
僕は炊き出しの準備をしながら、サンディたちに声をかけました。
軍の新兵も来ているので、研修を兼ねてスラム街の人から情報を集めます。
リズとエレノアは既に治療を開始していて、アイビー様も一緒にスラム街の人の治療をしています。
ルーカスお兄様はとても器用なので、兵に指示を出しながら炊き出しの準備をしています。
トトトトトトン、トトトトトトン。
「相変わらず、弟くんは凄いわね。一人で炊き出しの準備を終えちゃいそうだよ」
聞き込み班のルーシーお姉様が、身体能力強化魔法を全開にして料理をしている僕のことを苦笑しながら見ていました。
このくらいなら、スラちゃんでもできそうな気がするよ。
ちなみに犯罪者確保のための遊撃班も、ポニさんたちを中心に活動しています。
大教会でも稼働しているけど、特に重犯罪者を中心に捕まえています。
そして、スラム街で奉仕活動を行えばこんなことも起きます。
「お腹すいた……」
「あら、ご家族はいるかしら?」
「誰もいない……」
スラム街に住んでいる孤児が、食事を求めてやってきました。
とはいえ、このくらいは予測済みなので直ぐにルーシーお姉様が対応してくれました。
大教会の孤児院に空きがあるので、体を生活魔法で綺麗にしたら後ほどまとめてゲートで大教会に送ります。
「それにしても、スラム街の廃墟が段々少なくなってきましたね」
「衛星都市に住み始めている者も増えてきたからな。こうして、スラム街も徐々に規模を縮小しているのは治安の面からも好ましいことだ」
僕とルーカスお兄様は、スラム街を見渡しながら炊き出しの仕込み作業を続けていました。
一気にスラム街がなくなるわけじゃないけど、こうして徐々に住みやすい町になるのは良いことですね。
ポニさんたちも張り切って悪い人たちを見つけていたけど、思ったよりも数は多くありません。
こんな感じで、午前中は何事もなく進んで行きました。
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